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【唯信◆2023(令和5)年 12月号{ 十方衆生のためにとて 如来の法蔵あつめてぞ 本願弘誓に帰せしむる 大心海を帰命せよ }- 浄土和讃- ❝心に慈慧の響きと平安をーNAMOWAMIDABUCHI❞ from‟Song & BowzuMan”{北條不可思:法名:釋難思}


♦❖♦唯信:九坊院より言の葉だより♦❖♦​
💎和讃の時間;Time of WASAN 💎
​2020-2023​​​​​

Me​ssage from KUBOUIN


❝白道の願船❞『野の聖』
1986年  Drawing By Fukashi Hojo :cassie 
知人曰く: 「陽の沈む西方に向かう白道を歩いているようにも、
船に乗り海を渡り西方に向かっているようにも見える」そうだ。
野聖物語★★★親鸞聖人
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-243.html
北條不可思 浄土真宗本願寺派 
《本山 西本願寺♦首都圏 築地本願寺》
広島・呉市:蓮向寺 住職
{安芸教区安芸南組}

Silk Road; photographCopyright © DAIJI HOJO JAPON
敦煌;絹の道 仏様の道 
撮影;北條大慈  北條大慈 浄土真宗本願寺派 
《本山 西本願寺♦首都圏 築地本願寺》
神奈川:相模原市:蓮向寺 住職 
{東京教区神奈川組}

《唯信:九坊院より言の葉だより》

♢2020-2023♢

唯信◆2023(令和5)年12月号

♦🔶♦唯信:九坊院より言の葉だより♦🔶♦
​&​​​​
♢和讃の時間;Time of WASAN ♢​
2020-2023​​
​​​Me​ssage from KUBOUIN

このメッセージレターは、北條不可思が住職をつとめる
浄土真宗本願寺派 眞信山 蓮向寺【相模原市當麻九坊院】
有縁の方々にお送りいたしました通信です。

九坊院より言の葉だより♦
2020-2023

唯信◆2023(令和5)年12月号

謹みて いよいよ年の瀬、師走となりました。有縁の皆様におかれましてはお念仏ご相続の事と拝察申し上げます。
 先日11月23日には、世界がコロナ・ウイルスのパンデミックとなって以来控えて参りました本堂での法要をお勤め致しました。世の中が『ふつう』を取り戻していくスピードには遠く及びませんが、やはり『報恩講』の法要が幕開けとなりました。天候にも恵まれて人々が集い、親鸞聖人さまが勧めて下さる阿弥陀如来さまの大慈悲心を共々にお聴聞させて頂く御法縁の尊く有難い事を改めて深く静かに喜ばせて頂きました。ミニ法話コンサート・18ミニッツも復活です。期待感より不安ばかり募る準備期間でしたが今は安堵しております。

十方衆生のためにとて      
 (じっぽうしゅじょうのためにとて)

如来の法蔵あつめてぞ       
(にょらいのほうぞうあつめてぞ)

本願弘誓に帰せしむる      
 (ほんがんぐぜいにきせしむる)

大心海を帰命せよ        
 (だいしんかいをきみょうせよ)

- 浄土和讃-

【意訳】浄土の聖者(しょうじゃ)がたはすべての世界のもののために、あらゆる仏がたの功徳をその身にそなえ、阿弥陀仏の本願を勧めてくださっている。海のように大いなる慈悲の心をそなえている大心海に帰命するがよい。          

(出典『三帖和讃』浄土真宗本願寺派編)
 *
 御和讃をひとりでご拝読している時、〝すうっ〟と言葉に宿る御心が我が身にしみこんでくる感覚を得る事がありますが、今月の一首もそのような気持ちをもたらして下さいます。親鸞聖人さまが直接にご本願に帰命するよう勧めてくださっている声が聞こえるような、今まさに書き終えたばかりの墨の香がにおい立つような紙を手渡されたようなワクワクするような気持ちです。とても個人的な感想で恐縮です。
 このような気持ちは、
前住職である父との会話を彷彿とさせます。お念仏に生きた親鸞さまのお覚悟を、『歎異抄』から引用していた父の声を思い出します。とくに、第二章の「いづれの行もおよびがたき身なれば、とても地獄は一定(いちじょう)すみかぞかし。(意訳/どんな修行もできないこのわたしですから、結局私の行先は地獄よりほかはないのであります。)」に続く、「弥陀の本願まことにおはしまさば、釈尊の説教虚言(きょごん)なるべからず。仏説まことにおはしまさば、善導の御釈虚言したまふべからず。善導の御釈まことならば、法然の仰せそらごとならんや。法然の仰せまことならば、親鸞がもうすむね、またもつてむなしかるべからず候ふか。(意訳/もし、阿弥陀如来のご本願がまことであるなら、釈尊のご説法にいつわりはありますまい。釈尊のご説法がほんとうなら、善導大師のご解釈もまちがいではないはずです。善導大師のご解釈がまことなら、法然上人の仰せがどうしてうそでありましょう。そして法然上人の仰せがまことなら、この親鸞が申すことも、決して、うそいつわりではないでしょう。)」
(いずれも『歎異抄』本願寺出版社より抜粋)を大切にしていました。
 親鸞さまは、ご自身が出遇われた阿弥陀如来さまの本願弘誓のお救いを伝えるためにご生涯を捧げただひたすらにひとすじの〝白道〟を歩まれ、今もなお、十方衆生の一人である「この私」に「あなたをこそ浄土へと生まれさせようと阿弥陀さまから願われている身ですよ」と教え導いて下さっています。真に尊く有難い限りです。

      
合掌称佛

                    住職  北條不可思


♦唯信:九坊院より言の葉だより♦

このメッセージレターは、北條不可思が住職をつとめる

浄土真宗本願寺派眞信山 蓮向寺

【相模原市当麻・九坊院】 有縁の方々にお送りいたしました通信です。



『弥陀の仏の白き道』

2009年作2016年再録

Official recording track
作詩・作曲・歌 北條不可思
《法名釋難思》
WRITTENBY :FUKASHI HOJO


はじめに誰が名付けたか
人には心の命があり
心の闇を破るには
智慧の灯を迎えよう
明日はないと思えども
さぁぁ この今を如何せん
さぁぁ この今を さぁぁ 如何せん
弥陀の仏と歩く道
闇夜にフツと現れる
弥陀の願いの白き道
共に歩くは あぁ弥陀の道
おわりに誰が名付けたか
人には心の命があり
心の闇を破るには
明日はないと思えども
さぁぁ この今を如何せん
さぁぁ この今を さぁぁ 如何せん
弥陀の仏と歩く道
闇夜にフツと現れる
弥陀の願いの白き道
共に歩くは あぁ弥陀の道

Copyright©2009 renewed 2016 by Special JION Music


琵琶演奏 中村久美氏《女優》

(2017年収録)

{}​​​第45回ヨコハマ映画祭助演女優賞受賞​​{}

(2023年)

🔶


『悲嘆と歓喜』

HITAN TO KANGI

(2023年作)

{Basic recording track}

詩・曲 北條不可思

献歌呈上:長倉洋海氏(写真家)

見上げた 空が深すぎて 涙(悲嘆と喜歓)の叫びが止まらない
広大無辺の慈悲の杓 円に命を掬い取る
路地の片隅に樹つ  ねじれた木の影ひとつ
踏ん張って 吹く風に葉の帆を張って
恒河に沈む砂の数 儚きうつつの夢の数
嘆くとも 限りなく  果てしなき 歓びの詩

未来の 地図に目もくれず 暦の数をかき混ぜる
瞬きひとつで旅をする 時空を 包む月の影
路地の片隅に樹つ ねじれた木の影ひとつ
踏ん張って 吹く風に葉の帆を張って
恒河に沈む砂の数 儚きうつつの夢の数
嘆くとも 限りなく  果てしなき  歓びの詩

路地の片隅に樹つ ねじれた木の影ひとつ
踏ん張って 吹く風に葉の帆を張って
恒河に沈む砂の数 儚きうつつの夢の数
嘆くとも 限りなく  果てしなき  歓びの詩
嘆くとも 限りなく 果てしなき  歓びの詩

Copyright © 2023 by Special JION Music
Fantasia Records de JION Music Factory

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『慈音の鐘と歎異抄そして遊牛の詩』

慈音の鐘:北條慈音(ベル)
歎異抄 第三条:三國連太郎(朗読)
遊牛の詩:北條不可思♢法名:釋難思(歌)

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「​新しい領​​​​​​​​​解文(浄​土真宗のみ教え)」の幻影 ​​​​​​​​​
​​​​{御影向​の眼差し}

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💎唯信◆2023(令和5)年12月月号💎


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❖和讃の時間;Time of WASAN❖

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『浄土和讃』より

十方衆生のためにとて 如来の法蔵あつめてぞ
 本願弘誓に帰せしむる 大心海を帰命せよ

十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなはし
摂取してすてざれば阿弥陀となづけたてまつる

諸仏の護念証誠は 悲願成就のゆゑなれば
金剛心をえんひとは 弥陀の大恩報ずべし

清風宝樹をふくときはい つつの音声いだしつつ
宮商和して自然なり 清浄勲を礼すべし

平等心をうるときを 一子地となづけたり
一子地は仏性なり 安養にいたりてさとるべし

若不生者のちかいゆゑ 信楽まことにときいたり
一念慶喜するひとは 往生かならずさだまりぬ

たとひ大千世界に みてらん火をもすぎゆきて
仏の御名をきくひとは ながく不退にかなふなり

自利利他円満して 帰命方便巧荘厳
こころもことばもたえたれば 不可思議尊を帰命せよ

一々のはなのなかよりは 三十六百千億の
光明てらしてほがらかに いたらぬところはさらになし

染香人このその身には 香気あるがごとくなり
これをすなはちなづけてぞ 香光荘厳ともうすなり


『高僧和讃』より

尽十方の無礙光は 無明のやみをてらしつつ
一念歓喜するひとを かならず滅度にいたらしむ

本師源信ねんごろに 一代仏教のそのなかに
念仏一門ひらきてぞ 濁世末代をしへける

真の知識にあふことは かたきがなかになほかたし
流転輪廻のきはなきは 疑情のさはりにしくぞなき

濁世の起悪造罪は 暴風駛雨にことならず
諸仏これらをあはれみて すすめて浄土に帰せしめり

五濁悪世の衆生の 選択本願信ずれば
不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみてり

☛西路を指授せしかども 自障障他せしほどに
曠劫以来もいたづらに むなしくこそはすぎにけれ

☛弘誓のちからをかぶらずは いづれのときにか娑婆をいでん
 仏恩ふかくおもひつつ つねに弥陀を念ずべし

生死の苦海ほとりなし ひさしくしづめるわれらをば
 弥陀弘誓のふねのみぞ のせてかならずわたしける

罪障功徳の体となる こほりとみづのごとくにて
こほりおほきにみづおほし さはりおほきに徳おほし

名号思議ふの海水は 逆謗の屍骸もとどまらず
衆悪の万川帰きしぬれば 功徳のうしほに一味なり

男女貴賤ことごとく 弥陀の名号称するに
行住座臥もえらばれず 時処諸縁もさわりなし

本願力にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし

久遠劫よりこの世よまで あはれみましますしるしには
仏智不思議につけしめて 善悪・浄穢もなかりけり

無礙光の利益より 威徳広大の信をえて
かならず煩悩のこほりとけ すなはち菩提のみづとなる


『正像末和讃』より

往相回向の大慈より還相回向の大悲をう
如来の回向なかりせば浄土の菩提はいかがせん

『弥陀智眼の広海に 凡夫善悪の心水も
帰入しぬればすなはちに 大悲心とぞ転ずなる』

『弥陀の本願信ずべし  本願信ずる人はみな
摂取不捨の利益にて 無上覚をばさとるなり』


『不思議の仏智を信ずるを  報土の因としたまへり
信心の正因うることは  かたきがなかになほかたし』

如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も ほねを砕きても謝すべし

無明長夜の灯炬なり 智眼くらしとかなしむな
生死大海の船筏なり 罪障おもしとなげかざれ

末法五濁の有情の 行証かなはぬときなれば
釈迦の遺法ことごとく 竜宮にいりたまひにき

正像末の三時には 弥陀の本願ひろまれり
像季・末法のこの世には 諸善竜宮にいりたまふ

弥陀智願の広海に 凡夫善悪の心水も
帰入しぬればすなはちに 大悲心とぞ転ずなる

仏智うたがふつみふかし この心おもひしるならば
くゆるこころをむねとして 仏智の不思議をたのむべし

弥陀・観音・大勢至 大願のふねに乗じてぞ
生死のうみにうかみつつ 有情をよぼうてのせたまふ

弥陀大悲の誓願をふかく信ぜんひとはみな
ねてもさめてもへだてなく南無阿弥陀仏をとなふべし

他力の信心うるひとを うやまひおほきによろこべば
すなはちわが親友ぞと 教主世尊はほめたまふ

煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり


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