企業キャンペーンに行ってきた
※自分の備忘録用に書いているだけです。だらだらと長くてすみません。
2024年12月4日、カシオの「Privia 20th Anniversary Showcase」というイベントに行ってきた。Priviaという電子ピアノが誕生してから今年で20周年ということで、国外3か所でキャンペーンを開催、その最終開催日が今日とのこと。そこで角野隼斗・菊池亮太・浪岡真太郎という豪華ゲストによるライブが開かれるという。角野隼斗FC会員から150名、Privia新規購入者から50名が抽選で招待された。その他にプレスや楽器店などの関係者も数十人招待されていたようだ。いつになくおっさん率の高いギャラリーであった。
事前にFCから案内メールが来て、フォームから応募した。平日の真昼間で当日まで3週間しかなかったので、競争率がどれくらいだったんだろう。
厳選なる抽選とあったけど、応募フォームの内容から推察するとやっぱりPriviaを持っている人にアドバンテージがあったんじゃないかなと思った(個人的な感想です)。うちにも2世代前のがあるけど、最近全然弾いてないや。
場所は日本橋三越の向かいにある、コレド室町1という商業施設の中にある日本橋三井ホール。受付では身分証明書と、当選メールに添付されていた画像をスマホで提示することになっていた。これ当選者が本名でリスト化されていてそれを確認した受付スタッフから座席カードをもらうんだけど、200名以上を突き合わせるのって大変なんじゃないかなと思った。
カシオの若手社員らしいスタッフが大勢いた。
ホワイエ(っていってもそんなに広くない)には前段階のデザインのモックアップや、記念撮影ができるように最新のPriviaがしつらえてあった。私は早めに中に入ったので、ちゃっかり我が子くらいの年齢の社員のお兄さんにスマホを渡して撮ってもらった。
会場内には前方にパイプ椅子が並べられていて、通路を挟んで後方は階段状になった可動式の座席になっていた。普段壁際に畳んであって使う時にガーっと引っ張り出すタイプのやつ。受付スタッフが、本日の会場はシアター形式になっておりまして…と言っていたのに納得した。
ステージにはおしゃれなリビングルーム風のセットが組まれている。スクリーンには角野さん菊池さんPenthouseの映像が流れている。待っている間に両隣に話しかけようかと思ったけど、なかなかできない…。今回FC会員本人だけ連れは無し、という制約もあって皆さん静かに待ってるね。私は今回もメモ帳とボールペンを持ってスタンバイ。
開演時間を少しオーバーして、女性司会者が演壇に立ちイベントが始まった。まずはカシオ関係者による挨拶から。
挨拶だけじゃなかった。楽器統轄部統轄部長M氏、デザイン開発統轄部統轄部長N氏(ついメモってしまった)による会社説明や、Priviaの開発経緯などのプレゼンテーションだ。スクリーンにスライドが表示されていく。
…これ、プレスや関連企業に向けてのプレゼンだよね。平日の昼間に行われるのも、そりゃ呼ぶ方も呼ばれる方も会社の仕事中だもんね。目の前にいるのって、一流企業のエリートビジネスマンだよね。デザインN氏なんてタートルネックにジャケット姿でいかにもプロダクトデザイナー然としてて、うわあカッケー笑
ということでおばさん、この場にいていいのか?と思ってしまった。いやはや世界が違いすぎてニヤニヤしてしまった。
プレゼン終わってステージ暗転、上手から角野さんが現れて中央の黄色いPriviaの前に座った。
そこでちょっと予想以上のボリュームでドーンと弾き始めたクリスマスソング。これなんだっけ、と思ったらXでセットリストを上げてくださった方がいた。ありがとうございます、「そりすべり」だそうです。
演奏が終わってご本人から挨拶。Priviaを使い始めて5年くらい…とこの楽器との思いを語る。
本体タッチパネルをちょいちょいと操作して、指を鳴らして弾き始めたのがカプースチンの「トッカティーナ」。これも爆音で低音の振動が伝わってくる。
次は「After Dawn」でしっとりと。
コロコロしたエレクトリックピアノの音色で始まったのが「大猫のワルツ」。途中からグランドピアノの音色に変わり、またエレピに変わり、最後にグラピと3回チェンジして演奏終了。
今日の演奏、始めがちょっと乱れていたけどここらへんまでくると本来の調子が戻ってきた感じ。
司会者が登場して、角野さんは中央のソファにふっかりと座る。司会者がご本人の紹介をしている間、客席を見回しているのが見える。ソファに座ったまま、司会者とのやり取りを続ける。Priviaとの付き合いやアンバサダーとしての活動について語り、ここにいることができてうれしいと言葉をつなぐ。
そのあと国外キャンペーン(NYとハンブルク)に出演したことなどを語り、最新機種の魅力を聞かれると、音がいい弾いていて高い満足感があると。世界中のアーティストが取り入れてくれると。
デザインについても日常に調和する、今の時代に合っているスタイル、みたいなことを話していたかな。それはコンセプトの説明でも、部屋の隅ではなくて真ん中に置いても様になるようなピアノ、みたいな話だったと思う。
そうやって聞いていたら司会者が角野さんが座っているソファについてもコメントを始め…タイアップだったんかい。受付でもらった資料、その家具メーカーのカタログだったよ。いやいやいやいや1脚50万円前後のソファって買う人限られるって。
やり取り終わりまして菊池亮太さんが登場。一度角野さんが席を立ったけどまたソファに戻ってくつろいでる。
菊池さんは右側の黒いPriviaの前に座り、演奏を始める。音色はオーケストラっぽい〝わーー〟っていうやつ(わかる?)笑
導入で歓喜の歌が聞こえたかなと思ったら、クイーンの「ボヘミアンラプソディー」につながった。途中途中でパネルを操作して音色を変えながら弾いている。
演奏が終わって司会者が菊池さんの紹介。
菊池さん、僕は音フェチでと言いながらパネルをいじってギターの音色でアドリブ演奏。また切り替えてドラムの音を出す。足の付いてるPriviaは、そんな音まで出せるんだ。次は左側をコントラバス、右側をピアノに切り替えての一人セッション。それを角野さんが面白そうに眺めている。拍手が湧く。
こういうことを菊池さんとやると止まらない、5時間くらいやっちゃいそう、と角野さん。
そして二人の共演ですよ!一年半ぶりくらいの、ジブリコンサートでも弾いた「サンバ・テンペラード」。アイコンタクトしながら息の合った演奏。ジブリコンサートはグランドピアノ2台だったけど、今回は電子ピアノ。フラメンコギターみたいな音色が聞こえてきたりして、また前回とは違った緩急の効いたアレンジだった。
演奏後に二人で握手して、菊池さん早々にステージから姿を消す。…んだけど、ご本人のコメントが欲しかった司会者が呼び戻す。会場笑い。
戻ってきた菊池さん、久しぶりに楽しかった、20周年で呼んでいただいてカシオに感謝今後ともよろしく、と挨拶してまたステージ裏へ戻っていった。
菊池さんが姿を消すと、司会者の紹介のあとにPenthouseの浪岡さんが現れた。さすがにおばさんはPenthouseまで追っかけていないので、浪岡さんの生歌は初めて聴く。動画を初めて見たときは、このお兄さんこんな歌い方をするんだと驚いたもんだ。
挨拶では、ピアノは弾けないけど音は好きでPriviaも持っているとのこと。呼んでいただいてありがとう、とコメント。
なんか、浪岡さんも角野さんも同じ髪型をしておる。
角野さんの伴奏で、「恋に落ちて」。普段なら真帆さんが歌うパートもお一人で、ハイチェアに座ったままでのソウルフルな歌声だった。続いての曲はおばさん存じ上げませんで、「NewYork State of Mind」というタイトルだそうです。
Priviaってグランドピアノの音色だけでもコンサートとかメローとかブライトとかあるんだけど、軽めのこの音はブライトかなーと思った。
演奏終了後、手を振りながら左右に別れて二人がステージから姿を消した。
さすがに企業の発表会だからアンコールも無かろうと思ったところで、国内営業統轄部統轄部長のK氏が締めの挨拶。
終わりかなーと思っていたら、司会者がここで早めのクリスマスプレゼントを、と。開演前に、開演後の撮影録音一切禁止、プレスも動画撮影は禁止、って言っていたのがここで撮影OKが出た。
アンコールで角野さんが再登場。黄色いPriviaの操作を始める。おお、ギャラリー一斉にスマホを掲げて撮影開始。司会者にコメントを求められるも、安心のグダグダが現れてほっとする笑
本当にこの人、いっつもテンションが変わらないよねー。
アンコールは「きよしこの夜」。
静かにまとまった。
その後また全員揃って記念撮影をして、イベントは無事終了となった。予定では1時間とのことだったけど、30分以上オーバーしていた。
あー楽しかったー!今年後半なかなか行きたいコンサートのチケットが取れず(ご本人ずっと国外だし)、9月のFCコンサートから来年のツアーまで間が空いちゃってがっかりしていたので当選してむっちゃ嬉しかったんだ。
関係者の方々、本当にありがとうございました。
すごく贅沢な空間でありました。
せっかくのうちのPriviaも今は箏みたいに畳に直置きでかわいそうなので、純正のオプションの脚を買おうかどうしようか真剣に考え中。
※12月30日追記:結局純正スタンド(黒いやつ)買いました。10kg超えの本体を動かすのは結構大変だったので、やっぱり脚があると断然良い。それからカシオ計算機株式会社公式アカウントさんからスキ頂きました。変な声出た。ありがとうございました。