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ファンミーティングに行ってきた2024
2024年9月2日、角野隼斗 Official Fanclub 8810 presents Hayato Sumino with String Quintet@東京オペラシティコンサートホール(昼の部)に一人で行ってきた。FC有料会員限定のコンサートは今回が二回目。前回はこちら↓
チケットと会員証を見せて中へ入る。武道館グッズが販売されていて、たくさんのファンが列を作っていた。
まあ観客は前回と同じく大半が女性ですな。私のように一人で来ている人が多かったと思う。だけど、隣の人にはなかなか話しかけられないなあ…。
今回の席が1階の後方だったので、ステージは遠かった。双眼鏡は持っていったけど、それほど使うこともなく、もう聴くことに徹しようと思った。
さて、今回はソロではなくてストリングスとの共演。ストリングスは第一バイオリンが成田達輝さん、第二バイオリンが石上真由子さん、ビオラが鈴村大樹さん、チェロがルドヴィート・カンタさん、コントラバスがダニエリス・ルビナスさん。ルビナスさん、遠目に見てもすごく様になってるイケオジ(個人の感想)。
プログラム↓
かすみ草
「ファーストライン」組曲
追憶〜弦楽五重奏版〜
坂本龍一:The Last Emperor(編曲:篠田大介)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
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英雄ポロネーズ
角野さん、成田さん、カンタさんが登場。成田さんがピアノのそばに立ち、カンタさんがピアノの正面に座って音合わせをしたあとに「かすみ草」の演奏。去年はピアノだけだったのが今回は弦が入ってより豊かに。
あー!やっぱりこのホール、こういう演奏ありきだなーと思った。
サロンコンサートみたい。今日はもう目を瞑って聴こう。
演奏が終わって弦の方々だけ退場。黒の上下に白いスタンドカラーシャツの角野さんが、初めての試みでストリングスとの共演の話をする。台風がどうなるか心配だったけどよかったと。昼間なのにこんなにたくさんの方が…って昼間の方がありがたい人は多いのですよ。
話し終わって、あれ?戻ったほうがいいのかなとキョロキョロ。一度舞台袖に戻っていったけど、すぐに再登場してきた笑
次は短編アニメのサントラとして作曲された「ファーストライン」。これはダウンロード購入した。サントラといっても短い曲ばかりなので全部合わせても10分くらい。本編はまだ見てないんだけど、監督が「薬屋のひとりごと」第4話の演出を担当した、ちなさんと聞いてなんとなく察する。この回は他と動きが違ってて印象に残っている。(薬屋面白いよアマプラでもWOWOWでも見られるよ)
そのサントラの曲をさっきのメンバーに石上さん鈴村さんを加えて。
流れるようなメロディーがいいね。爽やかでみずみずしくて。
さらにコントラバス加わりまして「追憶」。今回ストリングス用に編曲されたもの。これチェロやコントラバスの弓を打ち鳴らしてるのか、ピチカートなのかカシッ!という音が鋭く響く。ピアノだけとは違って、なんというか不思議な感覚だった。
次のMCではメンバー紹介。バイオリンの成田さんとは「題名のない音楽会」での出会いについて。当時の「ラスト・エンペラー」の演奏収録もここオペラシティ・コンサートホールで行われたということ。今日、編曲の篠田さんも客席にいらしていることなど。
その「ラスト・エンペラー」の演奏。ゆったりと、中華なエッセンスが入った有名すぎる曲。こういうなだらかな音の動きは弦楽器ならでは。
この作品は友人と映画館で観た。一回観ただけでは話が完全に頭に入っていなくて、断片的に覚えてるだけだ。少年溥儀が開かない扉に苛立って、ペットのハツカネズミを叩きつけるシーンとか、最後に年老いた溥儀が玉座の後ろからコオロギの入った壺を取り出して見せるシーンとか。ジョン・ローンが超絶カッコよかったなあ。まあ、そんなことを思い出しながら聴き入った。
…えっ37年前の映画なの?うそん。
そして最後のショパンコンチェルトの2番。ショパンのコンチェルトは1番が有名だけど、2番も繊細で美しいみたいなコメントをしていたと思う。もともとオーケストラの曲をピアノと弦×5にアレンジした作品。元々がどの楽器に対応しているか注目してほしいと、そんなこと話してたかな。
なんだけど、素人のおばさんは原曲を知らないので…いや申し訳ない。
第一楽章が終わったところでうっかり拍手してしまった。あ、これ協奏曲じゃん3番目が終わるまで拍手しないやつ。
と、失態を晒したんだけど、演奏は素晴らしかった。まさに、
ミニマムなオーケストラ。
必要最低限の構成要素で紡がれた音。ふわああ、これで成り立つんだと。
盛大な拍手が贈られた。
カーテンコールの後に、角野さん一人が手に穴の空いた箱を持って登場。
まず来年のツアー〝Human Universe〟決定の報告があった。一か所でいいから行きたいな。私は、もう演奏会のチケットをとっていなくて円盤の発売を待つだけなんだ。
そしてさっきの箱の中には今日のチケットの半券が入っていて、抽選会を行うという。イタリア土産やサイン入りポストカードが10名の方に当たり、それぞれからアンコールのリクエストも募った。いくつか希望が出たけど、結局「英雄ポロネーズ」の演奏になった(夜の部は複数曲のメドレーになったらしい)。
ホールで聴く英雄ポロネーズ、やっぱり王道。
弦の皆さん含めてのカーテンコール。
普段のリサイタルと雰囲気が違って新鮮だった。耳福。
◆◆◆
最後のスタオベの時に、ステージへ走り寄って角野さんにプレゼントを手渡した女性がいた。ご本人、ちょっと戸惑った表情を浮かべたけど受け取っていた。さすがにあの場では突っ返せないよねえ。あー、これは今後何かしらの注意喚起があるだろうなーと思った。コロナでそういう風習は無くなったと思っていたんだけど。
SNSで流れてきて知ったけど、夜の部ですでにそういうのお断りというアナウンスがあったそうだ。対応早い。
角野さん、イープラスさん、今回もご尽力ありがとうございました。会員限定のコンサートなのにわざわざ美麗なプログラムを作っていただいて、それが手元に残るのが嬉しいです。
それと、複数のフォトグラファーが関わっているから難しいかもしれないけれど、いつの日か角野さんの写真展を開催していただけると幸甚に存じます。
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