趣味について思うこと
しゅみ【趣味】①一定の修練を経た後、味わえる、そのものの持つおもしろみなど。「音楽の趣味を解する人」
②(利益などを考えずに)好きでしている物事。「趣味と実益を兼ねる・趣味が広い:無趣味」
③(選んだ物事や行動の傾向を通して知られる)その人の好みの傾向。「趣味のいいネクタイ:悪趣味」
新明解国語辞典 第四版
趣味を書く欄があれば、「読書」と書いてきた。hobbyを訊かれたら、もちろん答えは"reading"。しかし、readingはhobbyではないのだという。あくまでも「余暇の過ごし方であって、それはhobbyではない」と。もっと行動するような感じ(と言っていた気がするけれど、はっきりとは覚えていない)。しかも、一人ではなく、複数の人に言われたので、きっと英語のイメージとしてはそうなのだろう。
hobby | an antivity that you enjoy doing your free time
Susan’s hobbies include reading, cooking, and drama.
hobby | an antivity that someone does for pleasure when they were not working
Angela's hobby is restoring vintage motorcycles.
ロングマンの例文には「reading」と書いてあるけれど・・・「activity」のイメージに読書が合わないのだろうか。
それはともかくとして、それを言われて以来(たぶん最初は中学生、最後は就職したての頃の会社での英会話レッスン、それ以降は特に英語での自己紹介の機会はない)、「readingはhobbyではない」という人も納得する(別に納得させなくてもいいのだけど)自分の趣味はなんだろう、と考えている。好きなこと、とは違うとしたら。答えは「無趣味」になってしまう・・・
料理やお菓子づくり、パンづくり、は定義に当てはまりそう。でも料理はあまりにも日常で、「趣味」とは言えない。お菓子づくりやパンづくりも大好きなのだけど、誰に頼まれたわけでもないのに、作る前は面倒くさいなあと思ってしまう私は、趣味だと言ってはいけない気がする。
一時刺し子にハマっていたことがある。いつも出しっぱなしにしておいて、手持ち無沙汰な時にせっせと手を動かしていた。これも趣味に近そう。でも。図案が印刷してあったからできただけで、図案を起こすところから、だったら面倒くさくて先に進まないのは間違いない。
ピアノを弾くのは下手くそだし、練習もろくにしなかったが、好きだった。特に受験生の頃は、無性に弾きたくなって、勉強の合間にピアノに向かっていた。しかし今となっては、音符も読めるか怪しい。。
そもそも、読書だって昔に比べれば全然していない。無趣味。別に悪いことではないし、そもそも趣味は誰かに認めてもらうためのものではない。だから、読書が趣味でもいいし、無趣味でもいい。だけど、これはなんだか寂しいなぁと思うのだ。
世の中の人はそんなにみんな(行動的な)趣味があるのだろうか。英語話者の人たちの「hobby」はなんなのだろうか。
あなたの趣味はなんですか?と、読者もいないのに書いてみる。
*写真のこと*
3月。素敵な植物屋さんで。
お花の名前がわかる人になりたい。
昔はむしろ苦手だった黄色が最近は好き。