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書く人

 なぜnoteを始めたのか。答えは簡単。書いてみたかったから。
小さい頃から本が好きで、ずっと書く人、いや書ける人に憧れていた。そして、図々しくも、物語は生み出せないけれど、エッセイなら書けるのではないかとずっと思っていた。考えていること、感じたこと、周りの出来事、好きなもの。

 思っているだけで書いたことはない。ブログが流行っていた大学生の頃、せっせとブログを書いていたことはあったけれど。やがてmixiに移行し、いつの間にかログインすることもなくなり。そういえば、昔のブログって今のブログのように「発信」とか読者を意識したものではなく、自分のことや好きなことを綴っていて、そうすると同じくらいの年代の人だったり、好きなことが同じ人が読んでくれて交流できたり・・・という感じだった気がする。初期のInstagramも。違うのかなどうかな。

 また何かを綴ってみたいなと思って、ブログを書こうと思うも、なんだか違う気がして、noteのアカウントを取ったのが数年前。だけど何を気負っていたのか、書きたいのに書けず。ふと、何かに挑戦したくなって書き始めたのが少し前。

 エッセイなら書ける。それはそうかもしれないけれど、でも、書き続けることやたくさん書くことはとても難しいし、ましてや人様に読んでいただけるようなものを書くことはもっと難しい。そんなことはもうとっくにわかっている。今だって、心のネタ帳はちゃんと埋まっているのに、いざ時間ができても何を書いていいのかわからないのだ。

 やっぱり物語は生み出せず、翻訳家の夢もいつの間にか忘れてしまい、だけどどこかで書く人に憧れている。大勢の読者を楽しませられる書く人にはなれなくても、自分が好きだと思える文章が書ける人に、いつかなれたらいいなあ。

 

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