【ごはん日記】ナポリタン

　「スパゲッティが食べたい」
と言われて冷蔵庫をのぞいたら、ソーセージがあったので、お昼ごはんはナポリタンにした。玉ねぎ、なす、ソーセージ、ケチャップとウスターソースに少しだけ牛乳。あるものでつくる思い付きレシピ。
　あとはピクルス。ピクルスがあると、瓶を開けるだけで一品増やせるので本当に便利。しかも野菜を食べて、栄養もちゃんと考えられた気分になれる。にんじん、パプリカ、紫玉ねぎにだいこん。なんて言いながら、娘はすっぱいからいやだと言うので、完全なる自己満足。ピクルスを喜ぶ息子は今日まで学校。

　ナポリタンのときはアルデンテなぞにせずに、やわらかいくらいの麺で。なんて、普段からそこまで茹で加減なんて意識できていないけれども。細い麺よりは太い麺。これももちろん使い分けなんてせずに、いつもそこにあるもの、だけれど。

　喫茶店でナポリタンを食べたことなんて、一度あるかも怪しいくらいなのに、ナポリタンはやっぱり喫茶店のイメージ。冷蔵庫を整理していたら出てきた古い豆でコーヒーを淹れる。牛乳を常備していない我が家だけれども、今日は牛乳があってよかった。味を誤魔化して飲む。

　「お腹がすいた」が口癖の娘も、お望み通りスパゲッティを食べて満足、さあコーヒータイムだ、と思ったところに、「お腹がすいた」。そして、２回目の洗濯機が終わりを告げる音。

　冬休みの始まり。