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【ごはん日記】季節の行事を大切にするーお正月〜小正月

季節の行事を大切にしたいな、と思っている。
思ってはいてもできなかったり、意味をきちんと理解せずに形だけなぞってしまっているものもあるけれど。
日本の文化を大切にしたい?子どもたちのため?
・・・ただの自己満足。だけど、続けていったらいつかもっと本質的なところに辿り着ける、かもしれない。

まずはお正月。
我が家はお正月は祖父母の家にお邪魔していたので、実家で改めて作っていたのは、お煮しめとお雑煮くらいだった気がする。
だから私のおせちは、ホールフードスクールでタカコナカムラ先生と長田勇久先生に習ったもの。習った味だけど、作り続けて少しずつ私の味になっていっている気がする。
今年は、黒豆、エビの艶煮、八幡巻き、お煮しめ、昆布巻き、田作り、栗きんとんを作った。これは妹が好きで、これは夫が好きで、これは子どもたちがよくつまみ食いして、と思いながら。次回はもう少しいろいろ作ってみたい。
義母の用意してくれるおせちも好き。特ににしんの昆布巻きが。

次は人日の節句。
冬休みが終わるか終わらないかの頃でうっかり忘れてしまいがち。スーパーに行けば、七草粥セットが売っているけれど、祖母曰く「そのとき畑にあるものを使えばいい」。
それを言い訳に、今年はすずしろだけの一草粥。

そして、小正月。
邪気を祓うべく、小豆粥をいただく。
子どもの頃は小豆粥を出されたことはないけれど、どんど焼きの日に、お餅を焼いてもらったり、おしるこを食べていた。

息子も娘も、どんど焼きを経験したことがない。どんど焼きのことはどんどん焼くからどんどん焼き、お煮しめは一年の煮物の締めくくりだからお煮「しめ」だと思っていた程度の私だけれど、特に意識しなくてもなんとなく季節の行事を体験できていた。
逆に、私がしたことのないような経験もきっとたくさんしているだろうけれど、自分が当たり前に経験できたことを経験させられないのが気になっているのも、なんとか季節の行事を家でやってみようと思っている理由のひとつ、かもしれない。

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