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【ごはん日記】カレーと言えばそれはカレー
水曜日のお昼ごはんが一番困る。
娘が半日で帰ってくるからで、他の日のように朝のうちにお弁当を作ってしまうとか、少なくとも帰ってくる前に何か用意しておけばいいとわかってはいるものの、なんやかんやでバタバタしてお迎えの時間になってしまう。
冷蔵庫に豚こまの残りがあるので、トマトと炒め合わせようと考えながら歩く。たまねぎは使わないときは使わないのに、切らしているときに限ってたまねぎを入れたらおいしくなりそうなものばかり浮かぶのはなぜだろう。
バスを降りるなり、
「きょうのおひるごはん、なーに?」
といつものセリフ。
「カレーがいいな!!」
私があらかじめお昼を用意しない理由の95%は段取りの悪さとなまけぐせなのだけれど、5%は娘の希望に合わないものを答えたときの反応が面倒だから・・・とはいえ、娘のリクエストにいつもいつも応えているわけでもない。
カレーか。
やっぱりたまねぎがあるとよかったなと思いながら、豚こまをトマトの水分で炒め煮にする。油を入れていないので、「炒め」ではないかも。
たまねぎ麹を入れ、ガラムマサラとターメリック。仕上げに、冷蔵庫の中ですっかりドライになっていたパセリ。
「おいしい!」
「何点?」
「10点!」
「一番いいのは何点?」
「まんてん!」
これをカレーと言っていいのか謎だけれども、カレーと言えばそれはカレーなのだ。