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Tableau CloudにTableau REST API接続する

始めに

なんとなく聞いたことはあったTableau REST APIですが、Tableau Cloudに繋いで検証をしたので、悩んだ点などを備忘録として。

Tableau REST APIとは

HTTP を使用して、Tableau Server、Tableau Cloud サイト、および Prep Conductor リソースを プログラムで管理、変更します。この API により、Tableau のデータソースやプロジェクト、ワークブック、 サイトユーザー、サイトフローなどの機能を簡単に利用できるようになります。 独自のカスタムアプリケーションや、Tableau のリソースを操作するスクリプトの作成に使えます。

https://www.tableau.com/ja-jp/developer/tools/rest-api

WEB API経由でTableau Cloudの管理をできるので、動的にユーザやパーミッションの管理をしたり、ワークブックの状態を外部システムから管理するなどの使い方がありそうです。

早速使ってみる

基本的には公式のHELPのメニューにあるGet Started Tutorial: Introduction and Set UpのチュートリアルPart1~Part3を実際にやってみると感覚を掴むことはできます。

https://help.tableau.com/current/api/rest_api/en-us/REST/rest_api.htm

事前に準備しておいた方がいいこと

チュートリアルのなかでいきなり「Postmanを使います」と言われて進んでいきますが、APIのテスト用ツール「Postman」のアカウントを事前に取得しておく必要があります

Postmanを使わないでコマンドベースの説明も、簡単に書いてありますが、ここは公式のガイドに倣ってPostmanを使うのが楽だと思います。ダウンロード版もありますがWEBブラウザ版で十分だと思います。
詳細な操作説明は割愛しますがMy WorkspaceもしくはTeam WorkspaceにCollectionsというフォルダのようなものを作成して、その中にNewをしてAPI実行のスクリプトを格納していくイメージです。

公式チュートリアルは丁寧に作ってあるのですが、しょっぱなのsign in requestでURLに何を入れるかを初回に迷いました

答えとしては利用しているTableau CloudのURLを元に
https://xxxxxxxxxxxxxxx.online.tableau.com/api/バージョン番号/auth/signin
太字の個所を変更する。というものでした(実際にやってみると簡単です)
Tableau Cloudは最新バージョン番号を指定します

実験でWorkbookの一覧を取得、プロジェクトを作成、ダッシュボードのイメージを取得といったことを試してみましたが、WEBアプリのget/postをやったことがあればとっつきやすいと思います。

まとめ

Tableau REST APIのマニュアルは英語版だけしか見つからなかったですが、難しい単語がない、比較的丁寧に書いてある、チュートリアルを抑えればあとは応用、なのでハードルは思ったより低かったです。
以前、Tableau Serverの管理者をやっていた時に、ちまちまと登録していた作業もREST APIを使えばもっと簡単に出来ていたのではないかと思います。日々(というか割込み的な)運用作業がTableau管理者にとってが負担ならば管理用のWEBアプリを作ってしまうのも一つの解決策かもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございます

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