#03 漁のあとも丘仕事がある日(網補修Ver.)
こんばんは、女漁師のだー子です!
風が強かったり快晴だったり、かと思えば豪雨だったり、天気が安定しない日が続いて嫌になりますね。。
前回の投稿では風が強くて出漁しない場合の丘仕事(陸上での仕事)の様子を紹介しましたが、今回は出漁アリで丘仕事がある日の様子をご紹介します!
前回撮るのを忘れてたヤレ(網補修の箇所)の様子も撮ってきましたので丘仕事でどんなことをしているのか少しでも伝わればうれしいです!
まずは1日の行動記録から、、
0:00(夜):起床
0:35 :出発して漁港に向かう
0:40 :漁港到着、合羽に着替える
~1:30 :船の掃除や漁で使う氷、シャーベットを積む(操業の準備)
1:30~1:45 :出漁&漁場到着
1:45~3:30 :操業(仕掛けてある網を手繰り寄せて魚をとる)
3:50~5:30 :漁港到着後、選別開始 (魚を種類ごとやサイズごとに分ける作
業)
5:30~5:45:競り開始&後片付け
~6:40 :おつけ(その日獲れたいろんな魚をぶち込んだ世界一おいしい
みそ汁)調理&朝食
~9:30 :おつけを食べ終え次第、ヤラケ(網補修)開始
9:30~9:40:カウス(その日の分け前の魚)を乗組員分に分けて解散
大体こんな感じです。
実際に網補修をする時間は3時間くらいになります。
それでは本日のおつけ紹介から!
個人的にイカが1番好きなので、おつけのお茶碗をとる時はイカが多めに入ってそうなのを選んでます(笑)
この日はサバや太刀魚、イカなどが入っていました!
相変わらずいろんな魚介のうまみがしみ出た美味しいみそ汁でした。
おつけを食べ終えたら網補修に取り掛かります。
現在は落とし網(魚が入っている網。毎日の出漁で手繰り寄せている網もこれです)が広げてあります。
網補修ってどんなことをするのかあんまりイメージつかない人がほとんどだと思うので、写真付きで紹介します。
ただ、今回紹介するのは網目自体の補修ではなく網の端っこの部分の補修なので、ちょっとイメージと違うかもしれません。
まずは補修する前の写真です。
本来であれば、網とロープが離れないように糸で結び付けてあるのですが、写真では糸が切れて網が離れてしまっています。
私の仕事はこのような箇所を元通りに直すことです。
これが補修後の写真です。先ほどは糸が切れて網とロープが離れてしまっていましたが、道具と糸を使用して再び網とロープをくっつけました。ちなみに右下に一部映っている銀色のやつが網補修に用いられる網針(針と呼んでいます)と糸です。この網針にはいろんなサイズがあり、網目の大きさや糸の太さなどによって自分好みの大きさの針を使い分けます。糸も補修箇所によって太さを変えながら使用します。今回は16号の糸を用いました。
他の補修箇所も紹介します。
まずは補修前の写真から、、
こちらも、本当は矢印のようにロープ同士が離れないようにくっつけておかなければいけませんが、写真では〇の箇所が離れてしまっています。
なので先ほど同様、針と糸を用いてロープ同士が離れないように結びます。
今回は先ほどとは違う補修内容なので、結び方も一部変えています。
この結び方の紹介などもいつか解説つきでできたらと考えてます。
そしてこの写真では針がばっちし映っていますね!
漁師をしていないと見かけない道具ですよね(笑)
私も漁師になってから存在を知りました、、
・・・みたいな感じで最近の丘仕事ある日は紹介した補修を永遠とやっています(笑)
ずっと下を見て作業をするので首と腰とおしりがとても痛いです('_')
少しは漁師の丘仕事について知ってもらえたでしょうか?
まだまだいろんな種類の丘仕事があるのでまた写真付きで投稿していきます!
そして本日のカウスは・・・特大サバでした!
一人3~4匹でしたが、いらない人からもらってたらいつのまにか9匹に増えていました(笑)
家で捌くと家中が生臭くなるし生ごみも大量にでるのでいつも船である程度捌いてから帰宅しています。
それでも家は少し生臭くて困っています(笑)
ここからは余談ですが、、
最近たまにハコフグが網にかかっています。
このフグ、めっちゃくちゃ固いです。。
人が乗ってもつぶれないらしいです(私は体重が重いのでフグがかわいそうでしません)
試しにグーパンチで殴ったらゴッと鈍い音とともに拳を痛めてしまいました。。
もう2度と攻撃しないと誓った日です(笑)
漁師をやっていると今までの人生で出会ったことのない魚たちを見ることができるのでとても楽しいですね!
それでは最後に、、
かわいらしいカワハギの写真をのっけて終わりたいと思います!
次回は沖仕事がある日の様子を投稿する予定です!
それでは!
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