「ごはんがおいしい」という幸せ。
いかがお過ごしですか。お返事が遅くなってしまいました。
寒いね。あったかいもの食べてますか。湯たんぽとかこたつとか使ってますか。
今朝、クロワッサンを食べました。おいしかった~。
何がおいしかったって、生地の層に含まれる、バターの香りをまとった空気。
そんなふうに、最近はごはんのおいしさを日々かみしめています。
あなたは知っているとおり、わたしはかなり食への執着が強い人間です。
「いちいち食リポしながら食べなくていい!」と突っ込まれることもしばしば。
でも思い返すと1年前は「ごはんのおいしさ」という概念がなくなっていたのでした。
1年前はうつ病がまだ初期で、食事とお風呂以外はほぼ寝たきり状態で。今思い返すと味覚低下もあったんだよね。「おいしい」がわからなくなってた、ってこともわからなくなってた。
そのころお歳暮で祖母からちょっといいお肉が届いて。しゃぶしゃぶで食べることになって。
わたし、「おいし~い!」って言ってた。現金なものね。
ダー子が久々に笑った!と家族みんなが自分の分のお肉をくれたっけ。
高級(?)お肉じゃないとわからなかった「おいしさ」は、それぞれの食事に再び感じられるようになりました。
鍋で炊いたご飯のおいしさ。
誰かが揚げてくれたお惣菜のコロッケのサクサク感。
家でちゃちゃっと作る名もなき家庭料理のおいしさ。
そんなものをいとおしむのが、最近の楽しみです。
なにを食べるか、どう感じるか。
それは、気分を作るものであり、幸せの基礎なのだと思います。
おいしい年末年始を過ごしてね。
文通のお相手は大学以来の友人であるみさきちさん。この前もらったお手紙も、素敵だったよ。みなさんぜひ読んでください。
自分の人生をどこまで愛せるか、かぁ。
「ごはんのおいしさを、忘れない限り」かもしれません。