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山に登ってきました⛰

こんばんは。
この度、治療後初の登山に行ってきました!
2月の雪山登山から7ヶ月ぶりの、本格登山です。

選んだお山は、秋田県の秋田駒ケ岳(男女岳)
この山を知ったきっかけは、大の山好きで、毎週のように
登山をされる友人のお父さんが送ってくれた写真でした。

秋田駒ケ岳 ムーミン谷のお花畑(6月)

こんなきれいな谷があるんだと一目惚れし、いつか行きたいなと思っていて、
9月の連休を利用して東北遠征をしてきました!
YAMAPアプリによれば、コースの標準タイムは約4時間半。
総距離は9キロで、700m弱のアップです。
比較的登りやすいけれど、景色は第一級の山です。

山の難易度によって差はありますが、私の場合は8時間を超えてくると
体力的にキツくなります。
足が上がらなくなって転倒しやすくなります。
昨年の夏、白山(石川県)を日帰りでトライした時は、
さすがにエネルギー切れして下りで何度かこけてしまいました。
1500mアップ、総距離13キロのコースを10時間半で登りきりました。

今回はそこまでガチではなく、リハビリも兼ねてゆっくり登り
男女岳(おなめだけ)1637mをピークハントした後は、
麓の避難小屋で少し休憩してから通称ムーミン谷に下りて、
尾根からぐるっと周回して登山口に戻る計画を立てました。

登山計画はもっぱら山トモに任せるスタイルです笑。
朝9時半から出発して、順調に登り始めます。
冒頭に紹介した山の達人パパさんからは、
男女岳の麓にある阿弥陀池(あみだいけ)の夜明けの景色が
とても幻想的でおススメだと言われていましたが(※下の写真)、
そこはムリせず、しっかりと前泊の温泉宿で休息を取ることを優先。

夜明けの阿弥陀池(6月、山の達人パパさん撮影)

しかし、その日の天気は午後から曇り、霧予報。
そして風も強くて12m/秒くらい。
私たちが登っている時間は時折美しい晴れ間も見えましたが、
かなりガスっていました汗。
山頂では強い風と霧で視界はゼロ。
足早に避難小屋に向かいます。

山頂から小屋へ降りる様子

山でのランチタイムはいつでも至福のひとときです♡
この日のメニューは、お湯を注ぐだけで簡単にできあがるアルファ米
えびピラフとチキンライス、そして温泉宿の源泉の熱いお湯で作った黒たまご
飲み物はお湯で溶かしてできるチャイティーです。

山ランチ

この黒たまご、どうして卵の殻が黒くなるのかというと、
温泉に含まれる硫化水素の硫黄イオンと、卵の殻表面に溶出した鉄イオン
化学反応を起こして硫化鉄(Ⅱ)になって黒くなるのだそうです!!
ふむむ、化学の授業で習ったような記憶が微(かす)かによみがえります。
大地の恵み、温泉パワーを感じますね。
この黒たまご、とっても美味しかったです!

ムーミン谷は、紫色のリンドウの花がとってもきれいで、
予想を上回るスケールと美しさでした!!
ずっとここにいたい気持ちになります。

ムーミン谷 秋の景色

とはいえ、休憩を1時間ほど長くとったのもあり
(これには理由がありますが、後述します^^)先を急がなければなりません。
最後の尾根はさえぎる木もない砂地の稜線で、強風で有名な箇所。
特にその日は風が強かったので、おそらく15m/秒くらいで吹き付けていたと思います。谷から吹き上がってくる西風は目も開けられないくらいの強さです。

急いでレインウェアを着込み防風対策すると、
体感の寒さがずいぶん和らぎました。
前傾姿勢でゆっくり一歩ずつ足を前に運びますが、
何しろ風が強くて進んでいる感じがしません。
それでもなんとか踏ん張って、尾根を登りきりました!
心の底から安堵しました。
尾根での風がどんな感じだったか、写真を一枚あげますね。

吹き飛ばされそうな私の上着

最後に。
今回の東北遠征、そして療養からの復帰後初の登山では
とても不思議で楽しい出会いがありました^^
小屋で休憩をしている時に、2人組の登山者が入ってきました。
私たちと違うコースから登ってきたようです。

彼らも食事をしようと、カップ麺用のお湯を沸かすために
ガス缶を取り出したのですが、まさかのバーナー故障!
お湯を沸かせない事態に。

私たちはサーモボトルにお湯を入れて持ってきていました。
アルファ米とチャイに使った残りのお湯が少し余っていました。

お湯、あげましょうか??

え、いいんですか?

その代わりに水ください。

水、あります!2リットルあります!あげます!

こんなやり取りをしてお湯と水を物々交換しました笑。
彼らは職場の先輩後輩で、青森から来たとのこと!
八戸(はちのへ)市の消防署に勤める消防士、レスキュー隊員でした!

面白い出会いだったので、これはブログのネタになるぞと思い記念撮影。
顔出しも「全然いいっすよ」と快諾もらいました。

松山(まつやま)くんと岩崎(いわさき)くんです!

後輩の岩崎くん(左)と松山先輩(右)

ふたりは私たちが最後に登った尾根をすでに登って来ていて、
「風やばかったっすよー」と教えてくれました。
日常から仕事でトレーニングもしっかりしている彼らですら、
風と霧がひどくて途中で引き返そうかと思ったほどだったそうです。
お互い、無事に最後まで登り切れてよかったです^^

先に小屋をあとにしてからはふたりに登山路で会うことはなかったのですが、
下山後になんと道の駅でばったり遭遇しました!
これは本当にビックリなタイミングでした。

登山コース(登山口)も違えば、下山時刻も当然違うのに
ドンピシャで道の駅の売店で出会った時には、状況を理解するのに
しばらく時間がかかりました笑。
すでに私たちより少し早く下山して、道の駅のお風呂にも入って
楽な格好になっていたふたりと、しばらく立ち話。
こんなこともあるんですね笑。

今度またご縁があれば、八甲田山一緒に登りましょう。
関西の山々もいいかもです。
消防士、レスキュー隊員との登山、安心感ハンパないです笑。

これからも安全登山、がんばります♡
(※冒頭の写真は、秋田駒ケ岳下山中の様子。)







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