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治療体験記 術後リハビリ編

前回の記事では、次回から4月から今までの「右大腿悪性腫瘍」治療体験記をつづりますとお伝えしました。

時系列に沿って書こうとも思ったのですが、
最近の治療から先に書き始めることにしました。

・術後リハビリ編
・オペ編
・術前抗がん剤&放射線治療編

大きくはこの3つのカテゴリーで書くことになると思います。
今日は、現在進行形である「術後リハビリ編」をお伝えします。

6月5日に手術を終え、24時間はベッド上安静でした。
右足太ももの裏の創部はテープ剤で覆われ、さらにドレーンが出ています。

6月6日術後1日目は、看護師さんと共に理学療法士の方が
病室に来てくれて、離床と歩行の練習をしました。
痛み止めの持続点滴はあるものの、やはり痛みます。

歩行器の補助を使って恐る恐る、ゆっくりとベッドから個室内のトイレまで
約3メートルの距離を歩きます。
便座に座る練習をしました。
自分でトイレができるようになれば、尿の管が抜けるので
便座に座れるかどうかは重要です。

右膝を曲げると痛みが増すため、できるだけ右足は伸ばしたままで腰を下ろす練習をしました。
なんとか合格点をもらい、尿の管は抜けました!

週が明けて6月10日(月)からは3階のリハビリ室でリハビリです!
リハビリ室はとても広々とした空間で、窓からはきれいに大阪城が見えます(※冒頭の写真)。
入院患者さん毎にマンツーマンで理学療法士がついて
さまざまなリハビリ・トレーニングをします。

大阪国際がんセンター3階リハビリ室

私の担当は野澤さんという女性の理学療法士さん。
患側の右足を曲げる練習や、バーを持ちながらゆっくり歩く練習をしました。
全体重を右足にかけるのもクリア、膝の屈曲も100°くらいはあるので、
歩行は問題なし。

歩行動作は膝が60°くらい曲がればできますが、階段の上り下りは
さらに110−120°くらいの屈曲が必要だそうです。
階段トライはまだまだ先です。

6月11日(火)術後6日目、前日よりも自然な歩行ができるようになりました。
野澤さんも褒めてくれます!
私は太ももの後面の大腿二頭筋の一部を腫瘍と共に切除しましたが、
さいわい前面の大きな筋肉(大腿四頭筋)は温存できたため、
いわゆる膝折れ(膝がガクッとなること)はありません。

この日の最後はマシーンを使っての両足曲げ運動。
上体を起こした姿勢で腕で補助しながら自転車をこぐようなイメージです。
はじめは恐る恐るでしたが、続けていくうちにスムーズになりました。

6月12日(水)ちょうど術後1週間目はいよいよ階段トライ!
まずは10cmの段差から始めて20cm、それができたら
もう少し高さのある階段を3段ほど上りました。できました!!
階段の上り下りは、登山をする上でも大切なステップ、無事クリアできました♡

このようにして毎日少しずつですが成長を感じられるので、
リハビリはとても楽しいです。
野澤さんは時にはスパルタ?!ですが、私がうまくできるように
考えながらメニューを提案しサポートしてくれるので、
安心してトレーニングができます。

今日は今までできなかったうつ伏せでの右足の膝曲げ
(レッグカール)がついにできるようになりました!(めちゃ嬉しい!)
着実に右足後面の残った筋肉が協調しあいながら収縮してくれています。

「ドレーンが取れたらもっとスムーズに動けると思いますよ。」
野澤さんもさらに励ましてくれました。

最後はリハビリ室とつながるオープンテラスで、入院以来2週間ぶりに
外の空気も吸ってリフレッシュ!
日光浴、外気浴、最高です♡

オープンテラスで野澤さんと(後ろには大阪城!!)
ドレーンポシェットを身につけながら階段の訓練☆

というわけで、術後リハビリ編は以上です^^
(続きがあれば更新します♪)








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