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シェフにとってのデリバリーのメリット

UberEats だけでは、苦戦を伴っていた日常に出前館という救世主があらわれたのは、ちょうど始めてから1ヶ月ほど経ってから。

最初は、どのくらい出るのか全くの未知数だった。自分でも使ったことのない出前館。操作方法にも戸惑ったが、始めてみると想定以上の注文数が出始める。

すごいぞ、出前館。さすが日本を代表するデリバリーとあって、多くのユーザーがいるのだろう。僕たちが掲げる目標売上の50パーセントまで一気に引き上げてくれた。

そして、出前館をやって気づいたことがあった。出前館ではUberEats と違って、届け先の情報とその人が何回注文してくれたかが記録されている。

なので、実際にどのくらいのリピート数があって、どの商品が特に人気なのかということが分かる。これはひょっとすると、料理を改善するためにはかなり面白いデータではないだろうか。

美味しいものはリピートされ、美味しくないものはリピートされないと仮定することができれば、そのリピート率から料理の良し悪しを判断することができる。

もともとITでアプリを作っていた頃は、新規流入数と継続率(アプリインストールの次の日の継続率)がもっとも重要視すれる指標であった。

出前も同じだ。いかに多くの新規をいれるかを見つけた後は、いかに多くの人にリピートさせるかどうか。これを飲食業界ではデータとしてとれていない。

でも、宅配ならユーザーのデータをもとにしっかりとした数字で作り出すことができる。そしたら、もっと定量的な判断で改善のフローを回せるはずだ。

継続率をあげる方法を探そう。

僕たちは、出前館のデータをもとにそれらのデータ分析がはじまった。

そして、同時に新規を増やすため自社サイトと楽天デリバリー他サイトを追加していく。

続く

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