Mintoへのグループ入りを機に、Futurizeのロゴをリニューアルした話
こんにちは、Futurizeデザイナーのおだりおです。
私が所属する株式会社Futurizeは、2023年2月に株式会社Mintoのグループ入りをし、それを機にMissionを一新。併せてロゴのリニューアルを行いました。
少し時間が経ってしまいましたが、自分が所属する会社のロゴをリニューアルするというのはなかなかない機会だと思うので、リニューアルの過程を書いてみました。ぜひご一読ください。
Before & After
早速ですが、こちらがロゴのビフォーアフターです。
元となっているフォントは変えていないため大幅なアップデートではないのですが、カクカクしていて無機質なロゴから、柔らかい印象のロゴに変わったのがお分かりいただけるかと思います。
なぜリニューアルするに至ったのか?
1. 新しいチームとして心機一転再スタートしたい
実は今回Mintoのグループ入りをするにあたり、Futurizeとその子会社だったevoluという会社が合併し、新しいチームとなりました。
そこでMissionの再策定とともにロゴをリニューアルすることで、「新しいチーム」として心機一転再スタートを切る象徴としたかったという理由があります。
2. グループ入りによって再定義したFuturizeの存在意義と目的に合うロゴに変えたい
今までのFuturizeは、「プロダクトづくりのプロフェッショナルとして、世間に求められる最良のプロダクトを作り、そのプロダクトを通じて世の中の価値を増やしていくこと」といったようにプロダクトにフォーカスしたものでした。
ですがMintoのグループ入りに際して、会社の意義・目的は、今までのものをより発展させた形「世の中の面白さを増やす・エンターテインメントを作る」ということにシフトしていくべき、という代表・瀧嶋の思いがあり、
私たちが蓄積してきた技術(クリエイションする力)を用いて、世の中をどんどん面白くしていく。という方向性に沿ったリブランディングを行うことになりました。
実際の制作プロセス
1. 今までのFuturizeらしさと、これから目指していくFuturizeの姿のブレスト
まずはメンバー数人で、Futurizeらしさに関してブレスト作業を行いました。でてきた主なキーワードどしては以下になります。
キーワードがまとまってきたら、反対に「これは違うよね」というNGなキーワードも書き出します。
このようにちゃんと言語化しておくことで、方向性を明確にすることができます。
上記の情報をもとに、これから目指す姿のイメージを整理していきました。
2. ラフを作ってみる
整理したキーワードたちを元に、とりあえずラフを作ってみます。
Techっぽさ、遊び心など、それぞれのキーワードから連想できるようなものをブレストしていきました。例えば大胆に文字を切ることで遊び心を表現したり、斜めにすることで行動やスピード感を表したりといった具合です。
もともとFuturizeのロゴはロゴタイプ(文字)だけでシンボルマークがなかったのですが、あっても良いのでは?と思い、開発スタジオっぽくエンジニアリングのコード<>をイメージしたマークを考えてみたり、遊び心・ワクワク感をカラーで表現したりしてみました。
3. 方向性を絞り込む
この中に良い方向性の子がいるかな〜と少しドキドキしながら迎えた次の会議。
これらのラフ案をメンバーに見せてみたところ、「あ、もうこれだね」とあっさり決まってしまいました。早い!笑
↓ 選ばれたのがこの子。
個人的にはやはり今までモノクロでスタイリッシュなイメージが強かった分、真反対のビタミンカラーを使用することや、そもそもシンボルマークをつける案がどうかな〜などと思っていたのですが、意外とみんなしっくりきたようです。
今までのFuturizeらしさを残しつつ、遊び心やワクワク感も感じられるけどポップすぎずバランスが良い。シンボルマークをつけることに関しても特に違和感がないし、ビタミンカラーもちょうど良いとの評価でした。
意外とあっさり決まってしまい少し拍子抜けですが、完成に向けてこの子をさらにブラッシュアップしていきます。
4. ブラッシュアップ
ブラッシュアップでは、文字の太さや角丸具合、文字間隔の調整や細かいサイズ調整、色の調整などなど…一見何が違うのか分からないような作業をしていきます。
大体の微調整ができたら、実際にこのロゴを使うことになる名刺などに当てはめ、しっくりくるかどうか確認します。
良い感じですね!
ここからまた少し色の微調整をして、ついに完成です!
お披露目会👏
全メンバーに会社の新しいMissionとロゴの発表を行いました。実際に使用した資料を何枚かお見せします。
メンバーが新しいオレンジ色を受け入れてくれるかどうか不安な気持ちもあったのですが、みんな「明るくてワクワク感があるし、新しいスタート感があって良い」と言ってくれました。よかった〜。
これにて無事にリニューアル完了です。
おわりに
今までのスタイリッシュなFuturizeから、明るくワクワク感がプラスされた新しいFuturizeへ。
Mintoのエンターテインメントを創出する力に、これまでFuturizeが培ってきたプロダクト開発力を掛け合わせて、より多くの価値を多くの人に届けていきたいです。