見出し画像

偏頭痛と戦うあなたへ

 GWも終わってしまいました。このところ天気が不安定で、偏頭痛になっている方も多いのではないでしょうか。

 かくいう僕も偏頭痛とは小学生の頃から20年近くの長い付き合いです。もうマブダチです。

 だから、自分の偏頭痛の対処法は熟知しているつもりです。これからの時期、梅雨や台風がやってきて、頭痛の頻度が多くなると思うので、その前に僕の対処法をご紹介します。

偏(片)頭痛とは

 「まずは敵を知ることから」ということで、そもそも偏頭痛はなんなのか調べてみました。

片頭痛とは、こめかみから目にかけて、片側を中心に、時には両側や後頭部までも脈打つように起こる頭痛のことです。

 また頭痛以外の特徴として、がわずらわしく感じる、ギザギザした光(閃輝暗点)が見える、ひどい時には吐き気嘔吐につながるといったこともあります。

 最近はないですが、僕も小学生の頃は吐くくらいの症状が出ていて、心配した親が病院に連れて行った事で、偏頭痛が原因であるとわかりました。

偏頭痛の原因

 実は偏頭痛のメカニズムは完全に解明されていないらしいです。一般的には脳の血管が収縮、拡張する事で神経を刺激し痛みを感じると言われています。

頭痛のきっかけ

 偏頭痛は下のような様々な要因によって引き起こされます。

ストレス、ストレスからの解放、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化(月経周期)、天候や気圧の変化、空腹、肩こり、アルコールなど

 偏頭痛を発症する人が女性に多い(男性の3倍以上)のは、女性ホルモンの変化によって起こることが多いからだと思われます。

 また僕の場合、小学生の頃に吐くまでの症状が出たのは、ストレスからの解放が大きな要因だったようです。学校がある平日のストレスから解放された休日に偏頭痛になっていました。あんまり自覚はなかったですが、小学生でどんだけストレス抱えてたんだ?って感じですね。

 その後は、年齢と共に症状は落ち着いてきましたが、寝不足や寝過ぎなど、生活が不規則になるとよく偏頭痛になります。

年齢、環境による症状の変化

 先ほど「症状が落ち着いてきました」と書きましたが、10代、20代で発症してから年齢と共に症状が落ち着いて来る事はよくあるそうです。

 僕の場合も小学生の頃は吐くほどでしたが中学生になると吐く事はほとんどなかったと記憶しています。

 高校生、大学生時代は偏頭痛の頻度自体かなり減って(数ヶ月に1回くらい)、日常生活で偏頭痛はほとんど気にならなくなっていました。確かに1番ストレスがなかった時期だったのかも知れません。

 ただ、その後大学院生、社会人になると、実験を夜遅くまでやって生活が不規則になったり、仕事でのストレスが増えたせいか、偏頭痛の頻度がまた増えてきました。

 仕事で日勤と夜勤がある二交代勤務をやっていた時期もあって、どうしても生活が不規則にならざるを得なかったので、その時期は最悪でした。。偏頭痛持ちの方は夜勤のある仕事はあまりおすすめしません。

頭痛の対処法

 前置きが長くなりましたが、ここから僕の偏頭痛が起きた時の対処法を紹介します。

※あくまで僕個人の対処法で、頭痛の原因によっては悪化させてしまう可能性がありますのでご注意ください。
※カテゴリーで番号を振っていますが、特にこの順で対処した方がいいというわけではありません。

1. 冷やす

 まずはシンプルに「冷やす」です。冷やす場所はズキズキと痛むこめかみあたりや、太い血管が通っている首筋脇の下などを氷のうや濡らしたタオル、保冷剤などで冷やします。冷やす事によって拡張した血管を収縮させ、神経への刺激を和らげることが出来ます。

 保冷剤を直接当てると冷た過ぎて逆に頭が痛くなる可能性があるので(アイスクリーム頭痛的な)、タオルなどで包んで当てると良いです。

2. 寝る

 そして、全てを放り投げて寝ます。出来れば冷やしながら寝ると、より効果があると個人的には思います。あと偏頭痛は光が刺激になる事があるので、電気を消し、カーテンを閉めて、なるべく暗くした方が痛みが和らぎます。

3. 揉む

 仕事や外出中で寝たり冷やしたり出来ない場合は、痛みを感じるところを解すように揉みます。

歯を食いしばりがちな人は、筋肉が繋がっているこめかみが凝りがちなので、こめかみ側頭部を解すようにするといいです。

 あと、目の疲れ肩こりから頭痛になる事もあるので、首の後ろなどを解すのも効果的だと思います。

4. 薬を飲む

 そして前述の対策は、薬を飲んだ上で行うと、より早く楽になると思います。一口に薬といってもご存知の通り色々種類があります。

<頭痛薬の種類>

 薬は大きく分けてアセトアミノフェン、非ステロイド系抗炎症薬、トリプタン系偏頭痛薬、エルゴタミン製剤の4つがあるそうです。

 僕は普段、非ステロイド系抗炎症薬かトリプタン系偏頭痛薬を使っています。

・非ステロイド系抗炎症薬


 非ステロイド系抗炎症薬は

バファリン(アスピリン)
イブ(イブプロフェン)
ロキソニン(ロキソプロフェン)

 などドラッグストアでよく見るやつのことです。

・トリプタン系


 トリプタン系は偏頭痛用に作られた薬で、より偏頭痛に効果があるとされています。これはドラッグストアでは手に入らないので、病院で処方してもらっています。

 僕は基本的には市販薬を使って、頭痛が増える梅雨時期や台風の時期などには、病院に行ってトリプタン系の薬をもらうようにしています。

・予防薬


 偏頭痛を予防する予防薬もあります。病院に行った時は僕は写真のデパケンって薬も一緒にもらっています。

 予防なのでずっと飲み続けなければならないけど、飲んでいても頭痛になる事もあるので、個人的には雨の日、雨が降る予報の日などに御守りとして飲むと言った感じで使っています。

 気圧の変化が原因の場合、乗り物酔いの薬が偏頭痛の予防に効くという噂もあります。僕も試したことはありますが、何しろ検体が自分だけなので、正直効果の程はわかりません。

<薬を飲むタイミング>

 長年頭痛と付き合ってきてわかったのは薬を飲むタイミングが重要だということです。

 頭痛歴が長いと「今日はすでに頭がちょっと重い感じするから、頭痛が来そうだな」とか、なんとなく予兆を感じる人が多いと思います。

 この時に早めに飲んでおこうと思ってもあまり効かないことが多いです。僕個人の感覚ですが、来そうだなと感じてから、少し頭痛を泳がせてやります。

 様子を伺いつつ、痛みの最大値を100%として、50〜60%くらいまで達したタイミングで薬を飲みます。その後、先に書いたように寝たり冷やしてあげればスッと引いてくれる事が多いです。

 僕はこのタイミングで薬を飲む事を心がけてから、症状が強い頭痛に悩まされる事はかなり減り、大抵は数時間寝てしまえば引いていきます。

 ただ、トリプタン系に限っては偏頭痛により効果があるとされている一方で、頭痛を発症してから30分以内くらいに服用しないと効果が薄れてしまうそうで、服用するタイミングは注意が必要です。

 薬については体質や、既に服用している薬などによって、適さないものもあると思いますし、過度に服用すると薬物依存になってしまう恐れもあるので、お医者さんに相談してみてください。

頭痛の予防法

<規則正しい生活>

 個人的に1番大事だと思うのは規則正しい生活です。なるべく起床、就寝時間は毎日同じくらいにするよう、普段から気をつけています。予防薬を飲むより、規則正しい生活が偏頭痛の予防に1番効果があると思っています。

<ストレスを溜めない>

 日々ストレス社会で生きている僕らにとって、これは難しいですが、適度に身体を動かすとかリラックス出来る事をするとか、小まめにストレスを発散することが偏頭痛の予防にもなると思います。

・ヨガ

 そう言った意味ではヨガは個人的におすすめです。深い呼吸を行い、適度に身体を動かすので、リラックスストレスの発散に効果的だと思います。また、首や肩周りを動かすヨガを取り入れれば、頭痛の原因になる肩こりの解消にもなります。

まとめ

 長々と書いて来ましたが、まとめると

・健康的な規則正しい生活を心がける!
・痛くなったら寝る!

 これが一番だと思います。

 頑張り屋の方は痛みを我慢して頑張ってしまうかもしれませんが、そうすると痛みが増して、より長い時間苦しむことになります。難しいかもしれないですが、どうか無理せずにゆっくり休んでほしいと思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。共に頭痛と戦う仲間達の参考になれば嬉しいです。

 ではまたー!

(参考)

いいなと思ったら応援しよう!