SHElikesを続けていたら自分に期待できるようになってきた
※こちらはSHElikesのライターコンペ用に書いた記事を再構成したものです
「SHElikesってなに?」という方はこちらへどうぞ
今回のテーマは「卒業」。
(うっかり締め切りを間違えてコンペに出せなかったのでテーマも何もありませんがお気になさらず。締め切りには余裕を持つのが大事ですね。)
私がSHElikesを経て卒業したことは何か考えてみた。
思いつくままにマインドマップに書き出すと、14個も出てきた。
正直、SHElikesのコースは1つも卒業していないのにもかかわらず、「卒業したと思うこと」がこんなにでてくると思わなかった。
出てきた14個をひとつひとつ確認してみると、全て自分の内面に関することだとわかった。
その中で、最も卒業できたと思うことは【自分に期待せず諦める】ことだ。自分の変化について、少しまとめてみようと思う。
「あの人みたいになれたら。あの人みたいにできたら。」
当たり前のように人と比べて羨んでいた。
自分の長所には目もくれず、短所、嫌いなところばかり見ていた。「今のままではダメ」という強迫観念から焦ってばかり。
比べたくないのに、比べても仕方がないってわかっているのに。
そんな自分がSHElikesで変わり始めた
ところが、SHElikesを始めてから、少しずつマインドが変化してきたのだ。
SHElikesというコミュニティにはさまざまな人が集まる。
明確な目標を持つ人、まだ何をするか決めかねている人、とにかく現状を変えたい人…。
共通点は自分の未来のために、自分の今のために行動を起こしていることだ。
何かを目指すことの苦しみ、難しさ、尊さ、さまざまなことを共感できる仲間にたくさん巡り合えた。
彼女たちはどんな小さな夢や目標を語っても、目を輝かせて聞いてくれる。
「勇気を出して振り絞った声」を、
「誰のためでもない自分のために決めた夢」を、
まず受け入れてくれる。
私のように "夢" や "目標" がわからず、迷っている人に対しても、「一緒に探そう!」と声をかけてくれた。
「何者かにならなくてはならない。」
と焦りすぎていた私にはとてもありがたい言葉だった。
「まずは今のままの自分が好きなことを探そう。」と前向きに考えられた。
好きなことなら頑張れるかもしれない。
自分にも何かできるかもしれない。
コミュニティの根幹にあるもの
SHElikesのコンテンツの柱として、クリエイティブスキルの学習とライフコーチングがある。さまざまなwebスキルを学ぶことができるだけでなく、月に一度ライフコーチングが受けられるのだ。
最初は、コーチングを受けてもうまく自己開示できなかった。しかし、そんな私にもコーチや一緒にコーチングを受ける仲間は、的確で温かいアドバイスをくれた。
その月に "できたこと" "頑張ったこと" に目を向け、自分で自分を認めることが少しずつできた。
また、スキルを学ぶこと自体も自信につながっている。
何かにチャレンジする自分を好きだと思えるから。
コンペや案件などチャレンジの場はたくさんあるので、自分に合わせた目標を設定して取り組むことができる。
【自分に期待せず諦める】ことを卒業した先にあるもの
こうして、少しずつマインドがポジティブに変わってきた。
自分の短所ばかり着目し、いつも自信がなくて不安だった自分。
「どうせ自分には〜できない」が口癖のようになっていた自分。
そんな私がSHElikesの仲間やコーチングを通して変化した。
「自分には何ができるだろう?」
「〜なら誰かに役立てるかもしれない」
「自分だったら〜したいな」
どんどん自分にワクワクしていくとともに、「〜すべき」「普通は〜」といった "誰かの声" ではなく、 "自分の声" が聞こえてくるようになった。
「今この瞬間、自分は何をしたいのか?」
もっと自分本位になってもいいと思えるようになったのだ。
また、大人になって鈍くなってしまった感性が、再び鋭くなってきたと感じる。
電車に乗っていても、歩いていても、思考がとめどなく溢れる。
美しい音楽や言葉に素直に感動する。
幼い頃から大事にしてきた気持ちを思い出せたようで、何気ない毎日が楽しい。
「何をしたいのかわからない」のは、「やりたいことがない」からではなかった
ずっと、「何がしたいのか」 がわからなくて悩んでいた。でもそれは否定されて傷付いたり、失敗して笑われたことで "誰かの声" を恐れるようになった自分が、「これ以上傷つかないように」とまとった【鎧】のせいだと気がついた。
頑丈な【鎧】は "誰かの声" だけでなく本当の "自分の声" も遮断していたようだ。
【鎧】の存在に気がついてから、それが少しずつ剥がれていく感覚がある。 "誰かの声" を恐れ、従うのは "誰かの軸" で生きていくことだ。
自分の人生は「自分が目一杯楽しみ、堪能する為にある」と、いまなら胸を張って言える。
まだ "誰かの声" を恐れる臆病な自分もいるけれど。
本当に望むものには "自分の声" を聞くことでしか辿り着けない。
まだまだこれから、もっと、もっと。
他の誰でもない、自分にしか【自信をもつ】ことはできないから。