コント公演感想【並行食堂】
9月21日のお昼の会で見てきました。
シアター・コントロニカの『並行食堂』
手ぬぐい買えました。よいからし色。
(この記事の写真はグッズの手ぬぐいを撮りました)
初っ端から余談ですが、会場のKAAT神奈川劇場は何度か行ったことがあり、小林賢太郎さん演劇作品『うるう』を見たことがあったのですが…その時の記憶で会場に着いてホールに向かったら別作品の入場受付されていて、チケットもぎりの方にストップかけられました。地味に恥ずかしかったです。
さて。
以下、ネタバレにならない感想だと思います。
今回の『並行食堂』は今まで見た作品の中で一番近くの席で見られました。
前から2列目だったのでみなさんと目が合っちゃうんじゃないかってドキドキする距離感。でも目は合わない。舞台と客席じゃあ世界が違うのかしら?ってくらい合わなかった。
右端だったのですが、役者が見切れたりとかのストレスが全くありませんでした。むしろ背中でも伝わる演技・面白さすごいです。
あと、前方端にいると舞台の下手が結構丸見えになるはずなんですが、舞台袖のアレやコレはきっちり黒カーテンで覆われておりました。
黒いカーテンに吸い込まれるまでずーーーっと足先まで演じてらっしゃるのを見て「プロだー!」と感動、凝視しちゃいました。
(あまり他の方の舞台とか見に行かないからわからないのですが、隠してるのは普通なんですかね?)
小林賢太郎さんはご自身が舞台に立たれていたラーメンズの頃からですが、暗転中の移動も演出ばっちりされてて観客にヒマをくれません。ずーっと楽しませてくれます。
今回もそうでした。
そして流れる音楽もまた好きです。
コミカルな雰囲気なのにどこか不安になるような不思議な音楽。
あっという間の時間だったなぁ…
本編の感想が私の語彙力の問題で「面白かった!満腹!でもおかわりしたい!」でほぼ全てになってしまうのが悲しいのですが、面白かったのと同じくらい『並行食堂』はSF(藤子不二雄さんの言う“すこし・ふしぎ”)なコント公演でした。
やはり言葉遊びが面白かった。
同音異義語、無い日本語…意味の分からない言葉の羅列を演じてる方々すごすぎます。
文字を視覚なしで音と演技で伝えるから、受け取る側もそれなりにキャッチする力が必要っぽいので、私が取りこぼしている笑いもあるかもしれない。
見終わってから数日経った今でさえ「アレってもしかしてこーゆー事⁈」って頭によぎる話がありますし。
演技力めっちゃ試してくるネタも良かったなぁ…それにしてもお笑いグループじゃない人たちが集まってやる『コント公演』ってホント面白い企みです。
感想を送るフォームがあるので、出演者さんへの感想などはそちらに送ってみたいと思います。
最後にもひとつ余談。
劇場近くのコーヒー屋さんも良かったです。
席数は少ないですが、開場前や終わってからのちょっと一息にいいお店。
コーヒーの説明もお味も丁寧で、また近くに行ったら立ち寄りたい素敵な空間でした。