映画感想【グランメゾン・パリ】と東京。
お義母さんにお誘いいただいて見てきました。
家から一駅の場所にシネコンができたので映画館頻度が上がっております。なんなら歩いても行けるからとてもいい感じ。
さて。グランメゾン東京2019年のドラマは見ていなかったのですが、2024年末のドラマを予習がてら見てから行きました。
映画は木村拓哉さん筆頭に豪華な出演者の方々で…王道ドラマって感じで良かったです！！ストーリーは予想できる流れなのに、一つ一つのシーンがかっこいいし、料理の演出も素敵でした。
そして流れるようなフランス語。字幕多すぎてコレ邦画か？っていうくらい。笑
普通にフランス語で話しちゃってる皆さん、流石過ぎました。
かっこいいんだわ。
火事のシーンはちょっと強引な気もしたし、借金なんぼ作ってたのか疑問だったけども…映画だし、実際に自分の好きなもの一直線で借金作る人間いるしなぁ…そこからとんとん拍子に流れが良くなっていくのはご都合主義にも見えるけどフランス人の気質考えたらあり得る話でニヤニヤしちゃいました。
ところで借金取りの俳優さん、ちょっとレオンのゲイリー・オールドマンを彷彿とさせたのは私だけでしょうか。いい感じに怖くて良かった。すぐに退場しちゃったけど。
映画の感想というか…経験談込みの雑談ですが、私は昔レストランでサービスをしていました。星付きも２年ほど経験があり、下っ端でしたがそれでもサービスしていた人間なのでシェフが主役の映画なのにサービス面での描写が結構細かかったのが妙に嬉しかった！
レストランって、料理人だけじゃなくサービススタッフも一緒に食事の空間を演出するので。星をもらうにもその辺も重要。
下っ端の駆け出しだった頃はお客様に少しでも不手際があってはならないと、テーブルに近づくこともできない徹底ぶりでした。お水のサーブすら禁止で最初は視界に入ることも出来ません。星付きレストランって違うわ…と圧倒されたものです。
料理提供までの時間をみながらサーブ練習するのは大袈裟に感じるシーンでしたが、そこまでやっているレストランもあるのだと思います。それくらいお皿に神経注いでるのってシェフの料理をサービスの人たちが好きだからで、料理人にとってそんなサービススタッフに出会えることって幸せなこと。ドラマを見ていないから人間関係ちゃんとわかってないのですが、尾花さんは自分に惚れ込んで信じて一緒に立ってくれる人に本当に恵まれてましたね。実際にどんなに腕が良くても一緒に店を作れるスタッフに出会えず、業態を変えたり店を閉めたりする人の話を聞きますので。。。
で、映画の素敵な料理の数々、レストラン事情も細かく描かれていたのをとてもいいなぁと思い返しながら公式HPみたら、監修を『Restaurant KEI』の小林圭シェフがされていたんですね！！なんて贅沢な映画！！
誰が監修したんだろう？と思いながら見ていたので、綿密に作りこまれたお皿に納得です。
フランスは難しすぎるので…御殿場にあるお店…行ってみたい。レストラン勤務やめてから食べに行く機会がぐぐっと減ってしまったので。。。
お皿見てるだけでわくわくする。
ここまで映画の感想的なもの書いて、やっぱりドラマ見たくなってNetflixで一気見しました。ハマるとがっつくタイプです。
1話目からフランスロケでめちゃくちゃ良い！ドラマ見てから映画行けば良かった！！
てかすっごい贅沢なドラマだったんですね。レストランシーン楽しすぎる。ミシュランの話とかも面白い。ドラマで新規レストラン作るにしては年齢層高いメンバーだなと思ってたけど、見てたら逆にそこがアツい。と言うか俳優陣がカッコ良すぎて年齢感じさせない。
正直特別ドラマと映画だけでは理解できなかった人間関係とか掘り下げられたので…やっぱりドラマ見てから映画がいい！！
そしてドラマの料理監修に『カンテサンス（Quintessence）』の岸田 周三シェフの名前があるー！なんなら最後出てるー！！歳とるに連れてドラマや映画を誰が作ってるのかを気にするようになったのですが…このドラマ役者もスタッフも揃えすぎじゃないですか⁈ってくらい好みの方々が名前を連ねてましたね。
料理に夢中にはなったものの、人間ドラマとしても楽しめました。起承転結わかりやすい流れなのに引き込まれるし飽きない。料理の良し悪しとはまた別の情報戦で右往左往される様もいい感じにハラハラ、イライラさせられました。悪役・ライバルポジションがいい塩梅。なんかジャンプ的な王道少年漫画さを感じたなぁ。少年漫画好きだから余計にハマったのかも。
誘われなければ多分見なかったのでとても良い機会いただきました。
レストランに食べに行きたーい！