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靴難民に幸あれ!【ひとことお題06】

毎日「ひとことお題」、本日は『靴』
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いつも一苦労だったんである。靴選びが。

私の足は、際立って特徴のない標準的なそれだと思っていた。
だけどどうやらそうでもないらしいとわかったのは割と最近の話で、それまでは、靴が足にぴったりフィットすることなんてないんだ、それが当たり前なんだと思っていた。

今でこそ甲高とか幅広だとか、足の形状に色んな名前がついているけれど、そういう表記は昔はなかったし、それこそS、M、Lだけだったり22cmの次は23cmで5cmが刻まれていなかったりする靴だと、私の足にフィットすることはまずない。

だいたい下のサイズだと横幅がキツくて入らず、上のサイズにするとかかとがブカブカしてスッポ抜けるか、足が前滑りして靴擦れが起きる。

だから持っている靴はギュッと紐をしめてサイズ調整できるものか、靴擦れをガマンして履くものばかりで、いずれも長く歩いたら足が痛すぎてたまらなくなる。そうやって何年も過ごしているうちに、もう足が痛くならないぴったりの靴なんてこの世にはないんだと諦めの境地に至っていた。

そんななか、最近受けた足のマッサージで言われたのが「かかと小さいですね」という言葉。なるほど、と思った。今まで足の小ささ自体は言われたことがあったが、どうもかかとは特に小さかったらしい。

これは普通の足の形状とは違うのかもしれないとわかってきたことで、じゃあ”自分の足の形に合う”歩きやすい靴を探そうと思った。探していて見つけたのは、運動靴や上履きなどを作っている1873年創業の老舗メーカーMOONSTERの作っているスニーカー。こんな長い歴史があって、しかも運動靴とか作ってるメーカーなら歩きやすいに違いない!と、そういうことで。

自由が丘に実店舗があるというので、ブラブラお出かけがてら試しに行ってみたら、ちゃんと足の形を測ってもらえて、しっかり甲高幅広の度合いまでみてくれた。私のサイズは22.5~23cmの間くらいの微妙な揺れ加減(靴によって合ったり合わなかったりする)で、しかも大きさに左右差があるらしい。そりゃあ選ぶの難しいわ、って足だったらしい。

それを踏まえたうえで、フィットするものとしておすすめしてもらったのはTABI HIKEという”地下足袋をベースに考えられた”歩きやすそう100%な靴で、もうこれだ!と即購入を決めたのであった。

この靴は今やお気に入りナンバーワンとして、長く歩くことが予想されるお出かけの時にとても重宝している。どれだけ歩いても全然痛くならないし、防水だから雨もへっちゃらっていうのも何気に点数高い。

というわけで、すべての靴難民がぴったりの靴に出会って歩くのが楽しみになりますように、と願いをこめて、今日は終わり。


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