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コラム・エッセイ「特筆すべき点P」(無料)

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脈絡のない思いつきを長々と書いているシリーズです。
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#マーケティング

もうビールをゴクゴクできない

『TVブロス』2017年掲載のコラムを加筆修正したものです。  25歳未満の人間は、酒のCMに出演できないのだそうだ。  人に教えてもらって驚いた。最近決まった自主規制で、未成年の飲酒につながりかねない、とかそういう理由で自粛しているのだという。  実際に調べてみた。 「飲酒に関する連絡協議会」が2016年に定めた「酒類の広告・宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準」によれば、確かに「テレビ広告において、25 歳未満の者を広告のモデルに使用しない。また、25 歳以上で

だと思う広告

『TVブロス』2016年8月掲載のコラムを加筆修正したものです。  最近、「だと思う広告」が気になる。  これは僕の造語で「『○○は、☓☓だと思う』という形式のキャッチコピーが使われた広告」のことだ。この説明で「ああ」と思った人は多いのではないか。誰もが一度は見たことがあるはずだ。  たとえば、タバコのポイ捨てをやめよう、という広告に、こういうキャッチコピーが付く(これは架空です)。  旅行会社の広告だと、こう(これも架空)。  こういう感じの「だと思う広告」に触れ

3大おにぎりの具「シャケ」「梅」あと1つは?

みんなが自由に決めればいいと思う。 (おわり) ※ ※ ※  すみません。おにぎりの話がしたいんじゃないんです。 3大○○、「☓☓」「△△」あと1つは?↑このフォーマット、完成度高すぎない? という話がしたかったんです。 インターネットが誕生し、アクセス数で収益を上げるビジネスモデルが確立して以降、「記事タイトルでいかに読者を釣るか」という問題は常にホットであり続けました。その結果生まれたのが「【悲報】」や「結果」などの釣りワードです。その中でも上記の「3大○○」は