スポーツ漫画企画案備忘録24
【タイトル】:魚人間コンテスト
【コンセプト】:魚(うお)人間コンテストに懸ける若者の青春群像劇。
【主要人物】:リディア……太平洋の島国からの留学生。アニメ、マンガ、ゲームオタクで日本語が堪能。褐色で活発な性格。
【あらすじ】:リディアは太平洋の島国出身(本人曰く地図を指差して「この辺」)、山口県下関市にある、『関門ユーラシア太平洋大学』に留学する。アニメなどの影響で日本語が堪能な彼女は元来の活発な性格もあいまって、早速友人が多く出来る。
サークル活動にも多数勧誘されるが、その中でもリディアが心惹かれたのは、白衣を着た怪しげな女性であった。白衣の女性はリディアに泳ぎは得意かと尋ねる。リディアはもちろんですと答える。白衣の女性は、リディアにフィン(足ひれ)を手渡す。それを着けて、プールで泳いでみたリディアは驚く。今までにないくらいすいすいと泳げたからである。プールから上がったリディアは恍惚とする。
「まるで人魚になったような……」
「よし、ともに目指そう!魚(うお)人間コンテスト!」
「はあっ!?」
魚人間コンテストに懸ける若者たちの青春!
【ポイント】
・鳥人間コンテストのパロディだが、こちらでは泳ぎの速度などを争う。
・発想のもとの一つとなったのは「もしもゲームメーカーのセガ社がソニック(陸)、ナイツ(空)に続いて人魚が主役のゲームを作ったら?」なので、レースなどにアスレチック要素を盛り込む。
・コンテスト会場は福島県の猪苗代湖などを想定しているが、他の湖や川、海などでの練習やレースをするという展開も面白いか。そういったレースを経験するごとにフィンも改良されて性能が上がっていく。
・リディアが大学で所属するのは『魚人間研究会』、そこでエキセントリックな会員たちから、スピード、スクリュー、ターンの精度を上げるように指導される。
・巻き込まれていくリディアだが、日本でのなにもかも新鮮な経験をポジティブに楽しもうとしている。しかし、次第にもっと大きなことに巻き込まれていき……?