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転職活動へのChatGPT活用法【企業分析編①】

本日は企業分析への活用法として企業が求める人材要件を求人票から一瞬で抽出する方法を解説します。

選考では、自分の魅力を相手に伝える必要があります。
しかし、相手が魅力に感じるツボをつかないと、なかなか採用には至りません。

そのツボを知るのが今回の記事だと思ってください。

相手を知らずして、最高の選考対策はなし得ないので、しっかりと最後まで見て、必ず実行してくださいね。

<中途採用の要件の考え方>

まずは前提知識として、人事はどのように欲しい人材を定義しているのかをお伝えしておきます。

詳しくはこちらの動画をご覧いただきたいんですが、中途採用はその人に満たしてほしい機能、つまり職務内容から定義しています。

中途採用は、今、もしくは直近で足りなくなる戦力や機能を補うための採用、即戦力採用なので当然のロジックです。

この職務内容から、求めている人材要件について仮説を持つことができるか。ここが転職活動における選考対策の命運を分けます。

ただ、この仮説を持つというのがなかなか難しく面倒。

職務内容を整理して、具体業務にブレイクダウンして、目的を考えて、目的を分解して…と丁寧にやろうとすると時間がかかります。

しかも一定以上の論理的思考力も必要になってきます。
ただし、今後は、ChatGPTがすべて解決してくれます。

<実践したものを見てみよう>

今回はこのようなプロンプト(入力内容)を活用します。
職務内容の部分に、受ける企業の求人票の職務内容部分をコピペしてください。今回もとある企業の採用担当の求人票からコピペしてみました。

職務内容は抜粋した企業名が分かるのを避けたいので塗りつぶし
# 要望
下記の手順に従って、職務内容から求める人材要件を段階的に整理してください。

#考えるステップ
手順1.職務内容を具体的な業務に分解し箇条書きにする
 出力イメージ:1.具体的な業務 2.具体的な業務・・・
手順2.箇条書きにされた業務11つの目的を箇条書きで整理する
 出力イメージ:1-1.具体的な業務の目的 1-2.具体的な業務の目的・・・
手順3.目的を満たすための必須要件(スキル・才能など)を分解する
 出力イメージ:1-1.◯◯力、◯◯力 1-2.◯◯力、◯◯力
手順4.以上より抽出されたものをリスト化する

# 職務内容
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すると、このように回答が来ます。
まずは手順1の回答。

職務内容から具体的にやる業務を箇条書きで抽出してくれます。
次に手順に2の回答。

それらの業務の目的を整理してくれています。
選考では、この目的を満たす能力があるかが確認されることになります。
ではどういうスキルや才能があれば、これらの目的を満たすことができるのか。

手順3の回答がそれに当たります。
それぞれの業務に対して、必要なスキルについて考えてくれました。

そして最後にリスト化してくれたものがこちら。

分析力、組織理解力など、職務内容から推察される必要なスキルを
ChatGPTが抽出してくれました。

もちろん、これらが正解かはわかりませんが、概ねどういった点を面接で見極められるのかは予想できますね。

ではここからいくつかの活用ポイントをお話します。

<活用のポイント>

ポイントは3つ。

  • 言葉を噛み砕く

  • アピールすべき経験の示唆を得る

  • 関連する業務を洗い出す

1つ目は「言葉を噛み砕く」。
今回抽出された「●●力」という言葉。これらは文脈によって意味が変わってきます。

例えば営業活動におけるコミュニケーション力とカウンセリングにおけるコミュニケーション力は微妙に質感に違いがあるのはわかりますか?

今回抽出されたスキル一覧は、これからの面接対策などに活かされるわけです。対策を進める中で言葉の持つ意味がブレてしまわないよう、ChatGPTに「●●力とはこの文脈においてどういう力なのか」を噛み砕いて表現してもらいましょう。

こんな感じで追加で投げてみます。

すると、このようにテーブル形式で出力してくれました。
ありがたいですね。

2つ目の活用ポイントは、「アピールすべき経験の示唆を得る」こと。
皆さんは、企業が求めてるだろう要件を理解したら、それらをアピールしなければなりません。ただ、ここが結構難しい。
例えば、自分の営業経験のうち、「どういう経験をアピールすれば
分析力が伝わるんだろう?」とちょっと悩みませんか?

実はここも、ChatGPTが活用できます。
示唆を与えてもらうためのプロンプト(入力内容)を入れてみます。

すると、このように、ChatGPT側から「こういった経験はないですか?」と
問いを投げかけてくれます。
つまり、こういった経験をアピールすることで相手が求めてる能力がアピールできますよ!ってことです。これはかなりすごいですね。

そして最後が「関連する業務を洗い出す」です。

当然ですが、求人票に書かれていることだけが、実際に行う業務のすべてではありません。それらを行う上で発生するだろう、付随した業務もたくさんあります。

余裕があればこれらも洗い出して、同様に人材要件を探ってみましょう。

こんな感じで入力してみると、予想される周辺業務も洗い出してくれます。

これらを改めて最初のプロンプト(入力内容)の職務内容にコピペすれば、こちらからも要件を抽出することができます。

# 設定
・あなたはプロの採用担当です
・職務内容から記載以外の業務内容や周辺業務を推測し、出力してください


# 職務内容
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ちなみに合計11個の業務内容が新たに推察されました。

<最後に>

キャリアのこと一人で悩んでないですか?

まずお伝えしておきたいことは、一人で解決できるほど、キャリアの悩みは浅くないということ。

  • 転職したいが自己分析のやり方がわからない

  • 今の会社で働き続けることに漠然とした不安がある

  • 自分の軸がなく生き方や意思決定がブレてしまう

  • 何のために働いているのかわからない

  • なんとかして現状をよくしたい

様々な悩みをお持ちかと思います。
これらの悩みを解決し、自分が思い描いたキャリアに歩みだすには徹底的な自己探求が必要です。

しかし…「自分に合った自己探求がわからない」「怠けてしまってやりきれない」という問題にぶち当たります。
誰かを頼ろうにも、「転職エージェントの支援は期待できるレベルではない」「有料サービスは30万以上と高すぎる」という問題があり、なかなか自力で抜け出すのが難しい状況です。

私としては、こういった方々の力になりたいという思いから長らくYoutube活動を続けてきましたが、やはりキャリアの問題は個別具体での対応が必要な場面が多く、力になりきれずにいました。

しかし、ChatGPTの登場が大きな転換期となりそうです。
私も、新たなチャレンジとして

ChatGPTを活用した転職支援プログラム『AI転職ブートキャンプ』

の無料提供をスタートしました。
毎週、1時間zoomに集まり、ChatGPTを活用したワークを実行すること。
毎週出されるChatGPTを活用した宿題(所要時間2時間程度)を対応すること。たったこの2つを続けてもらうだけで、自己探求ができますので、ぜひエントリーください。


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