コロナで市場価値が増すスキル3選
いよいよ2020年もあと1ヶ月ほどになりました。
今年は100年に一度の危機に晒され、大きく働き方や生活様式も変化し、今後の見通しに不安を感じられている方も多いかと思います。
また同時に、2021年に向けて、自分のキャリアについて棚卸しする時期であったり、新しい学びへの意欲が高まってくるタイミングでもあるかと思います。
そこで今回は、アフターコロナの社会において市場価値が増すだろうスキルについてわたしの考えをお話していきます!
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アフターコロナで変わる働き方
この点についてはいろいろな記事が出ているので、そちらを見ていただけたらと思いますが、主な変化としては
1.テレワークを選べるようになる
2.副業をしやすくなる
3.メンバーシップ型からジョブ型の思想に変わる
これらの変化が出てきます。詳しくお話していきます。
1.テレワークを選べるようになる
まず、テレワークについては、働き方改革の文脈で、徐々に変わりつつありましたが、コロナの影響で一気に変化しました。多くの方がテレワークを体験し、「テレワーク効率的!テレワーク最高!」と感じられたかと思います。
もちろんコロナが落ち着けば、通常の働き方に戻す企業もたくさん出てくるでしょう。
しかし、人材獲得競争が激しい日本で、テレワークという働き方を選べない企業は、人材採用に苦戦することになるかと思います。
それくらいテレワークは、働く人達にとって甘い果実だったということです。
その甘いものを食べさせてくれる会社と食べさせてくれない会社だったら、明らかに前者が選ばれる時代になっていくので、結果、企業はテレワークを認める方向へ収束していくと思います。
ただ問題は、テレワークで成果を出し続けれる人間はほんの一握りだということです。
どうですか、みなさん。
テレワーク中、いつもより集中力を欠いたり、ついつい怠け心が出たりしませんでしたか?人は思ったよりも弱い生き物です。セルフコントロールできる人なんてほんの一握りなんです。
2.副業をしやすくなる
次が副業をする人がより増えてくるかと思います。
テレワークにすることで、生産性が上がった方も多いんじゃないでしょうか?特に優秀な人ほど、テレワークによって時間に余裕が生まれているはずです。
そもそも、余計な会議や確認事項、移動時間など、とにかく無駄が多かった。優秀な人ほど、様々な会議に出席させられたりしていたわけです。
テレワークになったことで無駄なことが削ぎ落とされました。
そして1日2〜3時間レベルで可処分時間が増えたはずです。
そしてこの時間を使って、新しい学びを得たいと考える人が出てきます。インプットとして学校に通ったり、勉強をしたりする人もいるでしょうし、稼ぎながら学ぶチャンスを得られる副業という選択を選ぶ人もかなりの数で出てくるかと思います。
3.メンバーシップ型からジョブ型の思想に変わる
そして最後が、メンバーシップ型からジョブ型の思想に変わるということ。
厳密に言えば、このコロナ以前からジョブ型への移行は進んでたんですけど、このコロナをきっかけに大きく変化が想定されています。
「メンバーシップ型」というのは、「人に対して仕事を割り当てる」といった考え方で、日本ではずっと主流だった雇用の考え方です。就業経験が無い新卒者をポテンシャルを重視で雇い、ジョブローテーションさせ、終身雇用を前提にゼネラリストに育成する仕組みです。いわゆる「就社」のイメージです。
一方、「ジョブ型」というのは、「仕事に対して人を割り当てる」といった考え方で、スタートアップ企業やベンチャーではこの考え方を取り入れている企業も増えてます。どちらかといえば海外企業で主流の雇用形態といったイメージですね。
職務ベースでの雇用契約を締結し、社員の年齢や勤続年数は関係なく、その人自身の実力・スキル・成果が重要視されます。まさに「職に就く」、「就職」ってやつです。
企業は今後、ジョブ型に移行せざるをえなくなってきます。
働き方改革や同一賃金同一労働などの流れによるものも、もちろんありますし、何より、優秀な人がジョブ型雇用の会社を選ぶようになる。こっちの方が専門性も高まりますから。
企業活動をする上で優秀な人材の獲得は最重要項目であること、テレワークの流れなどを考えると、ジョブ型への移行は避けられなくなるかと思います。
以上、ここまででアフターコロナで変わる働き方についてザクッとお話しました。長々書きましたがここからが本題です!
<アフターコロナで重要性が増すスキル 第3位>
アフターコロナで重要性が増すスキル 第3位は、「自走力」です。
かなり色んな能力を包含しているので、こちらがランクインするのは、正直ズルいんですが、とても大切なのでお許しください。
自走力とは「自ら走れる力」のことを指します。
具体的に言うと、自走力がある人は、ミッションさえ与えれば、
・自ら仕事を作り
・自ら仕事の進め方を考え
・自ら計画を立て、時には調整し
・自らセルフモチベートし
・自ら必要なリソースを確保して実行してくれます
少なくとも、
・仕事の進め方を考えられる力
・自ら計画を立てる力
・自らセルフモチベートできる力
この3つは絶対にこれからの時代に必要不可欠になります。
アフターコロナの働き方の変化でお話したとおり、今後はテレワークが選べる時代になっていきます。
テレワークになると、上司の管理対象が変わります。
これまで多くの方は時間や働く場所を制限することで行動を管理されていました。
しかし、テレワークになると、行動を管理することが難しくなります。要はサボりたい人は簡単にサボれるようになります。そうなると行動を管理するのではなく、成果を管理するようになります。
成果さえ出してくれたらOK!というより本質的な管理方法へと移行することとなります。
この成果をマネジメントする上で、非常に重要なのが、働く人が自走型であることです。言われなければ動かない、指示しなければできない、管理しなければやらない。こういった人は、行動をマネジメントしないと成果が出せません。
テレワークが選べる時代になると、自走力がない人は上手く成果を出せなくなります。
成果が出せない人に企業はコストを払いません。今後、市場で自分の価値を担保していく上で、最もベースとなる力がこの自走力です。
その中でも先程話した、「仕事の進め方を考えられる力」「自ら計画を立てる力」「自らセルフモチベートできる力」。
まず間違いなく市場で重要視されるスキルとなるかと思います。
<アフターコロナで重要性が増すスキル 第2位>
アフターコロナで重要性が増すスキル 第2位は「コーチング力」です。
ここでは、「自走力」を養わせるためのコミュニケーションスキル、マネジメントスキルとして、コーチング力が重要になってくると考えています。
自分がコーチングをやってる、などの忖度は一切なく本当に重要なスキルになると予想してます。
自分の理解として、コーチングスキルとは、
「自ら」気づいてもらい、目標を描き、アクションを決めて、実行することを、傾聴や問いなどのコミュニケーションによって滑らかにする力だと思っています。
どうですか?気づきましたか?
そうなんです。これ、自走なんですよ。
自分で課題などに気づいて、自分で目標を立てて、そのためのアクションや計画を立てて、実行していく。まさに自走そのものなんです。
コーチングには、自走力を引き出す力があります。
いまいま、急に自走力が重要と言われても、できません!って人、たくさんいると思います。日本は、人材不足に悩まされており、また、そもそも解雇がしにくい国です。
なので、自走できない人は、クビだ!なんて意思決定できないんですよ。
今、自走できない人をどう活かすのか。
どう自走できるように育成するのかが、絶対的な経営課題になります。
もはやコーチングスキルは英語などの言語スキル以上に、社会人が当たり前に持つべき基礎能力になるとすら僕は考えています。
これまで話し上手がコミュ力が高いように見えていたかもしれませんが、違います。聴き上手が、問い上手がこれから確実に脚光を浴びます。
是非コーチングについて学んでみてください。
※自分が学ばだ講座や書籍も最下部にURLを貼っておきます
<アフターコロナで重要性が増すスキル 第1位>
アフターコロナで重要性が増すスキル 第1位はプロジェクトマネジメント力(プロマネ力)です。
プロマネ力は、プロジェクトを成功に導くためのあらゆる管理を行うスキルです。その中でも特に
・抽象度の高い課題を細かいタスクレベルに分解する力
・目標から逆算し、タスクのデッドラインをスケジュールに落とし込む力
・適材適所でタスクを振り分ける力
・タスクごとの完了イメージを適切に伝える力
・タスクの進捗を管理する力
これらがめちゃくちゃ重要になってきます。
これまで話したとおり、アフターコロナの働き方は、自走力が重要になってきます。
でも、自走力が現段階でない人もいます。だからそれを育成するスキルとしてコーチング力が必要になると。でも育成しても、そんなにすぐに得られるものではないし、全員が必ず得られるかも怪しい。
それでも、上手く人材を活かして、プロジェクトや仕事を前に進めないといけない。そこに、このプロマネ力がめちゃくちゃ大事になってきます。
どんなに自己管理が苦手な人でも、めちゃくちゃ細かく具体的なタスクであれば、自走して遂行することができます。
「みんなが喜ぶ美味しい晩御飯を作っといて」では、うまくできない人がめちゃくちゃ出てきますが、「明日までに、この野菜リストの野菜を分量通りに全て購入しておいて」、「明後日までに、購入した野菜を指示通りに切って保存しといて」と細かく具体的なタスクレベルであれば、誰でもできますね。
テレワークによって行動をマネジメントできなくなったからこそ、確実に成果にコミットさせられる粒度にタスクを落とし込める、スケジュールに落とし込める力が確実に重要視されます。
これらは自走力の強化にも繋がってきますので、まずは自分のタスクを細かく分解してスケジュールに落とし込んでいく訓練からはじめてみてはいかがでしょうか?
<お知らせ>
今回はアフターコロナの働き方の変化、需要が増すスキル3選についてお話しました。
もしかすると、現段階で提示したスキルに、アフターコロナの社会に不安を感じてしまった人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。人はいつからでも絶対挽回できる。
ちゃんと一歩一歩、小さな努力を積み重ねていけば、絶対に人は変われます。
何歳になっても、絶対に人は成長できます。僕はそう信じてます。
これからの人生の、1日目である今日。
小さな積み重ねの第一歩をスタートさせてみてください。
「一人では上手くできない」という方。
それが普通です。そういった方をサポートするコミュニティサービスを運営しています。科学と仲間の力で、目標達成を目指すコミュニティサービスとなっています。
<おまけ>
書籍:目からウロコのコーチング なぜ、あの人には部下がついてくるのか?
https://www.amazon.co.jp/dp/B00PU5KZQ4/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_z3qpFb3H7YKJX
養成講座:
https://zapass.co/academy/
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