“the Milky Way Captured”
☞The Entire Plane of the Milky Way Captured in a Single Photo
古代ギリシャの哲学者デモクリトスが天の川 (Via Lactea) は遠く離れた星々の集合体だと説いたのは、紀元前400年ごろ。
その説が最初に確認されたのは、イタリアのガリレオ・ガリレイが望遠鏡を使って天の川を観測した1609年のこと。
1755年にはプロイセン王国のイマヌエル・カントが、太陽系と同じように天の川も多くの恒星が円盤状の構造をして回転しているとする説を唱えたが、オランダのヤン・オールトによる電波観測によってその三次元的構造が渦巻き状であることが明らかになったのは、ようやく1958年になってのことだ。
2005年にはスピッツァー宇宙望遠鏡による観測で、ハッブル分類でSBbcに分類される棒渦巻銀河であることが裏付けらるようになったのだが、さらに正確な全体像をつかもうとする研究・観測は、いまでも続けられている。
織姫星の〈こと座α星ベガ〉と、彦星の〈わし座α星アルタイル〉との間には、観測上でも15光年ほどの距離がある。
昔の人は、たらいに水を張って二つの星を水面に映し、水を渦巻き状にかき混ぜて、この二つの星が重なって映るように近づけてあげたそうだ。
[ N1 ]
2021-07-07 10:12(UTC+0900) @TSD /TT
2021-07-07 21:58(UTC+0900) @TSD /TT
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?