
#1 自分の人生をデザインしよう!
価値観を共有して、
自分の将来像を構築したい貴方への手紙
夢と現実のはざまで、自分の道を模索した青春時代。
高校を卒業した私は、闇雲に夢を追いかけるように上京しました。
目指したのは中学、高校と部活で続けていた音楽に夢を託したJAZZトランペットのプロの道。しかし、東京の現実は甘くなく、生活のために力仕事を生業としながら、チャンスを掴もうと必死にもがく日々でした。
それでも、なかなか思うようにはいかない。才能、環境、運、お金……どれも足りないと痛感しながら、挫折を繰り返す毎日。
それでも、人との出会いには恵まれました。さまざまな価値観や生き方に触れるうちに、自分は何者で、どう生きるべきかを考え始めたのです。
そんな中、22歳の頃、あるものに改めて心を奪われました。
それが デザインの世界でした。
そのキッカケは高校生の時から聴きまくっていたJAZZのBlue Noteレーベルのレコードジャケット。それは美しく、カッコイイなぁ〜と、部屋のあちこちに飾っていた。簡潔に、機能的で、人の心を動かすデザイン。その魅力に惹かれ、そうだ、そんな仕事が世の中にはあるんだと、

その時までデザイナーと言う言葉さえ知りませんでした。自分も、人を喜ばせることができる事を、仕事として出来るデザイナーになりたい!と、でも一から学ぶ余裕も資金も無く、無謀にも独学をスタートさせる決意をしました。
友人達は大学卒業の時期、奇しくも新たな人生のスタートラインは同時でした。彼らには遅れをとりたく無い、絶対に負けたく無い思いがいっぱいでした。
何の情報も基礎もなく、学ぶ環境もなかった私は、手探りで知識を吸収し、試行錯誤を重ねながら、少しずつデザインの世界へと足を踏み入れていきました、、、。
貴方へ宛てた手紙
——独学からプロへ、道なき道を切り開く——
貴方へ。
この手紙を読んでいる貴方は、きっと何かを模索しているのでしょう。私も同じだった。高校を卒業し、夢を追いかけて東京へ出たものの、現実は厳しく、自分は高学歴では無い、世間を知らないただの田舎者、、の現実。思い描いた未来とは程遠い日々。
生活のために働くしかない。
でも、何をやるかより、何をやらないかを優先すること。これが私の信念だった。
会社員になっても、似合わない制服は絶対に着たくない。
認めてもいない上司の言いなりには動かない。
突然の転勤命令などあり得ない、、、
ただし、働くのは嫌いじゃない。
そんな我の強い人間を、普通の職場が歓迎するはずもない(笑)。それでも、生活のために複数の仕事を経験した。力仕事も、接客も、単純作業も。どれも自分のやりたいことではなかったが、全てが「社会勉強」だったんです。
その中で確信したのは、「今はできないけれど、やりたいことで飯を食う」道を見つけなければならない、でなければ人生は楽しく無い!」ということ。
やりたくないことを避けるだけでは、何も生まれない。だからこそ、自分が本当にやりたいことを定め、そこに向かって少しずつ進んでいくしかなかった。
22歳の時、偶然出会った「デザイン」という世界に心を奪われた。何の基礎もなかったが、それでも学び続けることで、少しずつ手応えを感じるようになったんです。
独学は孤独だ。しかし、自分の選択に責任を持ち、積み重ねていくことで、やがてそれが道となる。
貴方もきっと、自分が納得する道を探しているのかも知れないですね。
もし、同じような葛藤を抱えているなら、この言葉を贈ります。
—— 「やりたくないことをやらずに生きるために、やりたいことに全力を注げ」 ——
これから定期的に、「貴方への手紙」を更新していきますので
共感いただければ、次回の更新もお楽しみに。