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アナログとデジタル
古い話になりますが、昨年ネットニュースで見かけて、少し話題になってた記事です。
記事を書きかけていたのですが、色々思う所があり、なかなかまとまらなかったので(^_^;)
この漫画の件の問題点はコンテスト主催者側の配慮のなさでしょう。
こうした対応をしてしまうなら、募集要項にデジタル不可とした方がマシです。
自分の経験だと、組合関連でポスター製作の依頼があり、デジタル入稿が可能か尋ねたところ、アナログでなければ不可と言われた事があります。
アナログでポスター製作をするには画材ないし、時間もないので、その依頼は断りました。
最初から言って貰えれば気が楽です。
コンペ等の募集要項が、デジタルアナログ問わず、と言うのであれば、評価基準は明確に設けるべきでしょう。
手法で評価に差をつけるのなら、部門も分けるべきでしょう。
曖昧なまま、この件の様な対応をすれば、参加者に不信感を抱かれ、コンペ自体の価値も下げる事になります。
これじゃコンペを開く意味も無いですよね。
その一方で、私見として デジタル作画は、アナログより一定水準に達するのは楽だと思いますけどね。
これは、昨今のコミック製作事情を見れば分かることです。
同人誌を始めコミックも主流はデジタルですし、イラストにしたってネット上に溢れる絵は殆どがデジタルです。
これは、始めるための環境が整っていて敷居が低いからです。
iPadと Apple Pencilはデジタル作画の敷居を格段に下げました。
無料ツールも充実していますし、ノウハウ、マニュアル類も揃っています。
ツール側の補助機能も充実しているので、一定水準の作品を仕上げるのは昔に比べて楽になり、レベルの底上げが図られています。
デジタルオンリーの人だとアナログのGペン使えない人いるのでは?(^_^;)
故に、このコンペの司会の様な考えを持つ人がいるのも、また無理からぬ事なのかも知れません。
(この件の場合は立場的にアウトだと思いますが)
これが若い世代でなく、私の様なおっさん世代で、アナログからデジタルに入った人間になるとちょっと話が違ってきます(^_^;)
長いので分けます。