音楽フェスとコンサート
先日さだまさしさんの4500回くらい記念コンサートに行ってきましたが、個人的には若干の葛藤もありました。
理由は、緊急事態宣言とフジロックフェスティバル 及び 愛知の 波乗りフェスに関する世間の批判。
千葉のスーパーソニックにも延期要請が出ている中での参加でしたから。
開催された東京ガーデンシアターは大規模施設です。
最大8,000人収容可能。
コンサートは現状のガイドラインを守り、4,500人での開催でしたが通常コンサートより規模は当然大きい。
フェス批判の中には、人が集まる事自体がけしからんと言う意見もあります。
今、この時期じゃないといけないのか?
と言う意見も・・・
こういう人達はフェスとコンサートの区別もつかなそうです。
音楽全体を悪者にする声さえあります。
でも、今だから行きたかったのですよ。
昨年、さださんの配信コンサートを2回視聴しました。
夏のチャリティコンサートで無観客の中、コンサートを行ったさださんが
9月からツアー再開します
と宣言しました。
他のどの歌手よりもコンサートを行ってきて、コロナ禍 コンサートが行えず、そんな中医療関係への支援を行い、専門家と話を重ね、
こうすれば感染はほぼ防げる
とガイドラインを設けてコンサートを再開しました。
再開以来感染者は出ていないとの事です。
私としては、しばらく生歌聞いてないし、子供達も相応の年齢になった。
ワクチン接種も私と妻は済んだ。
記念コンサート・・行かずしてどうするか・・です。
コンサートで行っていたのは、健康管理カードの事前提出、検温、消毒、物販はソーシャルディスタンスを保つ。コンサート中は私語禁止。
それほど厳しい話でもなく、割と簡素な対応です。
飛沫を防ぐ観点から舞台と観客席の間は通常より広く取られています。
演奏者間もソーシャルディスタンスを維持。換気は問題なし。
緊急事態宣言を考慮して、20時に終われるように時間調整。
ファンも事情を理解している年配の方が多いです。
何より自分たちの都合でさださんに迷惑かけたくないと考えます。
一方さださんは、時間の短さを補うため開演を一人繰り上げて前説トークする熱の入りよう。
このサプライズには、多少の不便さなんてふっとびました。
不便さと言えば、例えば がんばらんば で踊るとか北の国からのコーラスとか今できないですからね。(ま 体力無いから踊れなさそうですが(^_^;))
これが、アイドル系コンサート、立ち上がって声援したい、とかになると事情が変わってくると思います。演者側が相応に気を配らないと窮屈さを感じるファンも出るでしょう。
野外フェスの場合、複数アーティストのファンが集まり、本来お祭りなわけですから当然違和感、窮屈さは大きな物になると思います。
参加人数もコンサートとは規模が異なってきます。
管理する方も大変だし、される方もやはりプレッシャーがある。
千葉のソニックフェスの記事を読んでいて感じたことです。
悪い前例が出てしまったから尚更ですね・・・
でも、主催側は払い戻しやオンラインも含めて柔軟な対応をされていたと思いますし、楽しまれる方は楽しんでいたと思います。
フェスティバルで騒げない・・・哀しいことですが、現状仕方が無い。
制限のある中、自分たちはどうすれば楽しめるのか・・・
参加する側も開催する側もしばらく模索する必要があると個人的には思います。