小説 20億の針と1000億の針 少年時代の思い出
小学校の頃、学校の図書館に偕成社が出していたSF選書が置かれておりました。
SF系の話は割と好きで、幾つか借りて読んだのですが、印象に残っていた作品に 姿なき宇宙人と言うタイトルがありました。
内容は、凶悪犯を追ってきたアメーバ状の宇宙人探偵が地球に不時着。島の少年に寄生して、協力しながら犯人を捜すと言うもの。
色々と容疑者が出る中、最終的に意外な人物が犯人である展開など、結構ワクワクしながら読んだ作品でした。
時間が経ち、その作品をネットで検索して、正式タイトルが20億の針と言う作品である事を知りました。作者は ハル・クレメント。
続編として、1000億の針と言う作品が描かれていることも知りました。
その時は、小説を読むことはなかったのですが、昨年 あさりよしとおさんの作品で、生殖の碑と言う作品を読んだところ、この作品が作中で取り上げられていました。
休職中で、本を色々漁っていたこともあり、購入して読みました。
原作を読んでみると、子供の頃の印象とはかなり異なる感じで随分ゆったりとした展開だったのだなと感じました。
続編は、共生の不具合と言う状況から、シリアスな展開を見せるのですが、最後で え? そういうオチという感じ・・・和みましたが(^_^;)
帯には、寄生獣などの共生物SFの原点との言葉が見られました。
岩明均さんの寄生獣も好きな作品です。共生物と言う点では、初代のウルトラマンもそうですね。最終回まで意識することはほぼ無いですが(^_^;)
本作を下敷きとしたコミック作品もあります。
以前調べたときはこちらを読んだのですが、途中挫折した記憶が(^_^;)
また読んでみようかな・・。
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