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好きな漫画家 「小山田いく」さん


思春期に大きな影響を受けた漫画家さんです。

2016年に鬼籍に入られてしまいましたが。

中学から高校時代に読んだ、氏の代表作でもある

すくらっぷ・ブック

は、当時非常に魅力的な作品でした。
主人公「柏木晴」を語り部として繰り広げられる中学生活の
様々なエピソードは非常に新鮮に目に映りました。

漫画や物語に興味を持って、その後大学時代に漫研や同人活動に
のめり込むきっかけになりました。

すくらっぷブック以降、或いは同時期に描かれた

星のローカス
ぶるうピーター
ウッドノート

の三作品までは、同世代の登場人物達に様々な感情移入をしながら
作品を追いかけていました。

その後、作風をがらりと変えて描かれた

「マリオネット師」

は、ファンの間では賛否分かれる作品でしたが、個人的には
好きでした。

その後の作風は、社会派?の側面を持つものに変化していきます。

フォーナが走る
「合歓リポート」

では環境問題を扱い

迷い家ステーション
「風の宿」

では、地方で暮らす人々の様々な人間模様を描いています。

少年誌の連載としてはその後描かれた

むじな注意報

が最後になった感があります。

「すくらっぷブック」のキャラクターが教師として登場したり、
昔からのファンとしては懐かしい感があったのですが、残念ながら
世情とは大分乖離してしまっていました。

その後、ホラー作品メインに作品は移行していきました。
青年誌では、上野の今は無き大衆食堂「聚楽台」をモチーフにした
「衆楽苑」を連載。
「風の宿」でも描かれていた色々な人間模様を描いた作品でした。
聚楽台には、オフ会等で何度も訪れております。

自分と小山田先生との関わりは、個人的に立ち上げたファンサイト?
からでした。

二次創作のアダルトサイトになるのですが、掲示板なども設けたところ
意外とアクティブな書き込みをされる方もいて、一時盛り上がりました。

コミケでも同人誌を数冊発表しており、その辺りの関係からファンクラブの
方とも懇意にするようになりました。
オフ会を小諸で行い、その場に小山田先生ご本人にも来て頂きました。
お話を聞いたり、色紙を描いて頂いたり、楽しく過ごしました。

その後、こうした活動から遠ざかって久しいのですが
小諸は何度か訪れました。
先生が亡くなった年には、追悼展を見に行きました。

小諸在住の友人もいるため、また行きたい処ですがこのコロナ禍でなかなか
機会が持てません。

作品群の大半は「自炊」して所持しているのですが、電子書籍化もされているので
そこはありがたいです。

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少し珍しい作品を 晩年に描かれたイラスト集と島崎藤村を描いた作品。
これは流石にもう手に入らないでしょうねぇ・・

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