ブラックな解雇・退職勧奨・追い出し
会社は辞めてほしい社員がいる場合、「退職勧奨や解雇」を行うことがある。
そのやり方は、ググると多くの弁護士が解説してくれているのでそちらを参考にすると良いが、簡単にだけ用語を整理してから、本題の「ブラックな解雇・退職勧奨・追い出し」に入りたい。
多くの人がご存知の通り、日本では労働者保護の観点が強く解雇ハードルは高い。
そこで今回の本題、会社側はあの手この手で、辞めて欲しい社員の解雇事由を粗探ししたり、自己都合退職させようとする。実際には、以下のようなことを仕掛けてくるかもしれない。ホワイトなようで(追い出された側の社員に)気付かれていない、実はグレーやブラックな施策が存在する。知っておくと何かの誰かの役に立つかもしれないのでケースを共有したい。
1.転勤
地方など辺鄙なところに異動を命じる、飛ばす。わりと聞きますね。
2.異動、役割変更
不人気・苦手・ストレス業務をさせるべく異動や役割変更する。鬼のテレアポ、窓際に追い込むなど。
3.降格、減俸
理由をつけて、降格・減俸する。
4.職場での無視、いじめ
上司やトップから無視されたり冷遇される。そして周囲とも気まずくなる。
5.スマホ、PCのチェック、フォレンジック
ここ最近は技術的に余裕でやられる。消しても復活できるフォレンジックサービスも一般的になりつつある。会社支給のものは全て把握されると思っていたほうがいい。そんな時代だ。
6.経費精算不正間違いなどの粗探し
特に営業パーソンは気をつけたい。わりとよく見るケースだ。問題社員てのは経費不正をする人が実際多いし、注意しても何故か繰り返す生き物だ。なお、誰でも一度はありそうなくだらないミスや甘えが命取りになることもあるので要注意。
7.タイムカード、就労時間の不正間違いなどの粗探し
目を付けられれば、さぼりや不正がないか粗探しされることもよくある。
8.マイクロマネジメント
これもよくある。わりと最近、問題社員を追い込むTips的に使われてる感じもある。細かく厳しく目標設定をして、個別面談をして、できなければ突っ込みをいれていく。その社員の真の成長に向けた愛あるマイクロマネジメントなら良いのだが、そうでないケースもとても多い。。
9.SNSでの中傷、辱め
これもここ最近散見する。例えば、社長がSNSやブログなどで、「最近、採用で失敗した。」とか「こんなミスを犯した。」「こんなダメな社員がいた。」とかとか名前を入れずとも多くの社員が分かるような形で書いてしまう。もともと人格破綻した社長もいれば、社長自身が経営不振などのストレスで病気のケースも多いように思う。
10.ヘッドハンティング、転職のお誘い
辞めさせたい社員に、エージェントや第3者に声を掛けさせて、退職・転職を促す。社長は直接的に自らの手を汚さない上に、エージェントからも(売上があがり)感謝されるケースもあるという…。タイミングよくヘッドハンティングのお誘いがあればそれは罠かもしれない笑
11.研修
時々、外部研修などで、やたら詰められる社員がいる。あれ?そんな怒られることじゃないよね?とかなのに、ゴリゴリにやられる。周囲の社員に「できないレッテル」を見せつけ、そして屈辱を味あわす最悪の研修。これは社長と研修講師が裏で口合わせをしてる。酷いもんだ。
以上です。そのうち追記するかもです。
なお、上記は、「違法行為になることもあり得ること」「関係が拗れる可能性があること」は肝に銘じたい(※特に会社側の立場の人は気をつけましょう)。