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「執行役員」タイトルで転職するライフハック

転職して、「年収を上げたい」「やりがいを高めたい」と多くの人が思う。「タイトル/役職」が必要だと言う人もいる。

いい歳して転職して、周囲に挨拶回りする際にノンタイトルの名刺をきるのは少し嫌だ。キャリアアップ転職としてタイトルを上げたい。と、思う人も多いそんなもんだ。

今回は「タイトル/役職/役員」について触れたい。

会社法上の役員とは、取締役・会計参与・監査役の3つを指す。それ以外の執行役員や部長や課長や係長や主任や、ゼネラルマネジャーやマネジャーやリーダーなどなどは会社が任意で定めている役職名に過ぎない。最近よくみるCXOとかもそうだ。

つまり「取締役(や会計参与・監査役)」採用というのはハードルが高いが、それ以外のタイトルは会社側の裁量で自由に決めている点でハードルが低い。ベンチャー、スタートアップで言えば特に狙い目だ。

直ぐに箔を付けたいという欲張り?な方に狙ってほしいタイトルの一つがベンチャー、スタートアップの「執行役員」タイトルだ。役員なのに会社法では取り決めがない、雰囲気凄そうなタイトル笑。(会社法においてはただの社員/使用人。)

実際に転職の際に、候補者が入社を渋る時など、企業側は年収を上げたりタイトルを付与したりする。びっくりするぐらい簡単にオファーレターの内容が変わることがある。執行役員というタイトルは社長や取締役の一声で乱発されがちなのだ。

キャリア実績ある転職希望者は、エージェントに相談してみると良い。「タイトルが欲しい」「年収もう少し上げたい」と口にするだけだ。しないと何も変わらない。相談したもん勝ちとも言える。

ただ伝え方は多少以上は工夫しましょう。しょぼい候補者にならないように。工夫が自分で思いつかない時は、
「これまでの経験から、タイトル有無で外部とのやり取りなどスピードが上がる。 ”爆速で結果を出したい”そのために検討してほしい。」
とかとか「自分のためではなく御社の為だ的なニュアンス」で言っておくと良いかと。企業に直接ではなく、エージェント経由にて。腕の良いエージェントから企業へ言わせましょう。(自ら企業に直は不細工だったりしょぼくなるので原則NG。)

このへんの交渉は以下の記事も参考になるかもしれません。

あとは既存事業ポジションよりも新規事業開発ポジションの方が「執行役員」タイトルをGETしやすい。既存事業はやはり既存社員で組織図が出来上がっていてそこに紐づくタイトルも固定しがち。なので、新規事業ポジションあれば、まだ何者でもない転職者であるあなたに執行役員タイトルを付与してくれる可能性も高まるでしょう。

ということで。転職の際に直ぐに箔をつけたいという人の選択肢として、「ベンチャー・スタートップ企業」の、「新規事業開発関連」の「執行役員」タイトルは狙い目です。

補足:
新規事業開発というと、なんだか仰々しいけど、たとえばこんな感じ(新規チャネル開発とか)もあり。「消費財メーカーの営業ポジション」で、これまで会社にはドラッグストアに卸す営業組織しかなかったけど、美容室やエステサロンなどプロフェショナル領域に営業を新たに仕掛けたいので、その領域の経験ある責任者クラスを採用したいとか。そこでオファー前段階で、新チャネルの責任者なのだから、執行役員タイトルをくれくれと。

一旦、以上です。ライフハック的な話なのでほどほどに。


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