キモシェアハウス漂流記第一話
2023年7月から俺はとある理由でガクヅケ木田・サスペンダーズ古川さん・フランツ土岐が住むあのキモシェアハウス(ストイックハウス?)に暮らすことになった。
元居た家を家賃が払えず、引き払うことになり、ガクヅケの木田に「助けて」とSOSを送ったところ「押し入れに2万で住む?」という、そのときは有り難すぎる提案を受け見事キモシェアハウスメンバーになった。
思えばレンタルぶさいくや春とヒコーキぐんぴぃ、プロポーズならたが居た頃の元祖キモシェアハウスメンバーのときは入り浸るように遊びに行っていた。
まさか自分がメンバーになるなんて。
7/1キモシェアハウスに住人として住み始めた俺はまず愕然とした。
「こんなに汚かったっけ?」
外から遊びに行っていた頃のキモシェとはあまり変わりはないはずなのだが、いざ自分が暮らす家となるとあまりに汚い。しかも自分は綺麗好きとかって訳でもない。そんな自分がそう思うということは大概なのだ。
俺は居ても立っても居られず台所のペットボトルをゴミ袋に移す作業を始めた。
するとフランツの土岐が自分の部屋から出てきて
「なっつかし。」と未来から来たんかみたいなことを俺に向かって言ってきた。
「何がやねん」と返すと土岐は「俺もキモシェに入ったとき同じことしてました」と言い、さらに続けてこう言った。
「絶望を見せてあげましょうか」
関西イントネーションフリーザがそこには居た。そう言うとベランダに俺を手招きした。
そしてベランダを恐る恐る覗くとゴミがパンパンに詰まったゴミ袋の山達。ゴミ山脈。ゴミ登山道。
俺の中の炎が一瞬にして消えた瞬間だった。
そして俺は「郷に従おう」と強く決意した。
その日は初めてのキモシェアハウスの夜。俺は8月から活動休止をするガクヅケ木田の部屋の押し入れに敷いた布団で寝ることに。しかし部屋が暑い。
今木田君は自立神経があまり整っていないようで人に聞かないと暑いか寒いか分からないときがあるみたいで、そのときは寒いと思っていたらしい。
俺は寝ている木田君を起こし「クーラー下げて良い?」と聞くとパーカーを着て毛布を被り「いいよ」と言った。
こいつは絶対に幸せになるべき人間だと木田君の優しさを噛み締めるように寝た。
そしてぐんぴぃやピーター博士が寝ていた押し入れで泥のように寝た。寝れないと思ったけど、全然寝れた。
元々通っていただけあって俺は1日で心も体もキモシェアハウスメンバーになった。
今までは1人暮らし、もしくは彼女と半同棲しか体験が無く、仲の良い友達と一緒に住むのは初めての経験ですごく楽しい。
これからはnoteでちょくちょくキモシェのことを俺が語り手として伝えていこうと思う。