キモシェアハウス漂流記第三十五話
前回のキモシェアハウス漂流記でも書いたが、最近木田が引越しを匂わすような発言をしてから、俺がメンヘラになってしまったという話をした。
勘違いして欲しくないのだが、俺はガチのメンヘラでは無く、一応シャレのつもりで木田に対してメンヘラを出して、木田を困らせることを楽しんでいただけだったのだが、木田がガチで怖がっている。
その弊害なのか、木田がガチで怖がってるのイコール俺はホンマに木田に対してメンヘラになってしまったのか?と言う思考になり、自分でもよく分からない状況になっている。
さながら野武士のような見た目の俺だが、実はこの見た目は、こう言う人間になりたいという憧れから作り上げた見た目でホンマの俺は弱いねん。と、木田に説明したとき、シャレのつもりだったが何となく腑に落ちてしまったのだ。
俺は今どっちなのか。
木田が俺をメンヘラだと怖がるたびに分からなくなってきている。
人にあまり執着しないタチではあった。しかし、木田とは10年続いてる仲である、その結果から逆算して俺は木田に依存しているのでは無いかという答えになってしまっていて、このメンヘラボケから抜け出せなくなっているのだ。
どっちなんや、俺は。
俺はシャレのつもりだったが、侵食されていってるのかもしれない。
あと、木田に対してメンヘラっぽいことを言うとき言葉が出るわ出るわ。
これがホンマの俺なんちゃうかという程で、自分でも怖くなる。
この間木田とLINEをしているときのこと、木田から前回のキモシェアハウス漂流記を読んだ感想が来た。
「メンヘラすぎるって」と。
俺はその一言からメンヘラボケのスイッチをONにした。
そのやりとりを今見たら自分でも怖い。
何なんやこの引き出しは…ここからはそのやりとりだ。
LINEのスクショが続く。
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