子どもはひとりで育てない!家族を巻き込んでセールスデザイナーになった4歳児ママ:ドリママPjt.インタビューPart.1 片瀬翔子さん《後編》
DreamMamaProject(通称 ドリママ)では、
メンバーの「過去・現在・未来」にそれぞれスポットを当てることで、その方の考え方や生き方・人となりを浮き彫りにしていけたらと思っています。インタビューを読んだ方が共感し、刺激を受け、今後の活動に活かしていただく一つのきっかけになれば幸いです。
記念すべき第一弾は ainodesign ほしい!の仕組みをつくる人
片瀬翔子さんです!(以下 しょこさん)
前回は、しょこさんのお仕事のお話を中心に伺いました。
後半は家族との接し方、子育てと仕事の両立方法などに迫ります!
【片瀬翔子さん プロフィール】
片瀬 翔子(かたせ しょうこ)
1988年生まれ、静岡県浜松市出身。
大学卒業後は住宅営業として坪単価70万円をこえる高級住宅の営業・企画を行う。妊娠後は、在宅でITサポートやディレクションを行い、エンドユーザーに寄り添ったフロント設計や講座運用に多数携わる。FB広告運用、LP制作の経験をする中で、「心の動く瞬間を一緒に作りたい!」
という思いを強くし、独立。
現在は徹底した顧客目線による「ベネフィット最優先デザイン制作」のもとランディングページ・バナー・名刺などの制作を行っている。
HP https://ainodesign.site/
Webラジオ しょこのフリーランス満喫ラジオ
【子どもは一人で育てない!!】
ー生後まだ何ヶ月かのお子さんの面倒を見ながらのお仕事は大変だったことと思います。苦労したことはありますか?
1歳になるまではわりと大丈夫だったのですが、
立ち上がって動き始めると、一時保育を週2~3で預けて、あとは夜と昼寝している時に仕事するような形に変えました。
本当に少しずつ仕事をする時間を増やしていく形にできたのは良かったですね。最初は1~2時間で、最終的には5~6時間働くというような感じになりました。
現在の しょこさんの 平日(仕事をするとき)のスケジュール
4:00 起床 ブログ執筆(寝坊もあり)
7:00 支度・ごはん・着替え・洗濯
8:30 保育園
9:00~10:00 片付け・整体・買い物
10:00~12:00 制作業務
12:00~ごはん
13:00~MTG・制作
15:00 保育園お迎え
15:30~17:00 仕事続き
18:00 ごはん・風呂・ボドゲ
21:00 絵本・就寝
ー同じような状況の方ドリママにも多いかと思うのですが、お子さんがいて働く中で工夫したことってありますか?
工夫というか、徹底していたのが「絶対に私一人では育てない」ということでした。
自分がわがままだったりするのもあるのですが、人間としてすごく未熟であることを自覚していたので、私と子どもだけという育て方をしたらお互いの為にならないと思って。
実家の親や妹といった育児に大人を関わらせ、あわよくば妹が友達を連れてきたらそこでも遊ばせ…みたいな。
ー周りを巻き込むみたいな?
そう。なるべく私でない大人と接するみたいな感じでやっていました。
ーでもそれが意外と難しかったりするんですよね…。
頼るという感覚になってしまうと申し訳ないのですが、幸いすごくかわいがってくれたので。
「じゃあ、(子どものめんどうを)みたいよね?」みたいな(笑)
ー巻き込む力も大事ですね。
旦那さんも3ヶ月の時に丸1日初めて子どもを預けた時は大変だったと思うんですが、1才の頃には二人だけで過ごしてもらうのも何も不安もないような感じになりました。
あとは、妹と妹の友達と息子みたいな組み合わせで遊びに行くこともよくあって。
子ども自身が大人に対して恐怖心を持っていないというか、大人慣れしているというか。
だから私も安心して、荷物さえ預けておけばあとは何とかなるみたいな。私自身も慣れていきました。
自分がなんでもできるタイプだったら、人のやることが気になったりするかもしれないのですが、私はできることの方が少ないので本当に、「ありがたいなー」しか思わないんですよね。
ーそれは今でも良い感じで続いてらっしゃる感じですね。
特にご主人とは一緒にいろいろなさったり。
ほんとうにありがたいです。
妊娠している時とかは10対0で私が家事をしていたんですが、一緒に暮らしていく中で、私はこういう奴だと思ってどんどん適応していったんでしょうね。
ー旦那さん素晴らしい適応能力だと思います(笑)
今、旦那さんがボードゲームにはまっているのですが、それを一緒にやることで私もリフレッシュできたりとか。一緒に子どももやっています。
ボードゲームはテレビゲームと違って、ルール以外のこともできるので。
子どもだとややこしいルールはわからないから簡単にしたり、手ごま減らしたり、ハンデをつけたり、そういうことができるので、我が家にはちょうど良かったのかなって。
ーお仕事も子育ても全部本当に楽しそうにしている印象なのですが、どうしたらそんな風にできるのでしょうか?
毎日とかこの瞬間とかそういう単位でいったら大変なこととか、ちょっと苦しいとかそういうことはたくさんあるんです。
例えばブログやっているのですが、ほんとうにうまくいかなくって。
だから日常レベルで言うとそういう「ワー!」って思うことはたくさんあるし、お客さんとの打ち合わせでうまくいかなかったなっていうことも
めちゃめちゃあると思います。
でもそれも全部プロセスになっているというか。
今日うまくいかなかったことも、明日にどうやってリカバリーしようとか、そこで終わりにしないようにしようとか、そういうことは意識的にやっています。そうするとそれも全部過程になっていくので。
あと、旦那さんに思うことがあっても本人に言ってしまうので、ためこまないですね。
ポジティブモンスターって言われてました。
【ママたちがもっと生きやすくなる社会に】
ーでは最後になりますが、ドリママpjtに参加してよかったことや、これからやってみたいことを教えてください。
なかなかドリママの定例会とかに参加できてない状況なんですが、
すごくよかったなと思うのはデザインやWeb以外で活動している方の話とか、価値観に触れることができるのは、私にとってはとても新鮮で。
そういうことを知れる環境があるのはよかったなと思います。
同じことをやっている人たちではなくて、
全然違うことをやってる人たちとも話をしたり、
何か作ったり出来るのはいいなと思っています。
やってみたいことは、オンライン勉強会をやり合う企画あるじゃないですか。あれすごくいいなと思っています。
参加する側も、開催側もやってみたいですね。
あと、私みたいなわがままな生き方でも割と上手くやれるんだよって伝えたいです。
ママたちがもっと生きやすくなったらと思っています。
生きにくいのは、たぶん制度とかのせいじゃなくて、自分自身でブロックをかけてしまっていることがあるのではないかと。
私自身も昔は専業主婦なんだから自分で家事やらなくちゃだめだよなとか。
私、料理できないんですけれど、料理できない自分ってだめだよなとか思ってたんですが、今は料理できない自分でもいいじゃないかって。
自分なりの「理想の暮らし方」をもっとフラットな価値観で探すことができたら、きっともっと生きやすいだろうなって思っています。
【ドリママ Three Dreams】
♪ 今までの人生において最も影響を受けたことや
人について教えてください。(夢のキッカケ)
たくさんあるのですが、会社員時代の上司や職場環境ですね。
新卒で採用された地方の工務店で、注文住宅の営業マンをしていました。
そこでは、商品のコンセプト設計から関わらせていただき、アイデアを形にする楽しさを知りました。
そして、お客さんや家づくりに関わる中で
暮らしの豊かさ、人生の豊かさについても考える機会をたくさん頂け、私の中での「上質」や「豊かさ」の定義はここで形成されたと思います。
今の生活も夢見ている生活もその豊かさが原点にあります。
♪ 今、1番の至福の時間はなんでしょう?(夢心地の時間)
風がそよそよと入り込む窓辺のベッドで、青い空と木陰を眺めながら昼寝をすることです。
後はアイデア出しをしている時間は最高に楽しいです。
♪ これから叶えたい夢を教えてください
好きな場所で、好きな人と、好きな時間に思いきり仕事したり、遊んだりしたい、というのが今の私のテーマです。
子どもと一緒に仕事をするのも憧れますね。
幸い今は素晴らしいクライアントさんとお仕事することが出来ていますので、クライアントさんの夢の実現をサポートできる、頼れる自分になるためデザイン分野以外も勉強中です。
また、いつか家族でクリエイターズゲストハウスを運営したいと思っています。完成したらぜひ遊びに来てください!
※Three Dreamsは 「過去・現在・未来」に
それぞれスポットを当てるということを意識して
『過去の夢、今の夢、未来の夢』を3つ
あげてもらう質問をさせていただいています。
【インタビューを終えて】
ドリママ初のインタビューということで、
私自身も初めてインタビューをさせていただいて、初めて記事にさせていただきました。
それはそれは緊張して挑んだインタビューでしたが、しょこさんとのお話はとても楽しく、あっという間の1時間でした。
『デザインをするのはデザイナーだけじゃない』
という言葉は新しい発見でした。
何かをしようと計画を立てたり、戦略を練っていくのも、デザインといえるのですね。
セールスデザインは、私たちが思っているデザインの新しい形の一つだということを学びました。
しょこさんの自分の気持ちに嘘をつかず、
やりたいことに真摯に向き合う姿勢は、
多くのママたちの背中を押してくれるものだと思いました。
良い意味で我慢しない、もっと周りを巻き込んだ家事や育児のスタイルは、共働き夫婦が見習うべき姿だと思います。
しょこさん、ご協力ありがとうございました。
(文責 かのん)
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片瀬 翔子 (しょこ)/ セールスデザイナー
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