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ばくだんおにぎり

中二病と言われるかもしれないけど僕はその人物を端的に表現する "二つ名" が結構好きだったりする。
「鋼の錬金術師」とか「山の神」とか「二刀流」とか。
なんかカッコイイじゃん。自分の名刺代わりとなるような名称が本名の他にもあるなんて。

例えば誰が呼んだか知らないが、こんな二つ名を見たことがある。
 『乃木坂の主人公』
乃木坂46の創成期、嵐のような船出の時にど真ん中に立ち続けてきた生駒里奈さんにピッタリの二つ名。
NARUTOも納得のネーミング。賛否両論あるかもしれないけど僕にとっては全く異論のない納得のネーミング。

一期生の齋藤飛鳥さんが卒業される際に当時のメンバー全員に二つ名を付けた。
飛鳥さん曰く、彼女の二つ名は
 『ばくだんおにぎり』
だそうな。

理由は
「お顔、キャラ、歌声、お芝居、どこからかじってもおいしい」
とのこと。

齋藤飛鳥さんは本当にメンバーのことをよく観察していて独特な切り口、独創的な表現だけど、そこにはしっかりとメンバーに対する愛とリスペクトがあって。
本当に流石だなーと思う。梅澤美波さんも言っていたけど正に "圧倒的な存在" でした。


そんなどこからかじってもおいしい『ばくだんおにぎり』な方もデビュー後いきなり今のようなトップクラスのアイドルだったわけではなく。

2017年2月4日のブログ(当時は三期生のリレーブログだった)でこんなコメントを残している。
「3人のプリンシパル」の稽古中、震えと涙が止まらなくなったと。
初日からずっと立候補していた役に落ち続けて悔しさと情けなさで涙が出たと。

18thシングルでWセンターの発表直後、2017年7月10日のブログ(この時点でもまだリレーブログ中)ではこんなコメントもある。
今は弱点ばっかりで助けられてばっかりだけど強くなりたいと。

そんな彼女が8年半の経験を積み、出会いと別れを乗り越えて、トップアイドルの乃木坂46の中で確固たる立ち位置を確立するまでになった。
そして今や後輩を守り、乃木坂を守り、グループの先頭に立つまでに成長した。

あー、ヤバい。ここまで記事を書いててもう泣きそうだ・・・。


乃木坂46 三期生は乃木坂の長い歴史の中でも少々特殊な世代だと思う。
それは乃木坂46の作った一期生、二期生の直の後輩、直接指導を受けてバトンを取った世代ということ。

「一期生と二期生は『戦友』のような間柄、三期生はかわいい後輩ちゃん」
一期生の高山一実さんは乃木坂工事中でこう表現した。

三期生は乃木坂46の最初の "後輩" であり、次代の乃木坂を担う期待を一身に受けた後輩だった。

そして今、三期生は一期生、二期生の期待通り、いや期待以上の "先輩" に成長し、かつての先輩から受け継いだ乃木坂46を力強く牽引している。

三期生がここに至るまでの道のりは並大抵の覚悟では歩けなかった道だったことは想像に難くない。


乃木坂46 三期生 与田祐希さん。

三期生が貴女が一期生、二期生から受け継いだ乃木坂46は先輩の期待以上に大きくなりました。

三期生が貴女が見守り支えてきた四期生、五期生が、そしてこれから入ってくる六期生が乃木坂46を真っ直ぐ受け継ぎ、もっともっと大きくしてくれることでしょう。

そして三期生は貴女がご卒業したあとも後輩の憧れとして、目標として在り続けてくれることでしょう。

いつかのブログで貴女はご自身の目標についてこう書いていました。

「今まで先輩にしてもらってきて嬉しかった事をたくさんたくさん後輩達に返していく事。」
と。

その目標が達成されたかどうかは今の乃木坂46が答えだと思います。

『乃木坂46のばくだんおにぎり』
ご卒業おめでとうございます。
乃木坂ファンとして最後の瞬間までそのおいしさを見届けさせていただきます。

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