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アラスカ旅行記⑧ 「フェアバンクス」

再びアラスカ鉄道に乗って、デナリ国立公園駅からフェアバンクス駅まで4時間ほどの旅。電車の中にフェアバンクス在住の若者たちが居たので、もろもろ質問。

「あー、まずはチェナ温泉は行った方がいいな。個人的にはトロヴァーナ温泉とマンリー温泉もオススメなんだけど、季節的にやってるかどうか分からないな」

「レストランはパンプハウスが美味いよ。雰囲気良いし。あとね、フェアバンクスは何でか分からないけど、タイ料理ばっかりあるんだよ。小さい街なのにめっちゃ謎でさ。レモングラスって店は、マジでおすすめ」

マジで知らないことだらけ。若者たち、ありがとう!

フェアバンクス駅付近
アメリカの工業デザインって
格好いい


フェアバンクス駅から、レンタカー屋さんのある空港まで20分ほどタクシー移動。運転手のお姉さんが、めっちゃ蓮っ葉な人で話が面白い。

「あたしは父親の仕事の関係でマーシャル諸島で育ったんだよ。そっから世界中をずっと旅してきたんだ。今はここに居るけど、またどっか別の街に行く気がする。旅は大切だよ。自分がどんな人間なのかって気付くためにもね。太平洋の島々はすごいよ。ミクロネシア連邦のポンペイ島にあるナンマトルって知ってる?知らないなら絶対に死ぬまでに行った方がいいよ。起源が分からない古代遺跡なんだ」

マジでこの世界って知らないことだらけ。お姉さん、ありがとう!

にしても極北のアラスカで、太平洋のど真ん中のマーシャル諸島育ちの人に会う不思議。ナンマトルか。旅のメモ帳に新たな地名が刻まれました。

借りたトヨタの4Runner
ちゃんと国際免許も持ってきたし(しーん)
安全運転するから僕を守ってや…
列車の中で教えて貰った
レストランのパンプハウス
アメリカの田舎のレストランって感じ
隣に座ってたおじさんが
コーヒーっぽいカクテル飲みながら
iPadで読書してた姿がいい感じ


ここから3泊するのは、市街地から車で30分くらい走った場所にある、何にも無い森の中のロッジ。行きすがら地平線と森と川だけの絶景がずっと広がっています。昨日のデナリ国立公園の中より更にディープな気がする。凄いところに来たな。

空、雲、森、川
ただそれだけ


ロッジに到着。広い建物だけど、その日は誰も宿泊していない。貸切!めっちゃキレイ!オシャレ!こんな森の中にひとりで滞在するって初めてだけど、もはや何も怖くない!Zzz…


起床。カーテンをあける。

きゃーーーーーー。なんじゃこりゃ。この光景を完全に独り占めじゃ。

朝食付き。僕の眠っている間に、近くに住んでる家主が用意して並べておいてくれた模様。夢のアラスカパン祭。冷蔵庫の中の物は全部使って良いよ、とのことで、バケツみたいな大きさの容器に入ってるクリームチーズを取り出して、死ぬほど塗りたくったベーグルを2種類、ひとつはマーマレードも死ぬほど塗りたくったバージョンで頂きました。

フェアバンクス滞在、始まりました。

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