佐渡旅行記1 輪行、海沿いを走る、おしゃれなゲストハウス
有休消化期間中に旅行をしたいと思っていた。せっかくなら普段できないことをしようと輪行で佐渡ヶ島に行くことにした。
なぜ佐渡かというと、船で島に行けば冒険している感じがするという単純な理由だ。
旅の始まりは近所の駅から。
輪行袋に入っているとはいえ、自転車はそれなりに場所をとってしまうので他の人の邪魔にならないか心配だったけど、乗客はほとんどおらず一安心。
佐渡へは直江津港からジェットフォイルという高速船で向かう。タクシーの運転手さん曰く、昔はカーフェリーも就航していたのだが利用者の現象に伴いジェットフォイルのみとなってしまったそうだ。
船内でも自転車が荷物置き場に収まらなかったらどうしようと思ったけど、大きな荷物がおけるように座席の一部が空けてあり、そのスペースに置くことができた。
佐渡に着いたら自転車の組み立て。事前に何度も練習してきたおかげでバッチリ。
今日は島の南部にある小木港から島の西部にある真野地域まで移動する。
スマホのナビアプリを頼りに自転車を漕ぎ進める。
てっきり海沿いの道を行けるのだと思っていたら、いきなり上り坂が続く。ギアを一番軽くして汗だくになって峠を越えていく。
峠のてっぺんを越えて坂を下るとようやく潮の香りがして海が見えてきた。海無し県に住んでいるので海が見えると自ずとテンションが上がる。
しばらく進むとあるバス停が目についた。海沿いの道にポツンとあるバス停。調べてみると「背合(せなごう)」というバス停で佐渡のフォトスポットだった。
たしかに雰囲気があって夕日だったらもっと映えそう。
お昼は雑誌やSNSで紹介されていて気になっていた「夕食堂」へ。こじんまりとした店内はどこかほっとする雰囲気。
カレーとパスタで迷ったけど、パスタを選んだ。評判どおりのおいしさ。
ごちそうさまでした。
お腹がいっぱいになったところで今日の目的地へと進む。もう平坦な道のりなので予定より早く宿近くに着いてしまった。
チェックインまでまだ時間があったので近くの海水浴場でひと休み。
海辺は人がまばらで車も少なく波の音がよく聞こえる。遠くの方では地元の子どもたちが泳いでいる。
時間がゆっくり流れているように感じる。こんな時間を求めていた気がする。
休憩を終えて宿に向かう。今日から2泊お世話になるのは「Hostel Perch」。
入り口から土間が続いていてバーと共用スペースがある。自転車は建物の中に入れさせてもらえた。
今回はドミトリータイプの部屋を選んだ。最大6名の部屋だが、この日は自分ともう1人が利用。
ここに来るまでに汗をかいたので、シャワーを浴びて着替える。夜ご飯まで時間があったので、バーでビールを飲んだ。
スタッフの方が話しかけてくれて雑談。旅に来た感がグッと高まる。そうそうこういうのがしたかったんだよ。
夜はスタッフの方おすすめの「蛇目寿司」に行った。地元の人が多く利用する店でこの日も常連らしき客が次々と来て店内は活況。地元民に愛されているだけあって寿司は最高だった。
宿に戻ったらコワーキングスペースをのぞいてみる。日中は仕事で利用している人がいたけど、夜は誰もいない。
本棚には様々なジャンルの本やマンガがあり、目移りしてしまう。
明日利用するサウナに備えてサウナのマンガで予習。
ほどよい眠気を感じてきたところで就寝。朝からたくさん動いてたくさん食べて大満足の一日だった。
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