【2019年冬ドラマ】個人的に観るつもりのドラマについてのあれこれ
撮り貯めしたドラマを消化しているうちに、気が付いたら次クールのドラマが始まる、という生活サイクルを送る今日この頃。
僕にとってドラマはあくまでも娯楽なので、面白かった部分だけを取り上げたい。「このドラマつまんなかったよね」なんて話には興味がないので、たまにそういう話を振られてもあまり乗ることができない。
確かに「面白くない」「つまらない」と感じる作品はあるのだけど、じゃあつまらない作品だから観る意味がないのかと言うとそんなことはない。作品を観るときには「面白い/つまらない」「好き/嫌い」以外にもさまざまな視点があり、それは脚本、演出だったり、単純にキャストだったり、どこかの部分で自分が興味を持てれば、ストーリーとしてはつまらなくても案外最後まで観ることができる。「好きじゃないけど、流行るだろうな」と思ったら、「この作品のどこに大衆的に受ける要素があるのか」を探すし、「自分にはあまり興味がないテーマだけど、誰かにとっては切実な物語な気がする」と感じたら、知りたいと思う。
そうやって、あらゆる角度・視点から自分の中で面白がれるポイントを見つけて楽しむというのが、僕にとっての「娯楽としてのドラマ」だ。
いつもは新しいドラマが始まるたびに、ある種インスピレーション的にドラマを録画しまくるのだけど、最近は主に時間がないという理由でその方法に限界を感じてしまった。そのため、今期からはあらかじめ新ドラマを調べて、厳選しようと思う。
「今期ドラマの中で何を観ているか」もしくは「今期ドラマで何を観ればいいか」ということを聞かれることが増えたので、今期ドラマで僕が個人的に興味を持ったものを以下に「放送日順」でまとめた。結局のところ、3話くらいまでは観ないと判断が難しいところもあるので、気持ち多めに選んだ。なので最終的に最後まで視聴するドラマはこの中から10本程度ではないかと思う。
あまり事前知識を入れない状態で作品を視聴したいので、ストーリーに関しては最低限の内容のみにした。すでに放送開始してるものが3本あるけど、「TVer」とかで観れるので大丈夫。
『いだてん〜東京オリムピック噺〜』 1月6日(日)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:NHK
放送日時:1月6日(日)20時~
再放送:1月12日(土)13時5分~
日本で初めてオリンピックに参加した男と日本にオリンピックを招致した男を軸に、1912年のストックホルム五輪から1964年の東京五輪までの“知られざるオリンピックの歴史”を描くNHKの大河ドラマ。脚本は宮藤官九郎。大河ドラマで現代劇をやるのは珍しい。
中村勘九郎と阿部サダヲのリレー形式の主演という方式や落語家・古今亭志ん生(ビートたけし/森山未來)が物語冒頭や場面転換の際にオリンピック噺を語ることで、狂言回しの役割を担う構成が興味深い。クドカンと落語と言うと『タイガー&ドラゴン』を思い出すけど、あれも本編と寄席の高座が入り混じった構成だったな。
すでに1話は放送済み。テンポよくて観やすくて期待以上。NHKはちゃんと再放送があるのでご安心を。
『3年A組―今から皆さんは、人質です―』 1月6日(日)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:日テレ
放送日時:1月6日(日)22時スタート
卒業まで残り10日に迫るある日、菅田将暉演じる3年A組の担任教師・柊(通称ブッキー)が突然に宣言した「今から皆さんは……人質です」という言葉をきっかけに非日常へと引きずり込まれる生徒たち。そして始まる、ある生徒の死の真相を探る「最後の授業」。なぜ一人の生徒が死ななければいけなかったのか。校舎を爆破され逃げ場を絶たれた生徒たちは、否が応にも、その目を背けていた真実と向き合うことになった。
菅田将暉のスタイリッシュアクションが光る。男性なら菅田将暉、女性なら清野菜名のアクションはいつ見ても気持ちが良い。柊先生の設定が「アクション俳優を目指してた」なのは、菅田将暉が元仮面ライダーなのと脚本が仮面ライダーの人だからなのかな。
学生たちが理不尽な状況にある日突然巻き込まれる様子やクラシックが流れたり学生証?の写真が並んでいる画が『バトル・ロワイアル』を彷彿させるのは分かるが、ハイスペック教師が学生たちを追い詰めていく様子は『悪の教典』感。でもハスミン(悪の教典の主人公:伊藤英明)と違ってブッキー(菅田将暉)はサイコパスではない。そう考えると、いじめを巡る学級裁判の体を為す本作は『ソロモンの偽証』の方が近いのだろうか。あまり関係ないけど、いじめと裁判というキーワードから思い出すのは、『わたしたちの教科書』っていう菅野美穂主演のドラマで、確か『花より男子2』のすぐあとのクールで放送していた(つくしの弟役だった冨浦智嗣が出てたから覚えてる)。かなり印象に残っている重い社会派ドラマなんだけど、今思うとあのドラマも坂元裕二脚本なんだよね。
すでに第一話は放送されてしまっているけれど、「TVer」ならまだ見逃し配信があるのでご安心を。
『トレース~科捜研の男~』 1月7日(月)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:フジテレビ
放送日時:1月7日(月)21時~
今期の月9枠は科捜研。そんでもって女ではなく男。主観や憶測の一切を排除し、現場に残された痕跡(トレース)から分かる客観的事実だけを信じる真野礼二(錦戸亮)とその真野に巻き込まれる新人法医研究員・沢口ノンナ(新木優子)、長年の刑事の勘を頼りに独善的な捜査をするベテラン刑事・虎丸良平(船越英一郎)の3人がぶつかり合いながらも真実に向かっていく。 脚本・相沢友子、演出・松山博昭のコンビはちょうど5年前にやっていた、当時異色の月9だった『鍵のかかった部屋』と同じ。ミステリーとして期待をもてそう。
あと正直なところ、錦戸亮が好きで、それに尽きる。
1話を見逃した方はこちら。
『新しい王様』 1月8日(火)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:TBS
放送日時:1月8日(火)23時56分~
TBS×Paraviの共同制作ドラマ。「カネ」や「所有」に関して距離を置き、新しい価値観を求めるアキバ(藤原竜也)と欲望の限り「カネ」や「モノ」を求める越中(香川照之)という正反対の価値観を持った二人の王様の、その栄光と転落の物語。お金や所有に関する古い価値観と新しい価値観のぶつかりによって、人間の本音やお金の仕組みについて描くドラマで、社会派ドラマというよりはエンターテインメントドラマとして観るのが正しそう。
番組表を見たところ平日毎日放送のようで、地上波で8話分(Season1)の放送が終わったあと、気になった人はParaviで残り9話(Season2)を視聴してねって仕組みのようだ。続きはWebで方式のドラマに関しては前にも書いたけど、Season2を観ないと物語を理解できない構成じゃなく、Season1はSeason1でしっかり完結させて、もっとこの物語を観たいって気持ちでWebに展開してほしいところ。
『ゆうべはお楽しみでしたね』 1月9日(水)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:TBS
放送日時:1月9日(水)1時33分~ ※実質的には8日(火)の深夜
オンラインゲームで仲良くなったオタク男子(岡山天音)とギャル女子(本田翼)が、それぞれ自分とは別の性別のキャラクターを使用していたことから、お互いの性別を勘違いしたままルームシェアを始めてしまう。設定以上に説明は必要ないドラマだと思うけど、本田翼×ゲーム女子でドラマやりたかっただけだろ案件。予告を観たけど、ここ数年まったくアニメを観ていなかったから久しぶりに釘宮理恵の声を聞いた。くぎゅって今でもアニメたくさん出てるの?
ゲーム系のドラマで言うと、千葉雄大×大杉漣の『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』が記憶に新しい。あれはゲームを通して親子の交流が再び結ばれていく様子を描いていたのに対して、このドラマは奇妙な共同生活に戸惑いながらもゲームを通して仲が進展していくラブコメってところなのだろうか。公式ビジュアルを見る限り、題材となっているゲームはドラクエ。FFに対してのドラクエなのかは分からないけど、同じ放送枠のドラマなので、意識していることは確か。いま調べてみたら原作は金田一蓮十郎先生じゃないか。『ジャングルはいつもハレのちグゥ』好きだったよ。
『メゾン・ド・ポリス』 1月11日(金)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:TBS
放送日時:1月11日(金)22時~
念願の刑事課に配属された新人刑事・牧野ひより(高畑充希)が最初に担当した事件は、5年目に起きた「デスダンス事件」と呼ばれる焼死事件に類似したものだった。模倣犯と見て捜査を始めるひよりは、事件の手がかりを得るため、当時の事件を担当していた元刑事に会いに高級住宅街にある古びた洋館を訪ねる。そこは警察官を退職したおじさんたちが共同生活を送るシェアハウスだった。
新人刑事が元警察官のおじさんたちと共に事件の真相に迫っていく物語。日テレっぽいドラマだなあと思ったらTBSだった。ちょっと様子見。公式ハッシュタグの「おじキュン」は流行らないと思うなあ…。
『フルーツ宅配便』 1月12日(土)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:テレビ東京
放送日時:1月12日(土)0時12分~ ※実質的には11日(金)の深夜
『フルーツ宅配便』というタイトルを大きく裏切るように、デリヘル会社が舞台の物語。ある日突然デリヘルで働くことになった咲田(濱田岳)の目線を通して、さまざまな事情を抱えながらも、もがき、生きる、女性たちの人間模様を1話ずつ描いていく。個人的には絶対好きなドラマだなと確信が持てる。デリヘル嬢役のキャストが公開されているんだけど、徳永えり、山下リオ、北原里英、内山理名、成海璃子、うらじぬの、内田慈、筧美和子、中村ゆり、松本若菜、松岡依都美、阿部純子って、良いとこ攻めてきたなあと感心してしまった。主演の濱田岳なんて間違いないだろうし、今期一番キャストが好きかもしれない。安定のテレ東深夜。
『グッドワイフ』 1月13日(日)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:TBS
放送日時:1月13日(日)21時~
前クールの『中学聖日記』に続き、今期の塚原あゆ子さん演出ドラマ。放送枠は日曜劇場なので『下町ロケット』の後番組。元旦に『アンナチュラル』の再放送やってたから観たけど、やっぱり塚原さん担当回は抜群に良いな。クレジットを確認しなくても塚原さんだと分かるくらい圧倒的。
海外ドラマに全く明るくないので知らなかったのだけど、アメリカのテレビドラマ『The Good Wife』が原作とのこと。主人公は常盤貴子演じる元弁護士・蓮見杏子。検察官である夫が汚職事件で逮捕されたことに加え、続けざまのスキャンダルの発覚により、蓮見の生活は激変。二人の子供を守るために、16年ぶりに弁護士として復帰することを決意する。困難な状況にありながらも諦めずに女性が一人で戦う姿を今っぽいと言ってしまうととても薄っぺらくなる。弁護士としてのブランクは隠せずとも、自分なりに頑張ってきた16年の主婦生活を無駄じゃなかったと糧にして、自分なりの戦い方を探っていく強さは、かっこいいなと思った。
『ハケン占い師アタル』 1月17日(木)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:テレビ朝日
放送日時:1月17日(木)21時~
働き方改革が声高に叫ばれる中、労働時間の短縮や業務の効率化だけでは、働く個人のリアルな悩みを解決することはできない。主人公の派遣社員・的場中(杉咲花)は、他人の悩みや原風景など、あらゆることが見えてしまう占い能力を持ち、この能力によって周りの正社員たちが抱える悩みを解決していく救世主。システムの改革から零れ落ちてしまう、人々の悩みに目を向けたドラマのようで、公式サイトを見る限り、さまざまな悩みを抱える登場人物に「この登場人物は自分だ」と共感して観るのが制作者側の想定みたい。
本格的コメディ―初挑戦となる杉咲花と、今回は脚本だけじゃなく演出にも挑戦する遊川和彦(近年の代表作『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』)がどのような化学反応を見せるか。そして、『ハケンの品格』然り『ハケンのキャバ嬢・彩華』然り、なぜ派遣社員が主人公だとタイトルが「ハケン」とカタカナになるのか。
『デザイナー 渋井直人の休日』 1月17日(木)スタート
放送局:テレビ東京
放送日時:1月17日(木)1時~ ※実質的には16日(水)の深夜
原作は『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』で知られる渋谷直角。おしゃれでスマートな日常を送っているように見えながらも、さまざまな女の子に振り回されたり、仕事で怒鳴られたりもする中年デザイナー・渋井直人(光石研)。おしゃれなんだけどちょっとイタくて、でも応援したくなるような日常物語が描かれる。光石研のコメントにある「お仕事から帰ってきてお酒でも飲みながら見ていただくにはちょうどいい」というのは、僕が好きな深夜ドラマそのものなので、とても楽しみにしている。
『バイプレイヤーズ』でもお馴染みの名バイプレイヤー光石研さん、意外にも連続ドラマ初単独主演だとか。キャストコメントから見える光石研の圧倒的座長感がすごい。現場の雰囲気良さそうだけど実際どうなんだろうか。そして、今期で一番キャスト良いの『フルーツ宅配便』じゃなくてこっちの作品だった。欅坂46の渡辺梨加が、欅坂から離れたときにどんな演技をするのかも期待。
『さすらい温泉♨遠藤憲一』 1月17日(木)スタート
放送局:テレビ東京
放送日時:1月17日(木)1時35分~ ※実質的には16日(水)の深夜
テレビ東京×Paraviの共同制作ドラマ。『新しい王様』はTBSとのコラボだけど、こっちはテレビ東京。今期のエロ枠かな? エロ枠なんて最近まったくなかった気がするんだけど、Paravi側の特設サイト見たらあからさまに完全そっち系のビジュアルで笑った。ストーリーとしては、エロを交えながらも人情話が中心ぽい。予告観たけど、なんというかくだらなくて最高。
「俳優・遠藤憲一が役者を引退する」という噂を耳にしたスタッフが真相を確かめるため遠藤を探し出すも、そこで目にしたのは素性を隠し「凄腕の男仲居」として働く遠藤の姿だった。スタッフは「いったいなぜ温泉宿で働くのか」疑問に思いながらも、密着取材を始める、というドキュメンタリードラマ。ドキュメンタリードラマと謳いながらも、そういう体のドキュメンタリー風ドラマという言い方が正しい。そもそもドキュメンタリーだって、編集がある以上そこに作為が入るのだから云々という話は置いておく。テレビ東京でドキュメンタリー風ドラマと言うと、松江哲明監督の『山田孝之シリーズ』がめちゃくちゃ好きだった。最近だと『このマンガがすごい!』も本当に面白かった。この手のジャンル、すごく好きなんだよなあ。
『トクサツガガガ』 1月18日(金)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:NHK
放送日時:1月18日(金)22時~
商社で働くOL・仲村叶(小芝風花)は、周りからの女の子らしいイメージと乖離する特撮好きという趣味を隠して生きている。日常の中で訪れるピンチに際し、彼女を勇気づけてくれるのはいつだって特撮のヒーローたちだ。そんな仲村が共通の趣味を持つ友達との出会いによって、特撮オタクOLへと成長していく。
人には知られたくないけど、自分の好きなものってのは大なり小なり誰にでもあるようなものだと思う。制作統括・吉永証が原作者・丹羽庭から聞いたという「人はすべてが分かり合えるものではない。好きになれるところまで、その人と距離をとる(近づかない)」という言葉はまさにそうだなと思って、そういう価値観をNHKがどう描くんだろうなと興味が出た。あとキャストを見たらカミナリのまなぶくんがいてちょっと笑った。
『イノセンス 冤罪弁護士』 1月19日(土)22時スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:日テレ
放送日時:1月19日(土)22時~
日テレ土曜22時の枠はジャニーズ枠だと思っていたけど、今回はジャニーズ所属の出演者はいない様子。冤罪に苦しめられる弱者を救う弁護士の話のようだけど、最大の特徴は冤罪の証明を実証実験によって行うこと。『ガリレオシリーズ』をイメージすれば良さそう。
変わり者だけど凄腕な若手弁護士・黒川拓を坂口健太郎、黒川に振り回される新米弁護士・和倉楓を川口春奈が演じる。設定だけ聞くと『99.9 -刑事専門弁護士-』と『ガリレオシリーズ』を組み合わせたドラマに感じてしまうけど、こうやってすぐ既存のドラマと並べてしまうのは良くない。
坂口健太郎は『シグナル 長期未解決事件捜査班』で見せていた、怒りを押し殺しているような、静かな怒りを込めたセリフを言うときがすごく好きなので、冷静なんだけど感情的にも振れるキャラがいいな。あまり冷静沈着で淡々としているよりは。
『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』 1月19日(土)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:NHK
放送日時:1月19日(土)23時30分~
タイトルと公式ビジュアルを見ても何のこっちゃという作品なんだけど、予告動画を見てみたらタイトルそのまんまの内容だった。ゾンビによって人々が混沌とした絶望状態に陥った中、人間のいびつな欲望が形となって生まれ始めた。登場人物たちは、そんな状況に置かれて初めて、自分が生きる意味について見つめ直すことになる。詰め込みすぎじゃないかと思ったけど、意図は理解できたし、こういう作品は嫌いじゃない。
ゾンビモノではあるんだけど、あくまでもゾンビはトリガーや舞台装置でしかない。ゾンビに対して全く緊張感がない感じは、ゾンビがいる世界の区役所・特別福祉課の仕事を描いた『玉川区役所 OF THE DEAD』に近いかも。いま懐かしくて公式サイトを探してみたらちゃんと区役所っぽい見た目のサイトになっていて演出が細かいなと思った。
『ザンビ』 1月23日(木)スタート
画像は公式サイトのキャプチャ
放送局:日テレ
放送日時:1月23日(木)0時59分~ ※実質的には22日(水)の深夜
「ゾンビ」ときて「ザンビ」。たぶんゾンビではない。乃木坂46と欅坂46、けやき坂46による「ザンビプロジェクト」の第二弾。第一弾は舞台だった。
舞台をやっていたことは知っているんだけど、観ていなくて内容が分からない。現在公開されている情報も、乃木坂46・齋藤飛鳥が連続ドラマ初主演ということと、追加キャストで乃木坂46・堀未央奈が決まっていること、あとものすごく抽象的なワードのみでイメージが沸かない作品説明のみ。
実験的な試みをするドラマには基本、好意的なので、結局のところ面白くても面白くなくてもどっちでもいい。じゃあ何が実験的なのかと言われると、この作品に関しては全く分からないけど、とりあえず観てみようかなと。たぶん齋藤飛鳥がかわいいとかって理由だけでも観続けられる気はする。
『日本ボロ宿紀行』 1月25日(土)スタート
放送局:テレビ東京
放送日時:1月25日(土)0時52分~ ※実質的には24日(金)の深夜
期待しているドラマはテレ東の深夜ばかり。深夜ドラマに限ればやっぱりテレ東が一番安心して観ていられる作品が多い。ゾンビから続き、奇しくも連想ゲームみたいになってしまったけど、主演はこれが地上波の連続ドラマ初主演となる元乃木坂46・深川麻衣。弱小事務所の新米社長・篠宮春子を演じる。
春子と事務所所属の一発屋の売れないポップ歌手・桜庭龍二の二人が、日本に実在する年季の入ったボロ宿を回りながら旅をするロードムービー。制作者側の趣味全開な気がしないでもない。ただこういう偏愛的な企画は深夜ならではで、こういうのを深夜にだらっと見るのは楽しい。予告を観てもらえれば、お酒を飲みながら深夜にだらっと観るのがちょうど良さそうなことが伝わると思う。
ボロ宿に特別興味は惹かれないけど、確かに「廃れの美学」というものは分かる。廃墟とかは好きだな。