「◯◯の主役は我々だ!」二次創作の検索避け問題について

もはやゲーム実況者集団という括りで語って良いのかわからない「◯◯の主役は我々だ!」。
人気故なのか、二次創作やそのコメントで検索避けについての揉め事をよく目にします。
どうして揉めるのか。
どうして怒っている人達がいるのか。
その怒りは正しいのか。

筆者が自分のために調べた範囲ですが、
揉めている背景や、怒っている人達の主張を、
「こういうことなんじゃないかな?」と考察した記事になります。

「◯◯の主役は我々だ!」の二次創作で
 ・検索避けってなに?
 ・なんで皆やってるの?
 ・やらない人もいるけどいいの?
 ・なんでやらないと怒られるの?
 ・で?結局どっちが正しいの?
という疑問を抱いた方のもやもやが、少しでも晴れると良いなと思います。

さらに、
「誰かが言ってたから」とか
「よくわかんないけど、こういうもんなんだろう」とか
そういう考えじゃなく、
ちゃんと自分の頭で理解して、ルールやマナーを守る人が増えればいいな、
なんてことを思い、記事を作ってしまいました。

注意書き

・テーマが二次創作ですので、「◯◯の主役は我々だ!」さんに許可を取るようなことはしていません。

・この投稿は、個人の考えを述べたものです。
 誰かに何かを強要するものではなく、「私はこう思う」と言う徒然書きに過ぎませんが、
 もし「それは違うんじゃないの?」とか「同意見だ」という意見があれば、コメントは大歓迎です。

・「◯◯の主役は我々だ!」さんの二次創作に限定したお話です。
 その他のゲーム実況者さん、YouTuberさん等には当てはまらないお話ですので、注意。

・以降「◯◯の主役は我々だ!」さんについては、
 敬称、正式名称を略し『我々だ』と記載させて頂きます。
 単純に長いので。すみません。

めんどくさい人向けの簡単な説明

そもそも検索避けってなに?

YahooやGoogleなどで「我々だ」と入力した時に検索結果に表示されないように「wrwrd」「d!」などの別のキーワードを使用すること。
グルッペン → gr、総統、グ/ル/ッ/ペ/ン
など、個人名も当てはまります。

結論から言うと

 Q:検索避けはする?しない?
 A:どっちでもいい。

検索避け『しなきゃいけない』『してはいけない』というルールはどちらも存在しません。

『我々だ』界隈には、大きく分けて2つの考えがあります。

 ・nmmnマナー優先派(検索避けしなきゃだめ)
 ・公式ルール優先派(検索避けしなくていい)
 ※詳しくは後で書きます

2つの正反対の考えがあって、
どちらが正しいか、誰も決めることが出来ないので、『どちらでもいい』なのです。
両方正しいのです。どちらも間違っていないのです。
もしよければ、この後の詳しい説明を読んで、どっちの考えが自分にあっているか、考えてみて下さい。

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nmmnとは

 ゲーム実況者、YouTuber、VTuber、芸能人、スポーツ選手等々、
 創作上のキャラクターではなく、
 実物の本人が存在する人を題材にした二次創作作品のこと。
 「なまもの」の略。
 ※所説あるので、気になる人は自分で検索してみてくださいね
ここで言う公式ルールとは
 『我々だ』ブロマガなどで本家が発表した二次創作ルールのことです。
 ここから読めます。
 ※一番下の方です
 https://sp.ch.nicovideo.jp/warewareda/blomaga/ar1789315
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他のゲーム実況者、YouTuber、VTuber、芸能人、スポーツ選手等々は
この公式ルールが当てはまりませんので、
そのままnmmnマナーに従えばいいのですが、
『我々だ』の公式ルールはnmmnマナーと相反する内容なので、色々な考えが生まれてしまうんですね。
ちなみに筆者は公式ルール優先派ですが、
なるべく客観的に両者の主張を詳しく書こうと思います。

そんなの読む暇ないから、どうすればいいかだけ教えてという人は、下記を参考にどうぞ。

●誰かの二次創作にコメントするとき
 →その作品の作者さんの意見に従う
  作者さんが検索避けしてなければしなくて良いし、
  作者さんが「この作品のコメントでは検索避けして下さい」など
  と言ってたらそれに従う

●自分が二次創作を投稿するとき
 ・よくわかんないけど、もめごとは避けたい
   →とりあえず検索避けしておけば、文句は言われません。

 ・誰に文句を言われようとも、『我々だ』本家こそが法律だ!!
   →一般的なネットマナーさえ守っていれば、
   検索避けしなくてもOK。対立派閥からは文句言われるかも。

 ・とにかく『我々だ』ご本人達に迷惑をかけたくない。
  ご本人達のためになることがしたいんだ!
   →面倒でもこの後の文章を読んで。

やってはいけないこと

どっちの考えを持っていても、共通してやってはいけないことがあります。
それは、反対意見の人の創作物に文句のコメントを投稿すること。
「あなたは間違っていますよ」とコメントすることです。
例えばこんなコメントです。

・あなたの創作はルール違反です。消して下さい。
・検索避けしてください
・検索避けはしなくてもいいんだよ?
・検索避けしてって言わないで下さい

これは単なる迷惑行為です。

誹謗中傷とか、個人への攻撃とか、法律で裁かれるようなことはもちろんダメですが、
それ以外は、マナーであって、ルールではないのです。
表現の自由というのもあります。
インターネットは自由で恐ろしい場所です。
いろんな考えの人がいて、全員が発言の権利を持っています。
自分と合わないものは、意見したりせずにスルー、というのが昔からのマナーです。
どんなに腹が立っても、理不尽に思っても、コメントしてはいけません。
まぁ、これもマナーであって、ルールじゃないんですけどね……。

公式ルールとは

ここからは、2つの派閥のうちの1つ「公式ルール優先」論について説明します。

公式ルールってなに?

『我々だ』ブロマガなどで本家が発表した二次創作ルールのことです。
これを読まないで二次創作をするのは絶対にダメというくらい大事なルールです。
色々ありますが、検索避けに関係があるのはこのあたりです。

「○○の主役は我々だ!」に関するリアル、ネットを問わないあらゆる逸脱も含めた二次創作表現を全面的に歓迎しています。
利用者間では
・どんな創作表現にも、とてもおおらかに
・各人の解釈や方針に干渉しない
・作劇上、我々だの中の人の感情や事実を配慮せず、忖度もしない

※一部抜粋です
※この他にも禁止事項が書かれていますので下記正式版を読んでみて下さい
※一番下の方です
https://sp.ch.nicovideo.jp/warewareda/blomaga/ar1789315

つまりどういう意味?

この公式ルールですが、法律や条例のように、
少し難しい表現があり、解釈が分かれる可能性があります。
ここからは、公式ではなく、筆者が読み取った解釈について書きますので、
公式とごっちゃにならないように注意してください。

「○○の主役は我々だ!」に関するリアル、ネットを問わないあらゆる逸脱も含めた二次創作表現を全面的に歓迎しています。

・リアル、ネットを問わない
 リアルはコスプレや、同人誌即売会などでしょうか。
 ネットはそのまま、インターネット上に作品を投稿すること、
 または投稿された作品にコメントすることなどでしょう。
・あらゆる逸脱も含めた
 この辺が難しい。
 「逸脱」ははみ出すこと。
 二次創作といえばこういうもの、と決められている定義や
 二次創作と聞いて思い浮かべるイメージに限らない、
 という意味でしょうか。
 おそらくですが、「逸脱も含める」と書かないと、
 あれはいいの?これはいいの?どこまでOKなの?
 という疑問が発生してしまうので、
 細かく決めないよ。あらゆるものがOKだよ。
 と言っているように感じました。
・全面的に歓迎しています
 一番わかりやすく、また、一番重要な一文です。
 「全面的」に「歓迎」です。
 許容とか許可ではなく「歓迎」です。
 つまり
 ×:やってもええで
 ×:目をつぶったるよ
 ○:どんどんやってくれや!
 ということです。

要約すると
「どんな二次創作でもどんどんやって!」

どんな創作表現にも、とてもおおらかに

・どんな創作表現にも
 一言に「創作」と言っても種類がありますが、
 イラストだろうが文章だろうが動画だろうが楽曲だろうが演劇だろうが
 コスプレだろうが……
 BLだろうが夢小説だろうがMMDだろうがMADだろうが……
 なんでも。という意味でしょう。
・とてもおおらかに
 これはちょっとふんわりした表現です。
 「おおらか」とは、こころがゆったりしている様です。
 つまり、
 「誰かの二次創作を見てイライラしてはいけません」
 と受け取るのが正しい気がします。

要約すると
「どんな二次創作を見かけても、イライラしないでね」

各人の解釈や方針に干渉しない

・各人
 二次創作をする人。
 二次創作を見る人。
 二次創作にコメントする人。
 これら全て。という意味でしょう。
・解釈や方針
 私はこう思う、私はこうしたい、という考えですね。
 「○○さんはこういう性格なんじゃないかな?」とか
 「○○さんはこんな顔、こんな表情をしてる」という考えが
 解釈でしょう。
 方針は、
 どこで発表するかとか、
 何をいつ発表するかとか、
 それこそ、検索避けをするかしないか、とかでしょうか。
・干渉しない
 相手の意見を変えようとしないこと、と読み取るのはどうでしょう。
 はっきりと「関わらないこと」と言い換えてもいいかもしれません。
 「それは間違いです」
 「もっとこうしてください」
 「○○をやめてください」
 などとコメントしないことです。

要約すると
「自分と意見の違う人を見かけても、指摘しちゃダメだよ」

作劇上、我々だの中の人の感情や事実を配慮せず、忖度もしない

・作劇上
 二次創作の中では。
・我々だの中の人の感情や事実を配慮せず、忖度もしない
 これはだいぶスゴイことを言っています。
 配慮や忖度というのは、
 言われてないこと、決まってないことに対して、
 自分なりに相手を気遣って、相手の喜ぶことを優先して決めることです。
 本人がどう思うか、とか考えるな、という意味です。
 「ご本人が不快な思いをするかもしれないな」
 「ご本人が喜んでくれるかもしれないな」
 これが感情に配慮するということです。
 本人は実際こうだから、とか考えるな、という意味です。
 「ご本人が煙草吸わないって言ってたから
  絶対に煙草を書いちゃいけない」
 「ご本人が『おっさん』って言ってたから少年風に書いちゃいけない」
 これが事実に配慮するということです。
 本人が同性愛者じゃなくても同性愛を書いていいし、
 本人が不快に思うことを書いてもいい、という意味です。 
 かなり懐が深い発言ですね。

要約すると
「メンバーに気を使わないで!事実と違ってもいいよ!」

要約はあくまでも筆者の考えですが、
【全面的に歓迎】【配慮、忖度しない】と書かれていることから、
『我々だ』の二次創作は本人達から許可が出ている、と受け取って間違いないでしょう。
だから隠れる必要はない、堂々とやっていい、というのが
公式ルール派の考えです。

nmmnマナーとは

もう一つの派閥「nmmnマナー優先」論について説明します。

そもそもどんなマナー?
ざっくり言うと、「実在の人物を題材にした二次創作は隠れてやってね」ということです。
見つからないように、検索避けワードを使ってね、ということです。
※所説あるので、気になる人は自分で検索してみてくださいね(二度目)

nmmnマナーで最もよく言われていることは「ご本人様に迷惑をかけないこと」。
題材が実在の人物である場合は、こんなことに気を付けなければいけないと言われています。
※所説あるので(略)

・ご本人様の目に触れないようにする
・二次創作そのものを知らない人、
 または二次創作が嫌いな人の目に触れないようにする
・公式に誤ったイメージがつかないようにする

なぜなのか。

●ご本人様が不快に思うかもしれないから
 極端な例をあげると、BLがわかりやすいかもしれません。
 本人が同性愛者ではないのに、男性同士の恋愛を描いた作品を本人が
 目にしたら……
 「え!?きもちわる」
 って思うかもしれません。
 思わない人もいるかもしれませんが、
 不快に思う可能性が0.00000001%でもあるなら、
 本人の目に触れないようにすべき、というのがnmmn界隈で
 よく言われている意見です。
 BLじゃなくても、好きでもない異性との恋愛でも同じ。
 本人が着たことの無い衣装とか、
 男性を女性として描くとか、
 大人を子供として描くとか、
 そういうのを全てひっくるめて、
 『捏造』であるなら、本人は「そうじゃないのに」と思う
 可能性があるのです。
●誤解されるかもしれないから
 二次創作に詳しくない人が、
 本人よりも先に二次創作を見かけたら……
 ・あ、この人達は同性愛者なんだ、ふーん
 ・よく知らないけど、こういう人たちなのね、ふーん
 といった感じで、『本物』よりも『捏造』のイメージがついてしまうかも
 しれないからです。

イメージを大事にしているアイドルさんなどは、
これで迷惑した例があったとかなかったとか。
その辺は詳しくないので自分で検索してみてくだ(略)

nmmnマナーを守るとどうなるの?

『我々だ』に関する情報、イラスト、動画などを検索した人たちが、
二次創作の作品を見かけることがなくなります。
隠れることに成功する、ということですね。
検索結果は本家『我々だ』の情報のみになります。

nmmnマナー派は
「ご本人様に迷惑がかからなくなる」
という風に言います。
良い意味では、
ご本人が二次創作を見て不快に思うことがなくなります。
また、『我々だ』を知らない人達が、
「本家より先に二次創作を見る」ということがなくなります。

ただし、
そもそも『我々だ』メンバーは検索避けキーワードを使って検索しているので、意味がない。
という噂もあります。
また、二次創作が好きで、まだ『我々だ』を知らない人たちに
『我々だ』を知ってもらうチャンスが失われます。

フォレスト事件と呼ばれるもの

色々な呼ばれかたをしていますが、
過去にこのnmmnマナーが守られなかったために、本人が二次創作を見てしまった、ということがありました。

ざっくりと流れを説明すると、こんな感じです。
・トンつくの生放送中、『黒歴史ガチャ』と書かれたものをトントンさんと
 コネシマさんが発見
・それは「若い頃に行ってた、今思い返すと恥ずかしいこと」が色々と
 書かれており、そのうちの一つがランダムで出てくる、というもの
・そのうちの一つ「フォレストページ」をコネシマさんが知らず、
 どんなものなのか検索してみることに
・その中に『我々だ』に関する二次創作が検索にひっかかり、
 コネシマさんが「こんな創作があるのか!」と驚いた

つまり、nmmnマナー派が恐れていたことが実際に起きてしまい、さらにその瞬間が、生放送で流れてしまったんですね。
(これについて、黒歴史ガチャを作った人を責める人がいますが、作った人は『我々だ』の創作について書いた訳ではないので、誤解の無いように)
(フォレストページも、別に悪いものでは無く、自分の創作を投稿できるので、黒歴史を持つ人もいる、というだけですので誤解の無いように)

こんなことを繰り返さないために、今後はnmmnマナーを徹底しましょう、と言う戒めのために、よく引き合いに出されます。

が、しかし。
一点注意しなければいけないことがあります。
このフォレスト事件が起きたのは2018年10月12日です。
そして、公式ルールが発表されたのが2019年7月20日です。
(筆者の記憶違いだったら指摘してください)
つまり、公式ルールが作られたのは、フォレスト事件の後なのです。
二次創作を本人達が見た上で【全面的に歓迎する】と宣言したこともまた事実なのです。

2つの考えが対立するわけ

本人が「うわ!気持ち悪い!」と思うものは検索避けするべき、
と言うのがnmmnマナーの基本ですが
この「本人が不快に思うかもしれない」と考えること自体、
公式ルールである【作劇上、我々だの中の人の感情や事実を配慮せず、忖度もしない】によって、しなくて良いと言われています。
「不快に思うかもしれない」
これが、配慮であり忖度です。

だから、意見が分かれます。

・仮に本人が「私を傷付けていいですよ」と言ったって
 本当に傷付ける行為をしてもいいわけじゃないでしょ?
・配慮するなと言われてるのに「本人が不快に思うかも」と考えるのは
 一体誰のための行為?
・本人達が良くても、二次創作を好まない人たちへの配慮も必要でしょ?

考え始めるとキリがない、永遠に答えの出ない問題です。
「配慮する」nmmnマナーと、「配慮しない」公式ルール。
どうしたって正反対のことを言っているのですから。

では、この正反対をどうするかというと、こういう考え方があります。
「相反するルールは、より優先度の高いルールの方を守る」

かなりおおざっぱな例を挙げると、
【全面的に歓迎】って言っても法律に違反するような創作はダメでしょ。
ということです。
ルールにも優先度があって、
その一番上位にあるのが、法律や条例です。当然ですね。
そもそもインターネットを使うにあたってのマナーもあり、
インターネット上で活動するなら、そっちの方が優先、となると、

・法律 > ネットマナー > 公式ルール > nmmnマナー
・法律 > ネットマナー > nmmnマナー > 公式ルール

このどちらなのか、という話になってくるわけです。
(他にも、同人マナーとか色々あるのですが、話をわかりやすくするために割愛します)

そのため、『我々だ』とかnmmnとか関係なく、
ネットマナーとしてアウトだから検索避けする、ということも十分発生します。

それでも解決はしません。
公式ルール派はこう主張します。
「公式ルールは著作権を持つ本人達が明確に発表したルール。
 それに対してnmmnマナーは、ルールですらなく、マナーの域を出ない
 だから公式ルールの方が優先」
nmmnマナー派はこう主張します。
「nmmnマナーは、本人達だけでなく、
 nmmnと言われる人たち全体のルール。
 『我々だ』もnmmnであることに変わりはないのだから、
 nmmnマナーの方が優先」

この両者はおそらく、永遠にわかり合えないでしょう。

ただし、ここで個人個人が出した答えはみんな同じである必要はありません。
そして大切な公式ルールがもう一つ。

各人の解釈や方針に干渉しない

誰かが考えて出した答えは『解釈や方針』です。
nmmnマナーを知らないまま、公式ルールを知らないまま、創作活動をするのは絶対良くないことですが、
この二つをよく知り、自分で考えた答えなら、誰もそれに文句を言うべきではないのです。

そして、筆者が調べた限りでは、この【各人の解釈や方針に干渉しない】を打ち消すようなルールやマナーはなかったはずです。

筆者が考える「一番大事なこと」

『我々だ』に関わらず、
nmmnかどうかに関わらず、
二次創作というのは全般的に、著作権的な意味でグレーゾーンの創作です。
訴えられたらアウトだけれど、黙認してもらっている創作なのです。
黙認して、二次創作作家を許してくれているのは誰か
著作権を持つ人です。
その、著作権を持つ人が、
「二次創作をするならこれを守ってね」
というルールを設けたなら、
何よりもそれを優先して守るべきです。
むしろ、そのルールを守らないなら、二次創作をする権利が無いとすら言えるでしょう。

『我々だ』の二次創作なら、本家『我々だ』のルールに従うべきなんです。

二次創作には、良い面と悪い面、両方あると思っています。
誰かに誤解を与えたり、不快にする可能性があると言う悪い面。
元の作品をもっと好きになったり、新規ファンを獲得する宣伝広告の役割があると言う良い面。
この、悪い面があるので『隠れてやる』必要があるわけですが、
本家であり、著作権を持つ『我々だ』が【全面的に歓迎】と宣言したのですから、
良い面と悪い面を天秤にかけて、
良い面を見てくれたと考えてもいいのではないでしょうか。
それならファンは、二次創作という許された表現方法で、新規ファン獲得のための宣伝広告の役割をしたっていいではないですか。
検索避けしていたら、広告にはなりません。
だって、知らない人はそれを見ないから。
良い面と悪い面の、悪い面を隠す反面、良い面も隠してしまうのです。

ただし、絶対的に優先されるべき大切な『著作権を持つ人が発表したルール』にこう書かれています。

各人の解釈や方針に干渉しない

つまり、検索避けしていても、していなくても、
その方針に対して誰も口出しすべきではないのです。
一番悪いのは、
検索避けしていない人に「検索避けしろ」と言うことです。
これは「方針に干渉する」行為です。
はっきり明言されていないことに対して、いろいろな考えが発生するのは仕方のないことですが、
するなと言われていることをするのは許されないと思うのです。

ただ、公式ルールには検索避け『しろ』とも『するな』とも書かれていませんから、
だから、私が考える結論は、冒頭に書いた通り『どちらでもいい』です。

ただ、どちらも批判されるべきではない。

自分と意見の異なる人を見かけても、
「こいつわかってねぇな」と
心の中でだけ罵倒して、
そっと目を反らしましょう。
その人は貴方と意見が異なるでしょうが、
きっと貴方と同じ『我々だ』のファンですから。