シュールコミュニティ「OLIVE HOUSE COFFEE」
実質3回目になるOLIVE HOUSE COFFEEを開催しました。
1回目2回目はほんの少しだけ「試行」の意味もあったこれまで。
今回から本当の始まりです。
今回参加された方々はこれまでよりもバラエティに富んだ顔ぶれ、もちろん自分はただの「コーヒーを淹れる人」のままです。
隣県、山形からも参加をいただいた今回。
相変わらずの
・テーマなし
・ファシリテーターなし
・得るものなし
・コーヒー以外なし
・でもワンコイン
という参加者にとってほとんどメリットのない謎の会、それがOLIVE HOUSE COFFEE。
主催者である僕の目的は
「自分が焼いた珈琲豆で淹れた珈琲を出してお世辞を言われていい気分になる」
という下衆極まりないもの。
本当に美味しいかどうかはよくわからないので(自分では美味しいと思ってる)、とにかく気を遣って「美味しい」と言ってくれることのみを目的としています。
なので完全にトークテーマはなし。
なのに珈琲豆を仕入れ続けるためにワンコインをもらう。
全く意味のわからない場。
シュール
これ以上ないほどに、シュール。
参加者はこういう謎のイベントに来るくらいなので、皆それなりに語れる人たちです。
100%参加者におんぶにだっこ。
【18:00】
僕が徐々に珈琲セットを部屋に準備し始めます。
焙煎機(手焼き)、ドリップポット、ドリッパー、ドリップペーパー、エスプレッソマシン…そして豆。
焼きたての豆より3〜5日程度経った豆の方が美味しいということも一応知っているので、事前に焼いた豆も準備しつつその場でも焼きます。
徐々に参加者が集まり始めます。
だいたい皆が勝手にテーブルを出して座布団を広げ始めます。
僕はキッチンにいます。
珈琲と水道水しかないので、それぞれがお菓子を持ってきています。
初対面同士が最初に鉢合わせして様子見の沈黙が流れてもそこに介入するわけにはいきません、全神経を焙煎に集中させます。
いつの間にか参加者が集まり始め、何気なく自己紹介やトークが展開されていきます。
「栄養」などを真剣に話している様子、現場の相談、介護の今後,制度のこと、動物のこと、最近クマが出ること…めまぐるしくトークが展開されていきます。
全く面識がないと思っていた参加者同士が実は同級生で久々の再会、というサプライズもありました。でも僕はキッチンにいます。
ドリップに向き合う時間です。
珈琲が入り、マグカップもないので紙コップに注ぎ、4杯程度ずつ提供を始めます。
そしてまたキッチンへ。
今度はちがう豆。
もうこの時点はトークは全く聞こえてません。
この時間を3〜4回繰り返し、焙煎と抽出を一通り終えて、あとはただ座って様子を見ます。
たまに話しかけられたら話します。
しばらく様子を見たら、キッチンの片付けを始めます。
それでもまだトークが続いています。
そろそろ限界かな?という時間までトークを見届けたら「帰りません?」と声をかけ、部屋の片付け。
そして駐車場でそれぞれが散らばり、解散、帰宅。
参加者に得るものがあるのかないのか、それは誰にもわかりません。
そんなOLIVE HOUSE COFFEE途中入退場完全自由、ワンコインもしくはワンペーパー(コインやペーパーのクオリティはおまかせ)。
皆さんもぜひどうぞ。