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浮かぶ都道府県: 京都府

今回は京都です。

浮かぶ京都

近畿地方に住む人は見慣れた形だと思うのですが、それ以外の地域にお住まいの方は「京都ってこんな形してるんだ~」と思われる方が多いのではないかと思います。

普段地図等で見慣れている地形は丹後半島の一部分だけで、その他はすべて人が人為的に作った県境界線で区切られているせいもあるかもしれません。

この形は犬のような動物でもあり、ハンマーヘッドシャークのような魚のようでもあり、恐竜にも見えてしまいます。

私自身は三重県民で比較的近い距離に住んでいるですが、結構この形は新鮮でした。


京都市周辺

京都中心部

京都市周辺の画像です。
メジャーな観光地名を書き込んでいます。
京都市は周囲を山に囲まれた盆地で、文字通り西側の山を西山、北側を北山、東側が東山です。
左下に見える川が淀川で、宇治川、桂川、木津川が合流しています。

この比較的狭い盆地に世界遺産や国宝があれだけ集まっているのですから、すごいことだと思います。

最近は観光客も戻ってきており、すぐに2019年以前の状態に戻るように思えます。

観光シーズンの京都と言えば、やっぱり観光客の多さと車の渋滞ですよね。
京都市は都道府県内の人口集中率が東京23区に次いで日本で2番目なので、ただでさえ人が密集しているところに、全国・世界中から観光客が押し寄せてくるため仕方がないのかもしれません。

特に観光シーズンのピークの頃に京都に行こうものなら人を見に行ったのか何を見に行ったのかわからなくなります。

まあそれだけ貴重なものが1000年の都である京都に集中して存在しているということだと思いますが、仕方ありません。


京都府外から車でハイシーズンに京都観光に行く方法

ちなみに私は三重県人です。
実は京都府と三重県は3Km程度県境が接しており、お隣の県です。

だいぶ前から年に2~3回ぐらい京都に観光に行っておりますが、何度も交通渋滞にあってもう絶対行かないと心に決めるのですがすぐに忘れてしまうということを繰り返しております。

春の桜の満開の時期、秋の紅葉の見ごろの時期、京都三大祭りと五山の送り火、ゴールデンウィーク等のハイシーズンに京都に行こうと思うと、京都市内は車が動きません。
特に嵐山~東山のメジャーな場所は車で移動は無理だと思います。

この時期は、車やバス、タクシーは移動しないただの鉄の箱となります。
ですから、移動には電車か地下鉄を使うしかありません。

一番良いのは、電車や新幹線で京都市内に入り、地下鉄や電車で移動することだと思います。
また、京都市内の駐車場が確保できるホテルを予約するのもいいと思いますが、ハイシーズンには、ホテルの予約なんかはそう簡単には取れません。
1年ぐらい前から予約が必要なところが多いです。

でも、やっぱり車で京都に行きたいですよね。
私は何年もかけて自分自身で痛い目にあいながら、ハイシーズンでも車で京都市内に入り、そこから電車、地下鉄で移動して観光するということをやっていました。

今回は京都府外からハイシーズンに車で京都市内に入り、地下鉄・電車に乗り換えるまでをご紹介したいと思います。

まず、府外からは通常高速道路で移動すると思いますが、一番便利な京都南ICは高速から降りるのでさえ時間がかかります。
高速から降りてからも、ピクリとも車は動きません。
よって、京都南は諦めましょう。

京都東ICは京都南ICよりましですが、高速から降りてからは同様に動きません。
どうしても京都東を使いたい方は、山科や御陵辺りで駐車場を探し、電車に乗り換えるのがいいと思います。でも、多分空いている駐車場はほぼありません。

では、どこで高速を降りるのかというと、大津ICです。
京都南や京都東がいくら混んでいても、大津ICは普通に降りることができます。

実は、大津ICは京都東ICと4~5Km程度しか離れていません。
大津市内も混むことは混んでいますが、京都市内と比べたらなんでもありません。

大津ICを降りたら、カーナビを比叡山ドライブウェイの入り口(料金所)にセットしましょう。
大津ICからここまで、ハイシーズンでも40~50分程度だと思います。

もし、京都にお花見に行くのでしたら、比叡山ドライブウェイに行く途中にある三井寺(園城寺)をおすすめします。
京都ですと、桜の花より人の数の方が多いんじゃないかという場所もありますが、ここの桜は一見の価値があります。

比叡山ドライブウェイの入り口についたら、ドライブウェイには入らず今まで通ってきた道を真っすぐに5~10分進みます。信号はあっても1つか2つだったと思います。
山の中のぐねぐねした道をしばらく走ると、あら不思議、京都市内の北白川別当の交差点へ出てきました。
今まで進んできた道が御影通りで、交わっている道が白川通です。
ここからは、慈照寺(銀閣寺)や哲学の道が近く、歩いて行けます。
また、真っすぐ200~300m進むと京都大学です。

京都市内まで順調に入ってこられました。
京都東ICを使ったら時間帯にもよりますが、2~3時間はかかるかもしれません。

御蔭通りをさらに進むと京阪電車、叡山電車の出町柳駅に着きます。
でもやっぱり駅の近くの駐車場は空いていません。

そこで、白川通りか御影通りから1本~2本横道に入ってください。
最近はコインパーキングが増えてきたので、近くに空いているパーキングがかなりの確率であると思います。

出町柳の駅に近づけば近づくほど空いているパーキングは無くなるので、
周りの状況を観察しながらなるべく近いところで探してみてください。
街中に比べれば、はるかに空きのパーキングを見つけやすいと思います。

北白川別当の交差点から出町柳まで歩いても約1.8Kmです。
ここより西側でパーキングを見つければ、その分歩く距離は短くなります。

出町柳の駅に着いたら、あとは京都駅方面、比叡山方面、鞍馬方面にご自由にどうぞ。

また、絶対に車で観光地に行きたいという方は、大原、貴船、鞍馬方面が良いと思います。
北部の方はまだ車で移動できます。白川通りを北に向かって進んでください。
でも、目的地の手前から有料駐車場の看板が出てきて、近くの駐車場は大体満車です。
この辺りも見極めが必要です。

で、大原、貴船、鞍馬もいっぱいだったら、いっそのこと美山まで行きましょう。
美山は里山のかやぶき屋根の建物が多く残る場所です。
岐阜県の白川郷みたいな雰囲気です。建物はあそこまで高くないですが。
日本の里山の原風景が残っています。
こちらも混雑する場合がありますので、ご了承を。

また、ハイシーズンに京都のホテルに宿泊しようとすると、予約が取れないことが多いです。
こういうときも、大津のホテルに泊まりましょう。
大津駅から京都駅まで電車で10分ぐらいです。
私も以前京都のホテルが全く取れないときに、大津で良いホテルをとることができました。
京都在住の人に、大津でホテルを取ったことを話すと「そこまでするか~」というような目で見られました。

上記は京都付近のお話です。京都に着くまでに高速の渋滞も十分に計算に入れて行動してくださいね。

なお、上記は私個人の意見であり、このとおりになる保証はありませんので自己責任でお願いします。


丹後半島・舞鶴

丹後半島・舞鶴周辺

丹後半島および舞鶴周辺です。

この画像を作っていたら、なぜか葛飾北斎 富嶽三十六景の神奈川沖浪裏を思い出しました。

富岳三十六計 (著作権フリー画像を使用)

丹後半島が大きな波に、小島が波しぶきに、リアス式海岸が波の波頭に見えてしまいましたので、思わず色を少し海の色っぽくしてみました。
なんか、ダイナミックな感じです。

画像真ん中下のあたりに,「人」の文字の型に陸地に入り込んだ湾が舞鶴湾です。
舞鶴湾は入り口は約1Kmと狭いのですが、湾の中は広く右(東舞鶴湾)と左(西舞鶴湾)の湾に分かれています。
ここまで湾が山の中に入り込んでいるので、風の影響を防ぎ日本海側有数の港です。


天橋立

天橋立

天橋立は日本三景の一つである日本海に面した砂州です。
長さが3.6Kmほどあり、約7000本の松林が続いています。
天橋立は京都市内に続き、京都府の中で2番目に観光客の多い場所です。
近くの公園や展望台からの「股のぞき」で、海と山を反転させた景色を楽しんだり、竜が天に上る姿を想像して楽しんだりした方も多いのではないでしょうか。
南側の端で少し切れているため、湾内の海水は日本海の海水と入れ替わっているようです。


京都府は以上です。


今回の画像は国土地理院の数値標高モデルデータを編集・加工して使用しています。


今回はなんだかほとんど抜け道案内になってしまいました。
でも、本当に京都は何度行っても良いですよね。
私の家から京都まで車で1時間半ぐらいですから、少し気が向けば楽に行けます。
都心部にお住いの方の通勤時間ぐらいかもしれませんね。

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