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浮かぶ都道府県: 熊本県

今回は熊本県です。

浮かぶ熊本県

今回は熊本県の3D画像で地形を楽しみたいと思います。
「こんな形してるんだ~」と思って見て頂けると嬉しいです。
熊本県には阿蘇に代表される世界最大級の巨大なカルデラ地形が存在します。北東部(画像右上)の阿蘇山のカルデラ周辺は明らかに火砕流や溶岩が流れた痕跡が今でも残っているのがはっきりと確認できます。

熊本県南部に走っているのが九州山地です。こちらの方は国内でよくみる山岳地形です。カルデラ付近の火砕流が流れた地形との境界線がはっきりと分かります。

また、南部の九州山地の中に白く現れる平地が人吉盆地です。北西部の大きな平野と南部の急峻な山脈の対比も独特です。

阿蘇カルデラ

阿蘇カルデラは世界有数の大きさで、地表が陥没したことがよくわかります。また、カルデラ周辺の地形は火砕流の流れた後が画像からも確認できると思います。立体感を強調しているので、普段見る写真よりかなりリアルに感じられると思います。

実はこのnoteのヘッダ画像(GEO太郎プロフィールの横長画像)もこの阿蘇カルデラを使用しています。当初、日本人ならやっぱりヘッダ画像は富士山にしようと思って富士山の拡大画像を用意していました。しかし、富士山はあまりにもきれいな円錐なので、真上から見ると円形にしか見えず断念しました。日本全国いろいろ探したのですが、結局阿蘇の外輪山に落ち着きました。

阿蘇山(カルデラ内部)

阿蘇山は阿蘇カルデラの中に存在し、阿蘇五岳を中心にした東西に広がる連山です。ほぼ中心に見えるのが、火口見学ができる阿蘇山中岳です。噴火警戒レベルによっては立ち入りが禁止されます。
PCでご覧の方はクリックして大きな画像で見ていただけると雰囲気が伝わると思います。



九州山地と人吉盆地

南部の起伏の激しい九州山地の中に、突如平地が現れる感じがするのが人吉盆地です。大昔に湖だった場所で、水が無くなった跡のようです。



天草諸島

急峻な山林が続き、白い平野部分は少ないです。地形データには橋の情報が含まれていないので画像から確認することはできませんが、諸島といっても橋で熊本市側と繋がっています。


今回の画像は国土地理院の数値標高モデルデータを編集・加工して使用しています。この画像では地上60Km上空に熊本県が浮かび上がっています。

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