浮かぶ都道府県: 福島県
今回は福島県です。
まず、東の海岸沿いに南北に伸びる直線は本当に真っすぐに見えます。
こんなに分かりやすく長い断層が続く地形はとても興味深いです。
次に、中央部の猪苗代湖と会津盆地の2つの白い平野部に目をひかれます。すぐ北に磐梯山をはじめとする活火山が並んでいるので、平地と山間部のコントラストが楽しめます。
西側は越後山脈等の急峻な山間部が占めています
福島県の多くの部分はこのように起伏に富んでいるので、この「浮かぶ都道府県」では立体的にとても表現しやすい地形です。逆にひたすら平野が広がる地形は当然ですが苦手です。
私はこの福島県の地形画像を最初に見た時、一番初めに目についたのが東側の海岸沿いに南北にまっすぐ伸びた直線でした。人工的に作られたのではないかと思えるほど直線的なラインです。双葉断層という断層なのですが、初めて見たときに地形データの処理を間違えたのではないかと思ったぐらいです。
海岸部から少し内陸に入ると比較的なだらかな阿武隈高地が続きます。画像からは薄い緑色の全体的に低く盛り上がった高地が続き、険しい山は少ないように思います。
福島県中央部の盆地・低地で阿武隈川に沿って白く比較的平らな地形が広がっています。
なだらかな地形が続くので、東北新幹線や東北自動車道が福島盆地や郡山盆地を通り、関東と東北を繋ぐルートとなっています。
右側の白く広がる部分が猪苗代湖です。猪苗代湖の湖面と湖岸の標高差がほぼ無いので、境界が分かりやすいように湖面の標高を少し下げて段差をつけて表現しています。
左側の白く広がる部分が会津盆地で、会津若松が中心都市です。
磐梯山周辺には磐梯山、安達太良山、吾妻山といった活火山が集まっています。また、桧原湖、秋元湖、小野川湖といった湖が存在し、特徴的な地形となっています。この地域に観光地の五色沼湖沼群も存在します。(縮尺の関係でこの画像では見えにくいです)
今回の画像は国土地理院の数値標高モデルデータを編集・加工して使用しています。
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