おれのすきなところ①
いま、なんというかその、自己肯定感が高い。
生きている中で、鬱になって精神病院に担ぎ込まれたり、薬が合わなくて死にかけたり、躁になったり、いろいろあったけれども、なんだかんだおれは非常におれらしいというか、おれってこんな生き方しかできないな、そしてそれはコストパフォーマンスはしょぼいけど、胸を張っておれはやっていっているな、と言える。
おれは不器用だ
まあ不器用。手先も問題外レベルの不器用さなのだが、頭も不器用そのものである。器用に振る舞うという概念はおれの中には存在しない。常に粗相をしているという感覚がある。でも、粗相をして怯えながら時間が経つのを待つということがなくなった。やらかしたら詫びる。助けてくれたら礼を言う。そしてニコニコする。まっすぐ不器用に振る舞う。
おれの速度で考える
常に考える。すぐに答えを出さない。呑み込めない状態で言葉にしない。会話のスピードには乗り遅れることばかりだけれど、自分は、それでも考え抜くことの方が重要なんじゃないかと思っているし、そうでありたい。逆に、自分も逆の立場の時にじっと待ってあげたいと思っている。
おれは愚痴、陰口、悪口に乗らない
最近気づいたのだが、おれはこれらを心から嫌悪していて、その場では合わせておいた方がパフォーマンスがよさそうだ、という時にもうまくのることができない。そしておれは自分がそうであることを心から愛している。
とても素敵で、誇りで、自慢に思う。
まだ出てきそうなので題名に①をつけてみる。
なにはともあれ、おれは今最高におれらしいと思っていて、そこまで大きな変化の必要性を感じていないのである。
「自分が好きですか?」と問われた時には必ず、「好きも嫌いもないんじゃないんですかねぇ、ただそこにあるもの」といった感じで答えていたが、ちょっとばかし「好きだよ」と答えてみてもいいんじゃないのとも、思った。