産後の抜け毛をほとんどお金をかけずに克服した話(塩シャン+酢リンス)
筆者は3人の子供を全員高齢出産で出産しました。(39歳、41歳、44歳)
1歳の末っ子はまだ保育園に送っておらず、絶賛家庭保育中です。
産後はいつも抜け毛に悩まされて来て、まぁ今回もあるやろうとは思っていましたが、リアルアラフォーが直面したのは想像以上の抜け毛の大量発生でした。
シャンプーのたびにごっそりと髪が抜け、洗面所の排水口には見るも無残な毛の塊。
言うても抜けてる気がしてるだけなんちゃうんと自分に言い聞かせ、気にしないようにしていましたが、目に見えて髪のボリュームが減っていく。
育児に追われる日々の中、劣化の一途をどうにかちょっとでも食い止める方法はないかと調べ、たどり着いたのがほとんどお金かけずに頭皮環境を整える「塩シャンプー(塩シャン)」と「酢リンス」でした。
このシンプルなヘアケア方法が、私の抜け毛を改善するきっかけになりました。
塩シャンプーとの出会い
塩シャンプーとは、市販のシャンプーを使わず、お湯に塩を溶かした液体で頭皮を洗う方法です。一般的なシャンプーに含まれる化学成分が頭皮に刺激を与える可能性があるため、これを排除することで頭皮環境を改善できると言われています。
私は元々肌が弱く、布ナプキンや湯シャンなど、脱ケミに関心があり、実際に試したこともありました。
布ナプキンの話は高齢ながら3人の子供を自然妊娠で授かって出産しているので体と子宮の環境をより良い状態に保つのに有効だと実感しているので、いつか違う機会に記事を書いてみようと思っています。
湯シャンも同じく、34歳で結婚したあと、何度も流産を繰り返し、少しでも子宮環境を良くしたいと取り組んだことがあるので、明らかに抜け毛の改善に効果があることは実感していました。
ところが頭皮の臭いが気にならなくなるまで続けるには忍耐が必要で、やり始めては挫折してを何度も繰り返していました。
今回の抜け毛改善対策のため、また湯シャンに取り組もうと考えたのですが、調べていくうちにたどり着いたのが塩シャンプー。
実際にやってみた人のブログをいくつか読んでいくうちに湯シャンだけよりも頭皮がスッキリするとのことで最初は半信半疑でしたが、「試すだけなら」と軽い気持ちで始めることにしました。
塩シャンプーの具体的な方法
塩シャンプーはとても簡単です。
1. 塩水の準備
コップ1杯(約200ml)のぬるま湯に、天然塩を小さじ1杯程度溶かします。海塩や岩塩など、ミネラル豊富な塩を使うのがおすすめです。
私は台所で使ってる塩からはじめましたが、塩シャンプーのおかげで完全にケミカルシャンプーをやめられたので、そのうちもっと髪に良さそうな塩に変えようと思っています。
2. 塩水でマッサージ
頭皮全体に塩水をかけ、指の腹を使って優しくマッサージします。力を入れすぎず、円を描くように動かすのがコツです。
私はシリコン製の頭皮マッサージ器を愛用していますが、しっかり頭皮の汚れが揉み出せるような実感があるので興味のある方はぜひ使われてみて下さい。
3. お湯でしっかりすすぐ
塩分が残らないよう、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。
この方法をはじめは毎日していましたが、どうも頭皮が乾燥しているような気がしたので、今は2-3日に一度にしています。
塩シャンプーをしない日は湯シャンをしています。
酢リンスで髪のツヤをキープ
塩シャンプーをした日には、塩の成分を中和するために酢リンスを併用しました。酢リンスとは、お酢を使ったヘアリンスのことです。酢には髪のキューティクルを整え、ツヤを与える効果があると言われています。
酢リンスの作り方も簡単です。
1. コップ1杯の水に大さじ1杯の酢を加える。
私はダイエットのためにリンゴ酢を飲んでいたので酢リンスにもリンゴ酢を使ってみました。
そのうちリンゴ酢が切れたので、しばらく純米酢を使ってみたのですが、リンゴ酢よりも髪にベタつきが出るような感じがしたので、慌てて元々使っていたリンゴ酢に戻しました。
2. 塩シャンプー後の髪全体に酢リンスをかけ、1分ほどなじませます。
3. 最後にぬるま湯で洗い流します。
最初は酢の匂いが気になるかと思いましたが、乾かすとほとんど気にならず、むしろ髪がサラサラになりました。
塩シャンと酢リンスを続けた結果
塩シャンプー(と湯シャン)と酢リンスを1カ月ほど続けたころ、抜け毛の量が明らかに減りました。排水口の毛の量が目に見えて少なくなり、髪全体のボリュームも徐々に戻ってきたのを感じています。
かゆみや乾燥といった頭皮のトラブルも改善しました。
何より嬉しかったのは、抜け毛を気にしなくて良くなったことと、子供たちを連れてお風呂屋さんに行ったときも自分のシャンプーを持って行かなくてもいいこと。
子供たちの荷物だけでも重いのに、自分のものは小さな頭皮マッサージの器具とクレンジングミルクだけで済むことが本当に楽で最高です。
シャンプーを使っていた頃は、お風呂屋さんに行っても、小さな子供たちが走り回って怪我しないように、シャンプーやトリートメントを持っていっても自分はろくに洗えもせず、癒されに行ってるのか、ストレス溜めに行ってるのかわからなかったんですよね。
産後の髪の悩みが少しずつ解消されることで、気持ちに余裕が生まれました。
塩シャンと酢リンスを取り入れる上での注意点
このケアを実践する中で気をつけたことは以下の点です:
• 塩分濃度を濃くしすぎない
塩が強すぎると逆に頭皮が乾燥してしまうため、お風呂場に塩シャン専用の小さな容器と軽量スプーンを置いて適量を守っています。
• 酢の使用量を調整
酢の濃度が高すぎると髪や頭皮に刺激を与える場合があるため、少量から始めました。
• 髪質に合わせて頻度を調整
髪や頭皮の状態を観察しながら、自分に合ったペースでケアを行いました。
顔の皮膚と同じように頭皮を乾燥から守ることも大事だと気づいたので、最近は頭皮専用のローションを使って保湿も始めたのでますます髪の調子がいいです。
まとめ
産後の抜け毛は出産を経験したほとんどの女性が抱える悩みだと思いますが、塩シャンプーと酢リンスというシンプルな方法で、私は乗り越えることができました。
実は夫も頭頂部の抜け毛に悩んでいるようなので、おすすめしたいんですが、半信半疑のようで試してくれません。(いつかもっと私の髪がきれいになったらきっと試してみてくれると信じています。)
この方法はコストも低く、化学成分を避けたい方にもおすすめです。
シャンプーやトリートメントにお金が掛からなくなったので、その分のお金で何か違うものを考えています。
今はノンシリコンシャンプーやSNSで専門家の方が髪質や頭皮の状態改善のために有効な情報もありふれていると思います。
実は私もこの方法に出会う前は頭皮に良いと思ったトリートメントをいくつも試したりして、完全にジプシー状態でした。
そういった意味では時間も節約になったと言えると思います。
産後の特に自分の時間なんか悲しいほど見つけられないときに、この方法はほとんどお金も時間もかけずに試すことができます。
もし産後の抜け毛に悩んでいる方がいたら、ぜひ一度試してみてください。