【ロック】仕事をしない表現者【ポップス】

はいこんにちは。
舞台の公演とライブイベントが終わってから謎の体調不良を患った作詞家、藤橋です。
数字の取り纏めが嫌すぎました。
小さい規模でやっているうちはまだ良かったのですが、そろそろほんと数字のことやってくれるアシスタントを決めないと身の安全に関わります。

恒例の自己紹介はこちら。

さて、今日のテーマは
アーティストのターゲットについてです。

みなさんの周りにもいませんか?

「とにかくたくさんの人に聴いてほしい」
「一人でも多くの人に届けたい」
「全ての人を笑顔にしたい」

みたいなことを言う表現者さん。

これね、
言って良いのはトップのスターだけなんです。

なぜか。

チャンピオンの戦い方とそれ以外の戦い方は全く違うからです。

要は、
売れてないのに売れっ子みたいな戦い方をしても、どこにも届かず中途半端で終わる
ということなんです。

「とにかくたくさんの人に・・・」みたいなことを言い出した時点で、
その人は考えることを放棄していると捉えられます。
よほどの幸運に恵まれない限り、上がり目はありません。
(一部の天才は除きます。)

当たり前ですが、
特にフリーで活動しているアーティストにとって
戦略を考えるのはごく普通の仕事の一環です。

どうやったら売れるのか?
そのためには何を主軸にブランディングするべきか?
毎日何をどれだけやれば良いか?

これを実践している人、どれだけいるでしょうか。
ちょっと疑問を感じる昨今です。歯痒い。
考えていない人は、仕事していない人です。

話は「ターゲット」に戻ります。

自分のターゲット(=メインの客層)について考えたことはありますか?

ここは、より具体的にイメージしましょう。
年齢、性別、属性、職種、考え方、生い立ちや家族構成なんかまで考えます。具体的であればあるほど良いです。

そして、自分の作品で、そこ「だけ」を刺しにいくのです。
他には刺さらないけどそこ「だけ」に刺さる表現は何だろう?と
ひたすら考えるのです。

超ざっくりですが、これが売れるための一丁目一番地だと思います。

ここから他との差別化や自分らしさが作られていき、
ブランディングに繋がります。
そして、〇〇と言ったら△△さん!くらいになれたら、あとはライバルのいない海をスイスイ泳いで行けば良いのです。


では、ここからはロックの話をします。

音楽のジャンルとリスナーの性格について調べたところ、
スコットランドの大学の研究チームが2008年に発表している研究がありました。

世界中の3万6,518人を対象に104の音楽ジャンルから好きなものを選んでもらったうえで性格を調査し、
13の音楽ジャンルとそれに付随する性格をまとめたもので「音楽の好みと性格は密接に関係しているのではないか」と報告している とのこと。

詳細は省きますが、
ロック好きの特徴として挙げられた性格が
自尊心が低い、クリエイティブ、勤勉でない、内向的、紳士的、穏やか
だったそうです。

なんとなく、言われてみればそんな気もしますね。
ぼくは全て当てはまります。

ちなみに、対極に位置するのが「人気のポップス」好きの性格でした。
自尊心が高い、クリエイティブでない、勤勉、外向的、紳士的、穏やかでない
が特徴だそうです。
ぼくはほぼ当てはまりません。

これだけ見ても
ターゲット設定が大切だということがよく分かりますね。
「全ての人に好まれる」音楽を作るのは無理なんです。

ターゲットを細かく設定したら、あとは刺しにいく作業です。
めちゃくちゃ考えましょう。

具体的にどのように刺すか、
そのあたりの考え方はまたの機会にご紹介します。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。

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