【やる理由】応援の心理【やらない理由】

はいこんにちは。
昨今のトランプさんの言動に胸がスカッとしている作詞家の藤橋です。
良し悪しはさておき、とにかく「判断する」「素早く実行に移す」サマが痛快です。
大好きな漫画の「ドンケツ」にも似たようなくだりがあります。
北九州ヤ○ザの漫画ですが、ある一人のカリスマが出所したことで大抗争が終わるという、なんとも今の世界情勢に似ている感のあるお話です。
気になる方はぜひ読んでみてください。

恒例の自己紹介はこちら。

さて今回は、
「最初の一歩はその道の半分に値する」という話です。
どこかでも書いた気がしますが、もう一回。

仕事柄たくさんの人を見てきた自分の眼から、「今」見えている真実を書きます。
採用やマネジメントにおいても活用できる箇所があるかも知れません。

全くの個人的な意見ですので、暴論に見える部分もあるかと思いますが
まぁご了承の上でお読みください。
興味のない方はポケポケ起動してダークライの倒し方でも考えててください。

「今やらない」理由は無限にある

まず、これが大前提です。
「今やらない」の判断は、ヘソのゴマを取るより簡単にできます。
気が向かない、タイミングがベストではない、ツールや人材が揃っていない、など。
その気になれば何でも理由にできますよね。

それに対して、「今やる」理由の、いかに乏しいことか。
これは毎度、何かを始めようとするたびに感じます。
つまり、どれだけ時間をかけたとて、常に乏しいのが「今やる」判断材料です。

そして、たいていの場合、その理由は「自分がやりたいから」に帰結します。
一見、誰も納得しない理由です。けど、それで良いんです。
なぜなら、人は人の気持ちに乗っかる生き物だから。

「人の気持ちに乗っかる」って?

まず、あなたが「今やらない判断」をした時に、
「そうだよねー」と言ってくるやつとは即座に友達やめましょう。
何も生まない人間関係に意義はありません。
何か一つでも「今やる」メリットを提示してくるやつ、こいつは友達です。

さて、「気持ちに乗っかる」についてですが。

とかく、人は頑張っている人に自分を重ね合わせて応援したくなる生き物なのです。

例えば甲子園。
自身の母校とか出身地に関係なく、弱小チームの懸命なプレーや悲劇のヒーローに心を打たれて応援した経験のある人は少なくないはずです。
ほとんどの人にとって、その選手がどうなろうが何の関係もないはずなのに、です。
心理学で言うアンダードッグ効果というやつですね。
判官贔屓とも言います。

また、アイドルを例にとっても。
詳しく知らないけどなんか人気ある人って、ちょっと注目しちゃいます。
そして「何か理由があって人気になっているはずだ、すごい人に違いない」という心理が働きます。
心理学で言うバンドワゴン効果です。
ミーハーとも言います。

こんな効果も相まって、
なんか知らんけど裸一貫で頑張り散らかしてるな、あいつ
となると応援してやりたくなるというものです。

「今やっていないけど、いつかやりたいと思っている」だけの人に、
この気持ちは湧きにくいですよね。
むしろこのケースだと自分にメリットのある話でしか人は動きません。


「今やる」ということ

何の準備もないけど、やろうと思った瞬間に一歩踏み出してしまった。

こんな人、確実に準備不足ですよね。
ひのきの棒でバラモスを倒そうとしています。

ですが、意外なことに
こんな人ほど重要な情報や人材に恵まれるのです。

なぜか。

水は上から下にしか流れません。
情報もそうです。
「知っている人」から「知らない人」にしか流れません。

また、「知ってる人」が、相手を「知ってる人」と判断した場合も、情報は流れません。

つまり、「知らない人」でいるということは、重要な情報に触れる機会が多いということです。

そして多くの場合、人材は情報とともに流れます。

前述の「応援したい」という気持ちも相まって
いつの間にか、ヘタな経験者以上に必要なツールが揃っている状況ができあがるのです。

これが、とにかく最初の一歩を踏み出してしまうメリットです。


信用するべき人、するべきでない人

人の「やろうと思っている」を信用してはいけません。
むしろ、それはやらない宣言である、と捉えた方が無難でしょう。
無駄な会話です。時間泥棒です。

「やりたくて手始めにこれやってみたんだけど、この先どうすれば・・・」
こんな人が信用に値します。

一見メチャクチャに見えますが、とにかく最初の一歩を踏み出しているという一点だけをもって、この会話に価値があると判断できます。

例えばあなたが人材採用の面接官だったとして、面接現場で必ず見るものは何ですか?

そう、履歴書ですね。

履歴書に書かれている事実は「やったこと」です。
「やりたいと思っていること」は事実ではありません。ここを信用してしまっては、世の中が内定者だらけになります。

「御社に入社した後こんな風に活躍するために、こんな努力してきちゃいました!」みたいな人を採用したいですよね。


なぜ「その道の半分に値する」のか

最初の一歩に、なぜそれだけの価値があるのでしょう。

それは、ほとんどの人が踏み出さない(もしくは踏み出すのが遅い)からに他なりません。

何をやるにしても、競合は存在します。
横並びの中で、どうやったら頭一つ抜け出せるか!を永遠に考え続けるのが仕事です。

「グレートなアイデアを出す」とか「急にめちゃくちゃ凄い人脈を築く」とかは、誰にでもできることではありません。
ですが、「やり始める」ことは誰にでもできます。

おそらく一番簡単な競合との差別化でしょう。



まとめると

綿密に計画を練って、それ通りになった
という話を聞く機会もあると思います。

ですが、計画通りにうまくいったケースの裏には
計画したけどうまくいかなかったケースが1:100くらいで存在します。(当社比)

「うまくいった」の話って、大半が結果論ではないかと疑っています。個人的にね。
あと、どんなに緻密な計画を作っても、想定外のことは起きます。
だったら何も考えず踏み出しちゃう方が合理的と言えるのではないでしょうか。

とても主観に満ちた暴論チックな意見でしたが、多少でも共感していただけましたでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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