【売れたい】たった一つの大事なこと【売れたくない】
はいこんにちは。
周りの人が売れていくので遊べなくなってしまうのが寂しい、と愚痴をこぼした作詞家の藤橋です。
その愚痴を某お笑い芸人さんに聞いてもらったのですが、彼もまさに同様の状況で、
しかも次売れるはどうやら彼の番のようです。
「寂しいのと嬉しいの、どっちの気持ちが大きいですか?」と尋ねたら「嬉しい」と即答していました。こういう人が売れるんだな、と思いました。
恒例の自己紹介はこちら。
さて、冒頭にも書いたとおり、
自分がエンタメ系のプロデューサーとして仕事をし始めてから、
何人もの「売れていく人」を見送ってきました。
その反面、残念ながら活動を辞めてしまった人や、関わりを切ってしまった人もいます。
ぼくは立場的に、この人たちの違いを客観的に見ることができますので、
そのあたりで感じたことを一つだけ書いてみようと思います。
題して
売れる人ってどんな人?パート1!です。
前もなんか書いた気がするけどドンマイです。
まず、「売れる」とはどういうことでしょうか?
色んな見方ができますが、ここでは仮に、
「社会に放っておかれない人」=売れる人、としましょう。
では放っておかれないってどういうことでしょう?
人間の心には返報性というものがあります。
簡単に言うと、やられたことをそのまま返したくなる心理です。
何かしてもらったら恩を返す。嫌なことをされたら攻撃し返す。
ざっくり言うとこのようなことです。
つまり、
周りを放っておかない人=放っておかれない人
とも言えるということです。
誰がどのようにチャンスを持ってきてくれるか全く分からない時代です。
そんな中で、周りを放っておく人に良いチャンスが継続して訪れるでしょうか。訪れません。
ぼくが見る限り、売れていく人は必ず「お礼」を大切にしています。
また、全体のために頑張る気持ちを持ち合わせています。
自分の周りのことで言うと、
たとえば番組に出演してもらった後、売れていく人からはきっちりお礼の連絡をいただいたり、後日お会いした時も「先日はありがとうございました」から始まることが多いです。
お礼を言いたいのはこちらも同じですので、ポジティブで明るい雰囲気から場が始まる形になります。当然、全体にとってもプラスの影響が出ます。
このような人のことは、
他の誰かがキャスティングに困って相談してきてくれる際に、真っ先に思いつきます。
また、何か新しい企画が立ち上がる時も、真っ先に出演者の候補となります。
この心理の連鎖が、結果的にその人を「売れる」ところまで運んでくれるのでしょう。
まぁ、当然と言えば当然ですね。
最悪なのが、お礼を言わないどころか、「やってあげた」感を出してしまう人です。
「仕事だから仕方なく」感を出してしまう人もダメですね。
それはさすがに気持ち良くないので、キャスティングする側としては、次から候補にもしなくなります。放っておかれるのです。
ぼくくらいの規模でも、そのような人と縁を切った経験がいくつもあります。
どんな仕事でもそうですが、
自分の周りには同じレベルの競合がたくさんいることを忘れてはいけません。
その中でいかに「放っておかれないか」が大切であり、そのためには周りを「放っておかない」ことを心がける必要があるということです。
売れていく人たちは、ここを大切にしているように見受けられます。
頑張って周り全体をハッピーにしようとする人なんかは、まさにこの典型です。
ハッピーにされた側は、ハッピーを返したくなります。
心のどこかで、「何かこの人のためにできることはないか」と考えるようになるのです。放っておかれないのです。
それが結果として新しいチャンスを呼び込み、「売れる」に繋がっていきます。
センスや素養、運や実力、巡り合わせや環境、色んな要素があって売れるのでしょうけど、
その中で自分に今できることは何でしょうか。
それをちゃんと考え、シンプルなことに対して手を抜かずに実行している人を見ると、
「この人って売れるんだろうなぁ」と思ったりしています。
特にお礼なんかは原価ゼロでできる簡単で効果的なプロモーションなのに、
やらない理由がわかりませんね。
書きながら、自分も頑張ろうと思いました。
今回はとても簡単なことをお伝えしてみましたが、
次はもうちょっと技術的なことも書いてみようと思います。
またいつの日か!たぶん!たぶんね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではでは。