医療系にデザインを組み込めるアイデアありませんか。 #15
最近、デザインに関する記事や本をよく読んでいます。
それはどれも、アイデアを出す〜とか、見やすい〜といったようなものばかりです。
※ここでいうデザインとは広義の意味で、行動変容のデザインからクリエイティブなものまで含みます。この記事に限っては、どちらかというと”クリエイティブ”的なニュアンスの方が近いです。
(意味ちがくね?という指摘があるかもしれませんがそっとしておいてやってください笑)
ただ、薬学部に4年間通っていると、必然的に将来は医療系に進むことになるのだとは思いますが(他の領域に飛び出すのが怖いだけ)、その知識は必要ないような気がしてくるのです。
将来役に立ちそうなものだけを摂取しがちな現実志向の自分にとって、あまり関わりのないデザイン系の文章を読むことは(自分でも)非合理であるような気がします。
それでもそのような文章を読んでしまうのはなぜでしょうか。
それはおそらく、読んで”しまう”という文脈からも分かるとおり、
そういう類のコンテンツが自分は好きなんだと思います。
将来自分は医療福祉に関わる人間として、病院につとめて医療知識と技術を十分に蓄えた後に、地域薬局などで地域住民の方の医療に貢献できたら良いななんてと思ってたりしますが、そこにデザインが入る余地はないような気がします。
(それは、新しいことをやる隙間が医療には少ないと思ってるということで、おそらく、まだ学生の自分には課題が見えていないだけだと思うけど..)
でも、医療福祉の分野は、創造性とは割とかけ離れたところにあり、それを組み合わせる必要もないと思うのですが、私はその二つをどうにか融合できないかと考えているわけです。
それは、社会をどうにかしたいとかそういうことではなくて、単に自分が入”医療”と”デザイン”の両方をやりたいから。
目的なしにやりたいこと、しかも漠然としたものを掲げて行動するというのは、なんとも理に適ってないし、世間から見たら「なんだこの社会を舐めた学生は」と思われてしまうかもしれません。
でも、私はこの意識をどこか頭の片隅にでも入れて、いつの日か両立させることができるように、どんなことができるかなと考えながら日々を過ごしています。
”できない”と諦めるのではなく、少しずつでも考え”続ける”こと、
それだけでも将来は少しずつ変容すると思って。
ひとつ思いついたことによって、 これがうまくいく、あれもうまくいく‥‥。 それが「いいアイデア」であって、 そういうものを見つけることこそが、 全体を前進させ、ゴールへ近づけていく。
ー宮本 茂(ゲームプロデューサー)